映画レビュー一覧(あいう順)映画レビュー一覧(年代順)待機・予定作品B級映画を創ろう!準備中

2017年03月18日

シング

今晩は、お前たちの夜だ!
SING / DELUXE EDIT
2016年(SING)製作国:
監督:ガース・ジェニングス原作:
製作:クリス・メレダンドリ、ジャネット・ヒーリー製作総指揮:
脚本:ガース・ジェニングス撮影:
音楽:グレゴリー・パーカー、ACEamazon.co.jpで詳細を見る。

ストーリー
かつての栄光もすっかり地に落ちてしまっているムーン劇場の支配人、バスター・ムーン(声:マシュー・マコノヒー、内村光良)は、劇場を立て直そうとある企画を立ち上げました。
それは、歌唱オーディションを行い、選抜された彼らを使ってコンテストを大々的に行うといったものでしたが、その募集チラシが秘書のミス・クローリー(声:ガース・ジェニングス、田中真弓)のミスによって、なんと賞金が二桁アップの10万ドルもの大金に!
当然のように、たちまち町中から歌自慢が集まりました。

審査の結果、勝ち残ったのはネズミのマイク(声:セス・マクファーレン、山寺宏一)、ブタの主婦であるロジータ(声:リース・ウィザースプーン、坂本真綾)、同じくブタのグンター(声:ニック・クロール、斎藤司)、ゴリラのジョニー(声:タロン・エガートン、大橋卓弥)、ヤマアラシのアッシュ(声:スカーレット・ヨハンソン、長澤まさみ)等々…そして歌手ではなく道具係として採用されてしまった、気弱な象のミーナ(声:トリー・ケリー、MISIA)たちでした。

バスターは、間違った賞金の事を隠しながら、なんとかなる!と本番のコンテストに向けて皆の訓練を始めるのでしたが、それぞれの家庭の問題も加わり、難問続出。彼はお金の工面の為に友人のエディ(声:ジョン・C・ライリー、宮野真守)の祖母であり、トップスターでもあったナナ・ヌードルマン(声:ジェニファー・ソーンダース、大地真央)に話を付け、彼女に対してのリハーサルを行うことにするのでしたが。

映画レビュー
オススメモアナと伝説の海」に引き継続きCGアニメーションを鑑賞しました。最近は字幕版がないので、これまた吹替え版です。
ズートピア」と同じで人間は出ず、動物たちが普通に生活している世界ですが、変わっているのは魚、昆虫なども共存しているところですね。イカ・レストランに行ったシーンもありましたけど、あれはイカを食べるレストランではなくって、水槽で踊っているイカを鑑賞するレストランだったのではないかと思います。(^^;

というのは、おいておいて…。
ストーリー的には、ポンコツが特訓や悩みなどを解決しながら成功するという、よくある定番のサクセス・ストーリーですが、動物ならではの行動や、豚さんならではの25人子供対応、ヤマアラシの棘などをまじえつつ、楽しいものに仕上がっていると思います。

いろいろな問題がきっちりと解決して、まとまってしまうのは、ご都合主義の塊でもあるんですけど、やっぱりこういう作品ではハッピーエンドがうれしいです。この作品では、みんなが主人公ですね。
でも最近は、なんですねー。CGアニメーションの方が感動する場面が多いですよね。(^^)

チェックポイント
【ここがいい!】
・各キャラの悩みが解決するところがやっぱりいいですね。ロジータがダンスに目覚めるところ。アッシュが自分の歌を作るところ。ミーナが吹っ切れて歌うところなど、音楽と相まって感動します。
・ジョニーのお父さんが、TVを観て思わずジョニーの事を叫び、その自分の言葉にはっとするところ。
・アッシュの棘が飛びまくるところ。さらにラストでの停止ポーズから客席を窺うところは「バック・トゥ・ザ・フューチャー」のマーティの演奏そっくりで笑っちゃいました。
・プレの時のイカたちの演出が良かっただけに、その後の崩壊があまりにも悲しかったです。
・ラストのコンサートが全員とてもいい!
・洗車って…あれがこの世界では定番!?

【ここは問題かな?】
・こういうパターンは好きなんですけど、やっぱり、定番かな。(^^;;;
・マイクはあの後どうなったんだろう?

【一言いいたいコーナー】
・バスター、あまりにも楽天すぎます!
・マイク、あまりにも自己中(ネズミなだけにチョウ?)です!でもネズミの「マイ・ウェイ」は良かったです。(^^;
・吹き替えに関しては、みんな合っていてよかったです。斉藤さんのグンターさんだぞ。もあって面白かったですけど…本当のところ個人的には、本来にないセリフは入れてほしくはなかったりします。
・ミス・クローリーの吹き替えは田中真弓さんでしたが、字幕版ではなんと監督が声を当ててます!
Number883・2016年制作ですが、日本での公開は2017年3月17日です。

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posted by 白くじら at 21:48| Comment(0) | TrackBack(0) | CGアニメーション | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年03月17日

モアナと伝説の海

何故、私が選ばれたの?
ジ・アート・オブ モアナと伝説の海:THE ART OF MOANA (CHRONICLE BOOKS)
2016年(MOANA)製作国:アメリカ
監督:ロン・クレメンツ、ジョン・マスカー原案:ロン・クレメンツ、ジョン・マスカー
製作:オスナット・シューラー製作総指揮:ジョン・ラセター
脚本:ジャレド・ブッシュ撮影:
音楽:オペタイア・フォアイ、マーク・マンシーナ、リン=マニュエル・ミランダ、日本語版ED「How Far I'll Go」加藤ミリヤamazon.co.jpで詳細を見る。

