映画レビュー一覧(あいう順)映画レビュー一覧(年代順)待機・予定作品B級映画を創ろう!準備中

2017年03月18日

SING/シング

今晩は、お前たちの夜だ!
SING / DELUXE EDIT
2016年(SING)製作国:
監督:ガース・ジェニングス原作:
製作:クリス・メレダンドリ、ジャネット・ヒーリー製作総指揮:
脚本:ガース・ジェニングス撮影:
音楽:グレゴリー・パーカー、ACEamazon.co.jpで詳細を見る。

ストーリー
かつての栄光もすっかり地に落ちてしまっているムーン劇場の支配人、バスター・ムーン(声:マシュー・マコノヒー、内村光良)は、劇場を立て直そうとある企画を立ち上げました。
それは、歌唱オーディションを行い、選抜された彼らを使ってコンテストを大々的に行うといったものでしたが、その募集チラシが秘書のミス・クローリー(声:ガース・ジェニングス、田中真弓)のミスによって、なんと賞金が二桁アップの10万ドルもの大金に!
当然のように、たちまち町中から歌自慢が集まりました。

審査の結果、勝ち残ったのはネズミのマイク(声:セス・マクファーレン、山寺宏一)、ブタの主婦であるロジータ(声:リース・ウィザースプーン、坂本真綾)、同じくブタのグンター(声:ニック・クロール、斎藤司)、ゴリラのジョニー(声:タロン・エガートン、大橋卓弥)、ヤマアラシのアッシュ(声:スカーレット・ヨハンソン、長澤まさみ)等々…そして歌手ではなく道具係として採用されてしまった、気弱な象のミーナ(声:トリー・ケリー、MISIA)たちでした。

バスターは、間違った賞金の事を隠しながら、なんとかなる!と本番のコンテストに向けて皆の訓練を始めるのでしたが、それぞれの家庭の問題も加わり、難問続出。彼はお金の工面の為に友人のエディ(声:ジョン・C・ライリー、宮野真守)の祖母であり、トップスターでもあったナナ・ヌードルマン(声:ジェニファー・ソーンダース、大地真央)に話を付け、彼女に対してのリハーサルを行うことにするのでしたが。

映画レビュー
オススメモアナと伝説の海」に引き継続きCGアニメーションを鑑賞しました。最近は字幕版がないので、これまた吹替え版です。
ズートピア」と同じで人間は出ず、動物たちが普通に生活している世界ですが、変わっているのは魚、昆虫なども共存しているところですね。イカ・レストランに行ったシーンもありましたけど、あれはイカを食べるレストランではなくって、水槽で踊っているイカを鑑賞するレストランだったのではないかと思います。(^^;

というのは、おいておいて…。
ストーリー的には、ポンコツが特訓や悩みなどを解決しながら成功するという、よくある定番のサクセス・ストーリーですが、動物ならではの行動や、豚さんならではの25人子供対応、ヤマアラシの棘などをまじえつつ、楽しいものに仕上がっていると思います。

いろいろな問題がきっちりと解決して、まとまってしまうのは、ご都合主義の塊でもあるんですけど、やっぱりこういう作品ではハッピーエンドがうれしいです。この作品では、みんなが主人公ですね。
でも最近は、なんですねー。CGアニメーションの方が感動する場面が多いですよね。(^^)

チェックポイント
【ここがいい!】
・各キャラの悩みが解決するところがやっぱりいいですね。ロジータがダンスに目覚めるところ。アッシュが自分の歌を作るところ。ミーナが吹っ切れて歌うところなど、音楽と相まって感動します。
・ジョニーのお父さんが、TVを観て思わずジョニーの事を叫び、その自分の言葉にはっとするところ。
・アッシュの棘が飛びまくるところ。さらにラストでの停止ポーズから客席を窺うところは「バック・トゥ・ザ・フューチャー」のマーティの演奏そっくりで笑っちゃいました。
・プレの時のイカたちの演出が良かっただけに、その後の崩壊があまりにも悲しかったです。
・ラストのコンサートが全員とてもいい!
・洗車って…あれがこの世界では定番!?