ストーリー
一つの伝説がありました。
それは…世界の始まりは海だけでした。そこに女神島テ・フィティが誕生します。女神の「心」は命を生み出すことができ、人々はその力を欲しがりました。その中の人であり、風と海の神でもあるマウイ(声:ドウェイン・ジョンソン、尾上松也)が「心」を奪ってしまいます。たちまち崩れ始まるテ・フィティ…そこからは恐ろしい闇である大地と炎の悪魔テ・カァが現れマウイとの戦いが始まりました。神からの贈り物である釣り針で変身できるマウイでしたが、その戦闘の中、釣り針、そして「心」は海底深く落ち消えてしまうのでした。
闇は広がり始めやがて世界を覆ってしまいます。しかし、やがて珊瑚礁を越え「心」をテ・フィティに返す者が現れ世界を救うと…。

モトゥヌイ島に住む村長の娘モアナ・ワイアリキ(声:アウリイ・クラヴァーリョ、屋比久知奈)は、幼いころからこの伝説を聞き珊瑚礁の向こうに広がる海に強い関心を抱いていました。しかし、村の掟により出ることはできませんでした。
しかし、ある時、村の植物が枯れ果て、魚も採れなくなってきます。
モアナは珊瑚礁の向こうになら…と考えますが父の反対にあいます。その夜、おばあちゃんのタラ(声:レイチェル・ハウス、夏木マリ)から最後の伝承を聞き、村の洞窟にある秘密を知ります。
タラはモアナが子供の頃に海に愛され、選ばれたことを知っていたのです。そしてモアナはついにおばあちゃんの力の手助けで珊瑚礁の向こうへと船を進めるのでした。
目的は天空に輝く釣り針の星の下にいるというマウイを探し出し、「心」をテ・フィティに返すため…そう、今、冒険が始まるのでした。

映画レビュー
オススメやっぱり冒険活劇はいいですよねー。大好きです。(^^)
しかも海洋モノはもっとも好きだったりします。

この冒険ではモアナ(ニワトリのヘイヘイ付)とマウイの2人が、最初はいがみ合う2人が次第に信頼しあい協力していくさまが描かれていますが、その過程において、協力しなければならない境遇になったり、モアナがそう仕向けたり、絶縁状態に落ちたりと感情の起伏が凄まじい。そんな中、モアナの頑張りには目を見張りますが、それでも襲ってくる境遇についに絶望が…そして登場する○○…そんな時に流れる「How Far I'll Go」が心に染み入ります。

チェックポイント
【ここがいい!】
・おばあちゃんのタラのタトゥーがモアナを助けて珊瑚礁を突破する場面。このことによってタラの運命も判るわけですが、映像も美しく感動しました。
・マウイのタトゥーにはミニ・マウイが存在していて動きます。喋ったりはしませんが、これこそがマウイの本心である事が面白いです。さらに今まであったいろいろな事が自然とタトゥーになるということが、このラストのオチの一つにもなっています。
・釣り針がうまく使えないマウイのサメ姿。(^^; この変身中には「アナ雪」のトナカイも出てますね。
・ココナッツ海賊、怖すぎ!
・ニワトリのヘイヘイがここまでギャグ担当するとは!
・貝殻、サメ、水温、ヘイヘイ、過去の船団など、多くの伏線の回収はさすがディズニーです。

【ここは問題かな?】
・問題という訳ではありませんし好みの問題だと思いますが、やっぱり歌はオリジナルの方が好きですね。吹き替え版も好きなんですけど、やっぱり元々が日本語向きに作られているわけではない為か違和感があります。これは他のミュージカルもそうですけど歌には違和感が。ただ、歌の部分だけをオリジナルにしている日本語版の場合、どうしても吹き替えの人の声ではないので、また別の意味で違和感が…ということで難しい問題ですけど。
つまりオリジナルの字幕版を観ればいいじゃん!ってことになりますけど…吹き替えしか上映されていないんですよね。(@o@)
・ちなみに吹き替えに関しては問題なしで、強いてあげればお父さんがちょっと下手だったかな。(^^;

【一言いいたいコーナー】
・同時上映ショートショートは「インナー・ワーキング」。こっちも面白いです。
・「リトル・マーメイド」の監督だけあって、ラスト、エンドロールの最後にも面白いオチがありますので、最後まで席を立たないようにしましょう。
・国によっては「モアナ」が商標登録されていることもあり、スペインではバイアナ、イタリアではオセアニアに変更されたとか。
Number882・2016年制作ですが、日本での公開は2017年3月10日です。

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posted by 白くじら at 22:28| Comment(0) | TrackBack(0) | CGアニメーション | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年03月12日

からくりの君

父上は人形を操る私には…やさしかった。
からくりの君 [VHS]
2000年製作国:日本
監督:高谷浩利原作:藤田和日郎
製作:加藤俊三製作総指揮:
脚本:宮下隼一撮影:西山仁
音楽:和田薫amazon.co.jpで詳細を見る。

ストーリー
戦国時代、ある娘が山道を大きな行李(竹などで編んだ箱)をせおって歩いていました。彼女は狩又貞義の軍に滅ぼされた文渡久重の末娘、蘭菊(声:矢島晶子)…忍の達人加当を尋ねてやってきたのですが、その家は荒れ果て誰も…いや、声が聞こえました。
それは狩又の城から逃げてきた下人の睚弥三郎(声:若本規)でした。

2人が話をする間もなくその場に現れたのは忍者集団…弥三郎を追ってきたこの者たちは「死なずの忍」と恐れられている狩又の忍でした。
一斉に飛びかかる忍の群れにもう逃げ切れないことを悟った瞬間、行李の中から一振りの刀が現れ、忍の刀を食い止めました。
驚いたことに行李から現れたのは巨大な鎧武者「太郎丸」だったのです。
動こうとした弥三郎は、目の前に光る細い糸に気付きます。
それは鎧武者と娘を結ぶ無数の糸…鎧武者はからくりで動いていたのです。驚く中、鎧武者は死なずの忍を圧倒的な力で倒し、指揮していた忍は姿を消しました。



娘は言いました。
自分の国を滅ぼした狩又貞義(声:中田浩二)を討ちたいと…そのために自分に雇われ人形を操っている自分を守って欲しいと…。
こんな世間知らずの娘のことなど知るかと一度は断り、さらに報酬だけを頂こうと考える弥三郎でしたが、人形を作るために実の親に背中の皮を剥がされた娘の本当の目的を知り、彼の心が揺らぎます。
そして…白装束に身を固めた蘭菊と弥三郎は狩又貞義の城へと討ち入るのでしたが…。



映画レビュー
オススメ「うしおととら」「からくりサーカス」「月光条例」などで有名な藤田和日郎原作の短編アニメーションです。
人形を作るために生皮を剥がされるいう壮烈なる過去を背負った娘の敵討ちですが、この作品ではそれだけではなくその人形を壊すことにより父への復讐をも描かれます。
まだ世間知らずな娘にしか見えない蘭菊ですが、父、人形、仇という複雑な思いが交差してて押しつぶされそうに…それを支える弥三郎…彼の「お前は父親のあやつり人形じゃないぞ」という言葉が胸を打ちます。
わずか42分ながら藤田節全開の作品でした。

チェックポイント
【ここがいい!】
・圧倒的な戦闘シーンがとてもいい。3体の使い方がちょっともったいないような気もしますが、蘭菊の本当の願いが分ると、それも納得です。
・時折見せるギャグのシーンが「うしおととら」を思い出しますね。
・蘭菊の心情。仇という名に隠された本当の意味が解る部分。

【ここは問題かな?】
・グロいシーン多しです。特に子供の生皮を剥ぐなどと言うのは恐ろしすぎるので、鑑賞時には注意が必要です。
・よく、からくり糸が絡まないものですね。(^^;

【一言いいたいコーナー】
・この話をきっかけにからくり人形が「からくりサーカス」で爆発したのでしょうか。
Number881・是非、この作画レベルで「からくりサーカス」を観てみたいものです。

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タグ:藤田和日郎
posted by 白くじら at 14:50| Comment(0) | TrackBack(0) | アニメーション | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年03月09日

炎トリッパー

「17歳よ」「行き遅れじゃねぇか!」「なっ…!」
高橋留美子傑作短編集―〈保存版〉るーみっくわーるど (2)
1986年(ファイヤー・トリッパー)製作国:日本
監督:高橋資祐原作:高橋留美子
製作:小学館、スタジオぴえろ、小学館プロダクション、オービー企画製作総指揮:
脚本:金春智子撮影:藤田正明
音楽:宇佐美廉、奥慶一、オープニング「予感」エンディングテーマ「パラドックス」歌:秋元薫amazon.co.jpで詳細を見る。

ストーリー
戦国時代、火事で死に直面したまだ幼い少女のすず(声:島本須美)は、未来へとタイムスリップし、丁度通りかかった夫婦に保護されます。
すずは持っていた鈴から涼子(すずこ)(声:島本須美)と名付けられ、やがて高校生、17歳に成長しました。



そんなある日の夕方、近所の小さな子、周平(声:田中真弓)と共にガス爆発事故にあいました。
気が付いた涼子は、そこが戦国時代の、それも合戦跡と知って愕然とします。そしてわけのわからぬまま野盗に襲われ、危ないところを宿丸(声:水島裕)に救われるのでした。



宿丸は近くの村を守っていた若者で、涼子を嫁として連れてきたのですが、服を見繕っていた時に周平が着ていた服を発見し、彼もまた同じようにタイムスリップしていることを知ります。
宿丸と共に周平を探す毎日、少しずつお互いに気になる存在になっていくのでしたが、ある日、宿丸の妹すずが自分と同じ鈴を持っている事を知るのでした。

そんな時、宿丸たちが涼子を助け野盗の上前を撥ねていたことから、野盗の襲撃が始まるのでしたが…。

映画レビュー
ちょっとオススメ「るーみっくわーるど 炎トリッパー」のタイトルで、高橋留美子作品では初めてOVA化されました。
後の作品「犬夜叉」の元になったとも言える作品ですが、魔物のような生物は登場しません。
高橋留美子全盛期の作品であり、作風、ギャグの展開などは「うる星やつら」ファンのみならず受けると思います。
時間も48分と短めなので、テンポも速いのに、結構どんでん返しもあってオススメです。

チェックポイント
【ここがいい!】
・相変わらずのボケとツッコミのタイミングがいいですね。
・登場人物が少ないため、双方向のタイムスリップ関係者が解りやすいです。これは後々のどんでん返しの伏線にも関わってきていて、慣れている人には簡単に解るかもしれませんけど。(^^;