【ここは問題かな?】
・こういうパターンは好きなんですけど、やっぱり、定番かな。(^^;;;
・マイクはあの後どうなったんだろう?

【一言いいたいコーナー】
・バスター、あまりにも楽天すぎます!
・マイク、あまりにも自己中(ネズミなだけにチョウ?)です!でもネズミの「マイ・ウェイ」は良かったです。(^^;
・吹き替えに関しては、みんな合っていてよかったです。斉藤さんのグンターさんだぞ。もあって面白かったですけど…本当のところ個人的には、本来にないセリフは入れてほしくはなかったりします。
・ミス・クローリーの吹き替えは田中真弓さんでしたが、字幕版ではなんと監督が声を当ててます!
Number883・2016年制作ですが、日本での公開は2017年3月17日です。

コメントとトラックバックをさせていただきました。
或る日の出来事(ボー・BJ・ジングルズさん)の「「SING/シング」

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posted by 白くじら at 21:48| Comment(4) | TrackBack(1) | CGアニメーション | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年03月17日

モアナと伝説の海

何故、私が選ばれたの?
ジ・アート・オブ モアナと伝説の海:THE ART OF MOANA (CHRONICLE BOOKS)
2016年(MOANA)製作国:アメリカ
監督:ロン・クレメンツ、ジョン・マスカー原案:ロン・クレメンツ、ジョン・マスカー
製作:オスナット・シューラー製作総指揮:ジョン・ラセター
脚本:ジャレド・ブッシュ撮影:
音楽:オペタイア・フォアイ、マーク・マンシーナ、リン=マニュエル・ミランダ、日本語版ED「How Far I'll Go」加藤ミリヤamazon.co.jpで詳細を見る。

ストーリー
一つの伝説がありました。
それは…世界の始まりは海だけでした。そこに女神島テ・フィティが誕生します。女神の「心」は命を生み出すことができ、人々はその力を欲しがりました。その中の人であり、風と海の神でもあるマウイ(声:ドウェイン・ジョンソン、尾上松也)が「心」を奪ってしまいます。たちまち崩れ始まるテ・フィティ…そこからは恐ろしい闇である大地と炎の悪魔テ・カァが現れマウイとの戦いが始まりました。神からの贈り物である釣り針で変身できるマウイでしたが、その戦闘の中、釣り針、そして「心」は海底深く落ち消えてしまうのでした。
闇は広がり始めやがて世界を覆ってしまいます。しかし、やがて珊瑚礁を越え「心」をテ・フィティに返す者が現れ世界を救うと…。

モトゥヌイ島に住む村長の娘モアナ・ワイアリキ(声:アウリイ・クラヴァーリョ、屋比久知奈)は、幼いころからこの伝説を聞き珊瑚礁の向こうに広がる海に強い関心を抱いていました。しかし、村の掟により出ることはできませんでした。
しかし、ある時、村の植物が枯れ果て、魚も採れなくなってきます。
モアナは珊瑚礁の向こうになら…と考えますが父の反対にあいます。その夜、おばあちゃんのタラ(声:レイチェル・ハウス、夏木マリ)から最後の伝承を聞き、村の洞窟にある秘密を知ります。
タラはモアナが子供の頃に海に愛され、選ばれたことを知っていたのです。そしてモアナはついにおばあちゃんの力の手助けで珊瑚礁の向こうへと船を進めるのでした。
目的は天空に輝く釣り針の星の下にいるというマウイを探し出し、「心」をテ・フィティに返すため…そう、今、冒険が始まるのでした。

映画レビュー
オススメやっぱり冒険活劇はいいですよねー。大好きです。(^^)
しかも海洋モノはもっとも好きだったりします。

この冒険ではモアナ(ニワトリのヘイヘイ付)とマウイの2人が、最初はいがみ合う2人が次第に信頼しあい協力していくさまが描かれていますが、その過程において、協力しなければならない境遇になったり、モアナがそう仕向けたり、絶縁状態に落ちたりと感情の起伏が凄まじい。そんな中、モアナの頑張りには目を見張りますが、それでも襲ってくる境遇についに絶望が…そして登場する○○…そんな時に流れる「How Far I'll Go」が心に染み入ります。