【ここは問題かな?】
・ガス爆発を回避させようという思考がないんですね。結構この爆発って死んでいる人が多い最悪的な事件だと思うんですけど。過去、いや未来は変えられないということかな。
・タイムスリップものなのですが、その時代とのギャップがほとんどないのが残念です。
・タイムスリップ後の時代や時間は双方ともにちょっとご都合主義かな。子供の頃に比べると…次第に慣れてきているのかな。

【一言いいたいコーナー】
・両親に置手紙くらいはしておきましょう。
・こういう作品には多いのですが、どこが始まりなのかよく解らなかったりして。(^^;
Number880まぁ、ニワトリとタマゴ、どっちが先なんだ?ってのですね。

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posted by 白くじら at 21:17| Comment(1) | TrackBack(0) | アニメーション | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年03月05日

魔人ドラキュラ

本当に死ねるなら、死は喜ばしいことです。
魔人ドラキュラ [DVD]
1931年(DRACULA)製作国:アメリカ
監督:トッド・ブラウニング、カール・フロイント原作:ブラム・ストーカーの『吸血鬼ドラキュラ』
製作:トッド・ブラウニング、カール・レムリ・ジュニア製作総指揮:
脚本:ギャレット・フォート撮影:カール・フロイント
音楽:amazon.co.jpで詳細を見る。

ストーリー
トランシルヴァニアの邪悪なるヴァルプルギスの夜…ボルゴ峠を望む険しき峰に隠れ、過ぎし日の古城がたたずんでいました。
馬車で村にやってきた事務弁護士の若者レンフィールド(ドワイト・フライ)は、ドラキュラ伯爵と出会うため、村人たちの声を無視しボルゴ峠へと向かいました。彼は屋敷の賃貸契約を結ぶために招かれていたのですが…。

暴風雨の中、イギリスへ向かう漁船ヴェスタ号に積まれた荷物は3つ。
ホイットビー港に漂着したものの、レンフィールドはロンドン近郊のセワード精神病院へと入れられてしまいます。
一方、ロンドンにその姿を現したドラキュラ伯爵(ベラ・ルゴシ)は、セワードの娘ミナ(ヘレン・チャンドラー)とルーシーにその魔の手を伸ばし始めます。
ミナの恋人ジョン・ハーカー(デイヴィッド・マナース)と科学者のヴァン・ヘルシング教授(エドワード・ヴァン・スローン)は、ドラキュラ伯爵の真の目的を探り、彼を追い詰めようとするのでしたが…。

映画レビュー
とほっ…古い吸血鬼モノが手に入ったので、再観しました。レビューは2006年時のものに追記/修正しました。

サイレント時代にはもっと古いものもありますが、吸血鬼モノの有名なものとしては、一番古いかもしれませんね。
オープニングで流れるのは「白鳥の湖」。このなんとも物悲しい曲は、今のドラキュラものには無い感性をうかがわせますが、これが今から始まる物語への序曲となっているのです。

日本では吸血鬼ドラキュラと言えばクリストファー・リー、ヴァン・ヘルシングといえばピーター・カッシングがすぐに出てきて、ベラ・ルゴシはあまり知られていませんが、彼もまた吸血鬼役者としては名高い存在でした。しかもこの作品での印象があまりにも強く、その後もどうしても吸血鬼のイメージを拭い去ることができなかったようです。
この作品では、吸血鬼特有の牙を剥き出して咬むシーンなどはなく、その直前まででシーンが変わりますが、そこまでの彼のアップは非常に怖い。特撮に頼らない恐怖を生み出す表情でした。

また同様に霧、コウモリ、狼などにも変身できるようですが、変身過程はありません。狼のシーンなどは、ジョンがバルコニーから覗きこんで「四足の獣が入って行きます!」ですから、恐るべし演出でした。(^^;
こういう演出は最後にもあって、棺に眠るドラキュラを倒すときには、その直前でジョンとミナの方へカメラが移動してしまうので、杭を打つ音、うめき声しか聞こえません。いまどきの映画に慣れている人には満足できないでしょうね。

しかし…観ていてもっとも印象のあった人物は、ドラキュラの僕と成り下がってしまったレンフィールドでしょうか。
この狂気振りは、当分忘れられない怪演でした。

実際に当時の傑作には違いありませんが、今鑑賞すると、やはり謎なストーリーや解釈が多くて、個人的には好きな作品でもあるのですが、評価としては★2つとしました。

チェックポイント
【ここがいい!】
・やはり、ベラ・ルゴシの風格でしょうか。ここまでアップに耐えれる人はそうはいないでしょうし、かなりの恐怖です。
・煙草入れに付いているカガミを叩き落す瞬間から、冷静さを取り戻すまでがいいですね。

【ここは問題かな?】
・三人の花嫁もちゃんと登場したのはいいのですが、いったいどうなってしまったのやら。ひょっとしてトランシルヴァニアでお留守番?(^^;
・レンフィールドの行動があまりにもバカすぎます。このバカがいなかったら伯爵も…。
・原点であるせいか、彼氏の行動や女中の行動が…。
・えっ、ここで終り?っていうラスト。(^^;

【一言いいたいコーナー】
・ドラキュラ城にはコウモリのほかに、なんとアルマジロなども住んでいました。なんでも監督が無理やりシーンに入れたようですが、怖いと言うよりも驚き、次の瞬間には吹き出してしまいました。(^^;
・ニンニクではなく、トリカブト…。
・ヴァン・ヘルシング教授は最後に「まだやることがある」と寺院(?)に残ってジョンたちを逃がすのですが、その逃げ出すシーンで映画は終わりを向かえてしまいます。教授…いったい何をしていたのでしょうか。
・吸血鬼モノでは日光を浴び灰になるのが定番ですが、本作では時間に縛られているようで…即ち日中という時間帯は動けないという事で、ラストの修道院地下では暗いにも関わらず動けません。
Number206なのでちょっと、あっけなかったかな。