チェックポイント
【ここがいい!】
・おばあちゃんのタラのタトゥーがモアナを助けて珊瑚礁を突破する場面。このことによってタラの運命も判るわけですが、映像も美しく感動しました。
・マウイのタトゥーにはミニ・マウイが存在していて動きます。喋ったりはしませんが、これこそがマウイの本心である事が面白いです。さらに今まであったいろいろな事が自然とタトゥーになるということが、このラストのオチの一つにもなっています。
・釣り針がうまく使えないマウイのサメ姿。(^^; この変身中には「アナ雪」のトナカイも出てますね。
・ココナッツ海賊、怖すぎ!
・ニワトリのヘイヘイがここまでギャグ担当するとは!
・貝殻、サメ、水温、ヘイヘイ、過去の船団など、多くの伏線の回収はさすがディズニーです。

【ここは問題かな?】
・問題という訳ではありませんし好みの問題だと思いますが、やっぱり歌はオリジナルの方が好きですね。吹き替え版も好きなんですけど、やっぱり元々が日本語向きに作られているわけではない為か違和感があります。これは他のミュージカルもそうですけど歌には違和感が。ただ、歌の部分だけをオリジナルにしている日本語版の場合、どうしても吹き替えの人の声ではないので、また別の意味で違和感が…ということで難しい問題ですけど。
つまりオリジナルの字幕版を観ればいいじゃん!ってことになりますけど…吹き替えしか上映されていないんですよね。(@o@)
・ちなみに吹き替えに関しては問題なしで、強いてあげればお父さんがちょっと下手だったかな。(^^;

【一言いいたいコーナー】
・同時上映ショートショートは「インナー・ワーキング」。こっちも面白いです。
・「リトル・マーメイド」の監督だけあって、ラスト、エンドロールの最後にも面白いオチがありますので、最後まで席を立たないようにしましょう。
・国によっては「モアナ」が商標登録されていることもあり、スペインではバイアナ、イタリアではオセアニアに変更されたとか。
Number882・2016年制作ですが、日本での公開は2017年3月10日です。

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posted by 白くじら at 22:28| Comment(0) | TrackBack(0) | CGアニメーション | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年03月12日

からくりの君

父上は人形を操る私には…やさしかった。
からくりの君 [VHS]
2000年製作国:日本
監督:高谷浩利原作:藤田和日郎
製作:加藤俊三製作総指揮:
脚本:宮下隼一撮影:西山仁
音楽:和田薫amazon.co.jpで詳細を見る。

ストーリー
戦国時代、ある娘が山道を大きな行李(竹などで編んだ箱)をせおって歩いていました。彼女は狩又貞義の軍に滅ぼされた文渡久重の末娘、蘭菊(声:矢島晶子)…忍の達人加当を尋ねてやってきたのですが、その家は荒れ果て誰も…いや、声が聞こえました。
それは狩又の城から逃げてきた下人の睚弥三郎(声:若本規)でした。

2人が話をする間もなくその場に現れたのは忍者集団…弥三郎を追ってきたこの者たちは「死なずの忍」と恐れられている狩又の忍でした。
一斉に飛びかかる忍の群れにもう逃げ切れないことを悟った瞬間、行李の中から一振りの刀が現れ、忍の刀を食い止めました。
驚いたことに行李から現れたのは巨大な鎧武者「太郎丸」だったのです。
動こうとした弥三郎は、目の前に光る細い糸に気付きます。
それは鎧武者と娘を結ぶ無数の糸…鎧武者はからくりで動いていたのです。驚く中、鎧武者は死なずの忍を圧倒的な力で倒し、指揮していた忍は姿を消しました。