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posted by 白くじら at 22:25| Comment(0) | TrackBack(0) | ホラー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年02月28日

ターザンの逆襲

全ての女性が得られるわけではない。
密林の王者 ターザン ( ジョニー・ワイズミュラー 主演 ) DVD10枚組
1936年(TARZAN ESCAPES!)製作国:アメリカ
監督:リチャード・ソープ原作:エドガー・ライス・バローズ
製作:製作総指揮:
脚色:シリル・ヒューム撮影:レナード・スミス
音楽:amazon.co.jpで詳細を見る。

ストーリー
アフリカの奥地にコンゴ・ベル号が到着しました。
乗っていたのはイギリスから総督マスターズ(E・E・クライヴ)を訪ねてやってきたジェーンの従妹リタ(ベニタ・ヒューム)とその兄エリック(ウィリアム・ヘンリー)でした。彼らの行先は禁断の地、マティアの断崖で猿とそのリーダーである白人男性と一緒に住むジェーンに会うためでした。その目的は叔父の遺産がジェーンに残されたために、そのおこぼれにあやかろうというものでした。
しかし断崖への道は、狂暴なガボニ族が住む一帯を通らなければなりませんでした。

そんな話を聞いたアフリカでも有数の狩猟家であるフライ大尉(ジョン・バックラー)は、白い猿を捕獲するチャンスだと思い、リタ達の道案内をかって出るのでした。
こうして翌朝には探検隊が組織され、一行は断崖へ向かうのでした。
一行は多くの犠牲を払いながらも、ターザン(ジョニー・ワイズミュラー)とジェーン(モーリン・オサリヴァン)の居住にたどり着きます。故郷の話を聞き、その思いをはせるジェーン、そしてそんな彼女を見るターザンは…しかし、そんな中、フライ大尉の陰謀が動き始めるのでした。

映画レビュー
普通かなジョニー・ワイズミュラー版ターザンの3作目です。
相変わらず邦画タイトルにはハテナですが、騙されて捕まってしまったターザンの逆襲って言ったところでしょうか。
今回も下界からの珍客で、2人の出だしの言い分を聞いていると、とんでもない連中かなと思っていたのですが、ジェーンの事を本当に心配していることが分かってほっとしました。
悪人はフライ大尉だけでいいですよね。でも、この人、無茶苦茶だわ。
それにしても、このターザンシリーズ、ええっていう事が多くって、昔の作品なのに新鮮です。(^^;

先日セール品でターザンの10本組2巻目を発見。これでジョニー・ワイズミュラー版の12本が網羅できそうです。

チェックポイント
【ここがいい!】
・フライ大尉があくまでも悪役に徹しているところ。
・ラストで落胆のターザンが、我家の煙突からの煙を見た時の表情がとてもいいですね。
・現地人たちの脳天一撃攻撃が恐ろしい!さらに捕まった人たちが股裂きって…恐ろしいです。

【ここは問題かな?】
・ジェーンの泳ぎのシーンはあるのですが、前回の水着シーンではないところは、大きな問題でしょう。(^^; まぁ、いろいろとあったようですけど、そういう面に関しては今の方が緩やかですね。

【一言いいたいコーナー】
Number879・もちろん空中ブランコは健在です!

関連リンク
1932年「類猿人ターザン
1934年「ターザンの復讐
1936年「ターザンの逆襲

コメントとトラックバックをさせていただきました。
或る日の出来事(ボー・BJ・ジングルズさん)の「「ターザンの逆襲」

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タグ:ターザン
posted by 白くじら at 18:42| Comment(2) | TrackBack(1) | アドベンチャー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年02月13日

ミス・ワイフ

いきなりの2人子持ち主婦の生活が始まる!
ミス・ワイフ デラックス版 [DVD]
2015年(WONDERFUL NIGHTMARE)製作国:韓国
監督:カン・ヒョジン原作:
製作:製作総指揮:
脚本:キム・ジョエン撮影:ソン・ウォンホ
音楽:amazon.co.jpで詳細を見る。

ストーリー
子供の頃の体験から「恋愛も結婚も百害あって一利なし」と我が道を突き進む、敏腕弁護士ヨヌ(オム・ジョンファ)は、エリート街道まっしぐらでしたが、ある日の事、彼女は交通事故にあってしまいます。

気が付いた場所は、見知らぬ受付のような場所で、彼女はそこで自分が死んだことを知らされます。ところがこの死は、天国の中継点の従業員のミスであることが分かり、責任者のイ(キム・サンホ)は、一ヵ月間同姓同名の女性として暮らしてくれれば、元の状態に戻すように計らいます!と誤魔化すのでした。
まだ死ぬのは嫌なヨヌは渋々その言葉を承服しました。

ミス・ワイフ デラックス版 [DVD]

まるで夢から覚めたかのように起きたヨヌは、自分がまったく違う女性として目覚めたことに驚きます。しかも、あろうことにその女性は結婚しており、旦那のソンファン(ソン・スンホン)、そして小生意気な娘ハマルに弟のハルと2人の子供までいる主婦だったのです。
動揺してパニくるヨヌでしたが、それは突然性格の変わった母親に驚く家族も同様でした。
こうして慣れぬ主婦生活を始めたヨヌでしたが…。