娘は言いました。
自分の国を滅ぼした狩又貞義(声:中田浩二)を討ちたいと…そのために自分に雇われ人形を操っている自分を守って欲しいと…。
こんな世間知らずの娘のことなど知るかと一度は断り、さらに報酬だけを頂こうと考える弥三郎でしたが、人形を作るために実の親に背中の皮を剥がされた娘の本当の目的を知り、彼の心が揺らぎます。
そして…白装束に身を固めた蘭菊と弥三郎は狩又貞義の城へと討ち入るのでしたが…。



映画レビュー
オススメ「うしおととら」「からくりサーカス」「月光条例」などで有名な藤田和日郎原作の短編アニメーションです。
人形を作るために生皮を剥がされるいう壮烈なる過去を背負った娘の敵討ちですが、この作品ではそれだけではなくその人形を壊すことにより父への復讐をも描かれます。
まだ世間知らずな娘にしか見えない蘭菊ですが、父、人形、仇という複雑な思いが交差してて押しつぶされそうに…それを支える弥三郎…彼の「お前は父親のあやつり人形じゃないぞ」という言葉が胸を打ちます。
わずか42分ながら藤田節全開の作品でした。

チェックポイント
【ここがいい!】
・圧倒的な戦闘シーンがとてもいい。3体の使い方がちょっともったいないような気もしますが、蘭菊の本当の願いが分ると、それも納得です。
・時折見せるギャグのシーンが「うしおととら」を思い出しますね。
・蘭菊の心情。仇という名に隠された本当の意味が解る部分。

【ここは問題かな?】
・グロいシーン多しです。特に子供の生皮を剥ぐなどと言うのは恐ろしすぎるので、鑑賞時には注意が必要です。
・よく、からくり糸が絡まないものですね。(^^;

【一言いいたいコーナー】
・この話をきっかけにからくり人形が「からくりサーカス」で爆発したのでしょうか。
Number881・是非、この作画レベルで「からくりサーカス」を観てみたいものです。

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ラベル:藤田和日郎
posted by 白くじら at 14:50| Comment(0) | TrackBack(0) | アニメーション | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年03月09日

炎トリッパー

「17歳よ」「行き遅れじゃねぇか!」「なっ…!」
高橋留美子傑作短編集―〈保存版〉るーみっくわーるど (2)
1986年(ファイヤー・トリッパー)製作国:日本
監督:高橋資祐原作:高橋留美子
製作:小学館、スタジオぴえろ、小学館プロダクション、オービー企画製作総指揮:
脚本:金春智子撮影:藤田正明
音楽:宇佐美廉、奥慶一、オープニング「予感」エンディングテーマ「パラドックス」歌:秋元薫amazon.co.jpで詳細を見る。

ストーリー
戦国時代、火事で死に直面したまだ幼い少女のすず(声:島本須美)は、未来へとタイムスリップし、丁度通りかかった夫婦に保護されます。
すずは持っていた鈴から涼子(すずこ)(声:島本須美)と名付けられ、やがて高校生、17歳に成長しました。



そんなある日の夕方、近所の小さな子、周平(声:田中真弓)と共にガス爆発事故にあいました。
気が付いた涼子は、そこが戦国時代の、それも合戦跡と知って愕然とします。そしてわけのわからぬまま野盗に襲われ、危ないところを宿丸(声:水島裕)に救われるのでした。



宿丸は近くの村を守っていた若者で、涼子を嫁として連れてきたのですが、服を見繕っていた時に周平が着ていた服を発見し、彼もまた同じようにタイムスリップしていることを知ります。
宿丸と共に周平を探す毎日、少しずつお互いに気になる存在になっていくのでしたが、ある日、宿丸の妹すずが自分と同じ鈴を持っている事を知るのでした。

そんな時、宿丸たちが涼子を助け野盗の上前を撥ねていたことから、野盗の襲撃が始まるのでしたが…。

映画レビュー
ちょっとオススメ「るーみっくわーるど 炎トリッパー」のタイトルで、高橋留美子作品では初めてOVA化されました。
後の作品「犬夜叉」の元になったとも言える作品ですが、魔物のような生物は登場しません。
高橋留美子全盛期の作品であり、作風、ギャグの展開などは「うる星やつら」ファンのみならず受けると思います。
時間も48分と短めなので、テンポも速いのに、結構どんでん返しもあってオススメです。