ミス・ワイフ デラックス版 [DVD]

映画レビュー
ちょっとオススメ事故によってまったく自分とは真逆な人生(1ヵ月ですけど)を歩まなくてはならなくなったお話ですが、出だしの事故から天国の中間点へのくだり、現世界で天国の責任者が来てアドバイスしたりするところは、1978年「天国から来たチャンピオン」を彷彿とさせてくれます…っていうか、そのまんまじゃん!(@o@)
その他の類似作品としては1980年「名探偵ベンジー」も天国の中継点が出てきてわんこに生まれ変わりますね。1995年「フルーク」もわんこへ生まれ変わりですが、こっちはちょっと違うかな。(^^;

今まで否定していた人生をおくる事になり、ギャグを織り交ぜながらも家族との触れ合いを高めていくのは面白いですね。それだけに1ヵ月後にどうなるのかというのが心配でした。なにしろ、生まれ変わった人が死ぬことは判っているのですから。
家族それぞれが問題を抱えていて、なんとか解決しつつも最後の問題だけはあまりに悲しい。

チェックポイント
【ここがいい!】
・問題解決に、弁護士時代の知識が利用されているのは定番とはいえ、やっばりスカッとしますね。それと同時に自分がいかに相手の気持ちを考えていなかったのかを知る事にもなっているのもいいです。
・自分が家族になっていることが分かる遺伝…あまりに皮肉すぎますが、やっぱりここで自分はこの子の母親だとわかるところ。

【ここは問題かな?】
・ラスト、同じ世界に存在しているはずなのに、住んでいた場所にいないのは何故?いてもよかったのでは?疑問が残ってて、その後の出会いが素直に喜べなかっです。

【一言いいたいコーナー】
・天国中間点、杜撰な仕事をなんとかしろー!
Number878・自分たちのミスなのに偉そう。(^^;

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タグ:コメディ
posted by 白くじら at 17:16| Comment(0) | TrackBack(0) | ファンタジー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年02月05日

海底3万マイル

こ、小僧、何をする!  地底王国を爆破する!
海底3万マイル [DVD]
1970年(30000 Miles Under Sea)製作国:日本
監督:田宮武原作:石森章太郎
製作:大川博製作総指揮:
脚本:岡本克巳撮影:
音楽:渡辺岳夫、主題歌「海底3万マイル」:ザ・ココナッツamazon.co.jpで詳細を見る。

ストーリー
海底を観光した帰り、サッカーの大好きなイサム(声:野沢雅子)はチータと一緒に山で遊ぶことに。
この山は休火山で観光に来ている人が大勢いました。そんな中でサッカーボールを追うチータが乱入したため大騒ぎ…笑うイサムを注意する少女(声:小鳩くるみ)、喧嘩を始める二人でしたが突如地鳴りが始まりました。
そして…なんとマグマの中を動くものが!

現れたのは巨大な恐竜…少女の「火焔竜!」という声にわれに返ったイサムはすぐさま逃げ出しました。
火焔竜は口から火球を吐き出し、逃げ惑う人たちに向かって飛びました。一瞬の閃光の後、そこには…何の影もなく…さらに地割れでイサム達が進退きわまった時、前方から巻貝のような飛行艇が…それは少女の危機を知ったシースルー号でした。
間一髪のところを救われたイサムたちは、そのまま海底へと逃れるのでした。

少女の名前はエンジェル、海底王国のプリンセスでした。エンジェルは自分を助けてくれたお礼に、イサムを自分の家に招待しました。しばし海底王国で楽しむイサムたち…父親である王様(声:北川国彦)と出会い、彼らが元は地上の人間であったことを知ります。そして火焔竜も平和な生き物であったことも…しかしあの火焔竜は…悩める海底王でしたが、とにかくイサムを地上へ送るようにシースルー号の操縦者タトルに言うのでした。

しかしこのおてんば娘がおとなしくしているはずもなく、シースルー号は再び来たときのメンバーに…楽しく帰る一行でしたが、途中で海底をいく火焔竜に遭遇、イサムたちは火焔竜を追いかけ、どこから来たのかつきとめようとしますが、逆に襲われてしまい海底にあった亀裂に逃げ込むことになります。戻れば火焔竜がいるためにどんどん奥に進むシースルー号…そしてそこで彼らが見たものは海底王国と同じく地上を追われた地底王国。
イサムたちは彼らに捕まり、地底王(声:納谷悟朗)はエンジェルを人質に海底王に降伏勧告をつきつけてくるのでした!

ブログ DE ロードショー

映画レビュー
ちょっとオススメ映画鑑賞の記録のmiriさん発祥、現、忘却エンドロールの宵乃さん主催の「ブログ DE ロードショー」に参加です。この企画は映画を決めて、その期間中にみんなで観ようというもので、通常は1本決めてから観るのですが、今回は同じテーマということで特別企画です。
企画名は「第5回真冬のファンタジー企画」です。
SFもファンタジーに含まれていますが、広すぎるので個人的には純粋なサイエンス・フィクションは除外して、不思議要素の入っているSFのみ含もうと思っています。(^^)
ギリギリ企画最終日に鑑賞したのは、1970年「海底3万マイル」です。
レビューが今頃になって申し訳ないです。

映画レビュー

東映まんがまつり、石森章太郎(1985年に石ノ森章太郎と改名)書きおろし原作の長編アニメーションです。
昔地上を追われた人類は、海底王国と地底王国に分かれていました。
海底王国は善、地底王国は悪と完全にカラーが付けられていて、地底王国が火焔竜ロボットを使って陽のあたる地上へと侵略を開始するのを、海底王国とイサムたちが阻止するというお話です。

海底での魚たちを使った戦いは面白いです。同じ石森章太郎原作ではありますが前年1969年「空飛ぶゆうれい船」はリアル思考、こちらはファンタジーっぽく作られているようですね。
とはいえ火焔竜の出現から戦いのシーンはあまりにも格好よく、迫力があります。
サッカー好き少年であるイサムの戦い方もいいですね。ラスト、シースルー号の後部が開くところは名シーンだと思います。

チェックポイント
【ここがいい!】
・なんといっても火焔竜が格好いいです。実は彼らこそが主役では!(^^;
・サッカー少年であるイサムらしい戦い方が好きです。
・魚たちを使った戦いは独特で楽しいです。
・イサムの決めゼリフにじーん!
・エンジェルがとにかく可愛かった(当時)。(^^) もちろんホルスのヒルダがダントツではありましたけどね(当時)。

【ここは問題かな?】
・海底国でのダンスシーン…子供の頃はそんなに気になりませんでしたが、今観るとちょっと長すぎて、さすがにだれ気味かな。
・戦闘は面白いですが、ちょっとバンク多用ですね。火焔竜のシーンもバンク多しです。TVドラマならよく使う手法ですけど、やっぱり映画となるとその短い時間の中で多用されると気になってしまいます。予算的なところもあるんでしょうけどね。

【一言いいたいコーナー】
・火焔竜はどうみても最初からロボットにしか見えないのですが、イサムたちは地底王国で王がコントロールをしている現場を見るまで本物だと思っているようです(汗)。うーん。
・併映作品は「タイガーマスク・ふく面リーグ戦」「柔道一直線」などです。
・ジュール・ヴェルヌ原作の1954年「海底二万哩(2万マイル)」とタイトルが酷似していますが、まったく関係ありません。(^^;
・鉄人28号なんて2本レバーで何でもできたんです。
Number877火焔竜の操作なんて簡単、簡単!(^^)

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posted by 白くじら at 21:33| Comment(2) | TrackBack(0) | アニメーション | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年01月31日

ウインダリア

今日も、いい思い出だけをお願いします。
ウインダリア [DVD]
1986年(Windaria)製作国:日本
監督:湯山邦彦原作:藤川桂介
製作:長尾聡浩製作総指揮:小野寺脩一、長尾聡浩
脚本:藤川桂介撮影:枝光弘明
音楽:門倉聡、主題歌、挿入歌:新居昭乃amazon.co.jpで詳細を見る。

ストーリー
長きにわたって平和だった海の国イサと山の国パロ。
しかしパロの王ランスロ(声:柴田秀勝)は、イサの国を侵略しようと水門を開き町を水没しようと図ります。この計画は近村の村サキに住むイズー(声:古谷徹)によって阻まれてしまいますが、この事件をきっかけとしてお互いの国は戦争への道を進むことに。

イサの王女アーナス(声:松井菜桜子)は、恋仲であったパロの王子ジル(声:井上和彦)と連絡を取り合い、なんとか戦争を回避しようとするのですが、そんな二人の思惑はどうしようもないすれ違いによる不信感から戦争は勃発してしまいます。

一方、イズーの元にはイサとパロから臣下による働きかけがありましたが、妻マーリンに楽をさせてやりたいのと野心に満ちているイズーは莫大な報酬にパロの元へ走る事を決心します。心配するイズーの妻であるマーリン(声:神田和佳)に必ず帰るからと言ってパロへ旅立つイズー。やむなくマーリンは彼に守り刀を託し、何年でも待っていると言い、見送るのでした。

しかし…戦いの中、イズーの性格は次第に変貌し、戦い終結3ヵ月後に彼が思い見たものは…。

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映画レビュー
普通かな映画鑑賞の記録のmiriさん発祥、現、忘却エンドロールの宵乃さん主催の「ブログ DE ロードショー」に参加です。この企画は映画を決めて、その期間中にみんなで観ようというもので、通常は1本決めてから観るのですが、今回は同じテーマということで特別企画です。
企画名は「第5回真冬のファンタジー企画」です。
SFもファンタジーに含まれていますが、広すぎるので個人的には純粋なサイエンス・フィクションは除外して、不思議要素の入っているSFのみ含もうと思っています。(^^)
企画3回目に観たのは、1986年「ウインダリア」です。

映画レビュー

カナメプロダクションが1985年の「幻夢戦記レダ」に続き、湯山邦彦監督×いのまたむつみキャラデザで世に贈り出した作品です。
約束をテーマにしつつも、その約束は裏切り、すれ違いにより次々と破られてしまい、その悲劇から約束の重さを思い知らせられるという、なんとも重い作品で、ラストのイズーの悲しみは計り知れません。
しかし観ているコチラとしては、イズーの悲しみよりもマーリンの健気さに涙しそう。イズー、いい加減にしろよ!と。ということで、主人公であるイズーにあまり心情移入ができなかったことが残念に作品でした。

チェックポイント
【ここがいい!】
・この世界では、人は死ぬとその魂が赤い鳥となって、天空を飛行する幽霊船へと飛翔します。この赤い鳥が効果的に使われており、ラスト近くで教会から多くの鳥が飛翔するシーンは怖い(結局、教会に逃げ込んでいたあの人たちって…)、そしてラスト…。
・キャラはやっぱりいのまたキャラはいいですねぇ。でも、雑魚にはあまり力を注いでいないような。(^^;
・主題歌、挿入歌共に好きです。

【ここは問題かな?】
・終戦3ヵ月に赤い鳥が飛ぶのって変じゃない?あの崩れた橋の2人、教会など。
・イサの国が欲しかったのでは?あれじゃダメでしょ。

【一言いいたいコーナー】
・後半、イズー、何やってんだー!!
・パロの戦車、砲身が短くってなんだか好きなデザインなのですが、実際には命中率悪くってダメでしょうね。(^^;
Number876・水門のワンコ、「幻夢戦記レダ」のリンガム?(^^; 名前は違うけど。

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posted by 白くじら at 15:40| Comment(4) | TrackBack(0) | アニメーション | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年01月29日

本能寺ホテル

やるかやらぬか、それだけの話だ。
映画「本能寺ホテル」オリジナル・サウンドトラック
2017年製作国:日本
監督:鈴木雅之原作:
製作:小川晋一、市川南、堀義貴製作総指揮:
脚本:相沢友子撮影:江原祥二
音楽:佐藤直紀amazon.co.jpで詳細を見る。

ストーリー
勤めていた会社が倒産したことをきっかけで結婚することになった倉本繭子(綾瀬はるか)は、恋人である吉岡恭一(平山浩行)の父と会うために東京から京都にやってきました。
ところが予約ミス(基本ドジらしい)で予定されていたホテルに泊まれず、迷いまわった挙句(基本方向音痴らしい)発見したのは『本能寺ホテル』。
周囲のホテルが満員だったにも関わらず宿が確保できたのですが、エレベーターから出た繭子は明らかにホテルではない建物の中に姿を現してしまうのでした。
お寺らしいその場所で出会ったのは、まるで映画村にでも登場するようないでたちの男・森蘭丸(濱田岳)でした。彼は冷酷な親方様(実は織田信長)(堤真一)から繭子を隠そうとしますが…繭子の天然振りに森蘭丸は四苦八苦、大騒動になるのでした。

やがてそこが1582年6月1日の本能寺である事を知った繭子は、信長にその事を伝えようとするのでしたが…。

ブログ DE ロードショー

映画レビュー
普通かな映画鑑賞の記録のmiriさん発祥、現、忘却エンドロールの宵乃さん主催の「ブログ DE ロードショー」に参加です。この企画は映画を決めて、その期間中にみんなで観ようというもので、通常は1本決めてから観るのですが、今回は同じテーマということで特別企画です。
企画名は「第5回真冬のファンタジー企画」です。
SFもファンタジーに含まれていますが、広すぎるので個人的には純粋なサイエンス・フィクションは除外して、不思議要素の入っているSFのみ含もうと思っています。(^^)
企画2回目に観たのは、2017年劇場公開「本能寺ホテル」です。

映画レビュー

去年の「第4回真冬のファンタジー企画」で取り上げた1986年「時空の旅人」もそうでしたが、タイムスリップものとしては本能寺の変はよく扱われますね。やっぱり歴史の中では有名な出来事ですから扱われるのでしょうか。説明がなくてもある程度は流れが解りますし。(^^)
でも最初、濱田岳さんが出てきたときには、勝手に秀吉かなって思ってました。(^^;;本能寺の変の前日に本能寺にはいるはずないのですが。 なんだか、失礼しました。

普通のタイムスリップものは、一度行ってしまうとラストまで元の時代には観戻って来れないのですが、本作ではしょっちゅう戻ってきます。(^^;
とは言っても必要になりそうな未来の品とか、持っていったりしないのもミソです。

何のとりえもない繭子が自分のやりたい事もなく周囲に合わせていたのが、現代の過去の世界を行き来している間に、恋人のお父さん、信長との交流で少しずつ変わっていくさまもいいのですが、とにかく、誰を相手にしても綾瀬はるかさんの、独特な天然ボケが爆発しているのが面白かったですね。
ただ残念ながらストーリー自体には、取り立てて目新しい事もなく無難な作りになっていたと思います。

チェックポイント
【ここがいい!】
綾瀬はるかさんの天然ボケ…まるで地でいっているのではないか?と思えます。
・信長役の堤真一さんの貫録はさすが。それだけに繭子に次第に心を開いていくところがいい。
・本能寺が燃えるところは、なかなかの迫力。
・プロローグの燃え上がるところで、未来の品々が見えるところも、この伏線がどういうふうに使われるのか解りやすい。

【ここは問題かな?】
・謎の整体師はいったい何がしたかったのか?
・意味深なホテルの支配人はなんだったのか?
・不思議系のタイムスリップなので仕方がないですけど、金平糖、オルゴール、ベルの関係が気になります。
・序盤の繭子がホテルへ行くところと信長一行が本能寺へ行くところが替りばんこに映りますけど…ホテルって本能寺の跡地ではないらしいですし、どういう意味だったんでしょうね。

【一言いいたいコーナー】
・ラストで恋人のとんでも勘違いにも困ったものです。そうきたか!って感じでした。
・ちなみに戦国時代という時代は存在せず、室町時代末期から安土桃山時代にかけての争いの時代をそう呼称しています。
・ラストのオチは…まぁ、あのタイムスリップの構造だと場所は同じでしょうけど。
Number875加藤諒くんが出てきたのにはびっくり。

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posted by 白くじら at 22:13| Comment(2) | TrackBack(0) | ファンタジー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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