チェックポイント
【ここがいい!】
・相変わらずのボケとツッコミのタイミングがいいですね。
・登場人物が少ないため、双方向のタイムスリップ関係者が解りやすいです。これは後々のどんでん返しの伏線にも関わってきていて、慣れている人には簡単に解るかもしれませんけど。(^^;

【ここは問題かな?】
・ガス爆発を回避させようという思考がないんですね。結構この爆発って死んでいる人が多い最悪的な事件だと思うんですけど。過去、いや未来は変えられないということかな。
・タイムスリップものなのですが、その時代とのギャップがほとんどないのが残念です。
・タイムスリップ後の時代や時間は双方ともにちょっとご都合主義かな。子供の頃に比べると…次第に慣れてきているのかな。

【一言いいたいコーナー】
・両親に置手紙くらいはしておきましょう。
・こういう作品には多いのですが、どこが始まりなのかよく解らなかったりして。(^^;
Number880まぁ、ニワトリとタマゴ、どっちが先なんだ?ってのですね。

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posted by 白くじら at 21:17| Comment(2) | TrackBack(0) | アニメーション | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年03月05日

魔人ドラキュラ

本当に死ねるなら、死は喜ばしいことです。
魔人ドラキュラ [DVD]
1931年(DRACULA)製作国:アメリカ
監督:トッド・ブラウニング、カール・フロイント原作:ブラム・ストーカーの『吸血鬼ドラキュラ』
製作:トッド・ブラウニング、カール・レムリ・ジュニア製作総指揮:
脚本:ギャレット・フォート撮影:カール・フロイント
音楽:amazon.co.jpで詳細を見る。

ストーリー
トランシルヴァニアの邪悪なるヴァルプルギスの夜…ボルゴ峠を望む険しき峰に隠れ、過ぎし日の古城がたたずんでいました。
馬車で村にやってきた事務弁護士の若者レンフィールド(ドワイト・フライ)は、ドラキュラ伯爵と出会うため、村人たちの声を無視しボルゴ峠へと向かいました。彼は屋敷の賃貸契約を結ぶために招かれていたのですが…。

暴風雨の中、イギリスへ向かう漁船ヴェスタ号に積まれた荷物は3つ。
ホイットビー港に漂着したものの、レンフィールドはロンドン近郊のセワード精神病院へと入れられてしまいます。
一方、ロンドンにその姿を現したドラキュラ伯爵(ベラ・ルゴシ)は、セワードの娘ミナ(ヘレン・チャンドラー)とルーシーにその魔の手を伸ばし始めます。
ミナの恋人ジョン・ハーカー(デイヴィッド・マナース)と科学者のヴァン・ヘルシング教授(エドワード・ヴァン・スローン)は、ドラキュラ伯爵の真の目的を探り、彼を追い詰めようとするのでしたが…。

映画レビュー
とほっ…古い吸血鬼モノが手に入ったので、再観しました。レビューは2006年時のものに追記/修正しました。

サイレント時代にはもっと古いものもありますが、吸血鬼モノの有名なものとしては、一番古いかもしれませんね。
オープニングで流れるのは「白鳥の湖」。このなんとも物悲しい曲は、今のドラキュラものには無い感性をうかがわせますが、これが今から始まる物語への序曲となっているのです。

日本では吸血鬼ドラキュラと言えばクリストファー・リー、ヴァン・ヘルシングといえばピーター・カッシングがすぐに出てきて、ベラ・ルゴシはあまり知られていませんが、彼もまた吸血鬼役者としては名高い存在でした。しかもこの作品での印象があまりにも強く、その後もどうしても吸血鬼のイメージを拭い去ることができなかったようです。
この作品では、吸血鬼特有の牙を剥き出して咬むシーンなどはなく、その直前まででシーンが変わりますが、そこまでの彼のアップは非常に怖い。特撮に頼らない恐怖を生み出す表情でした。

また同様に霧、コウモリ、狼などにも変身できるようですが、変身過程はありません。狼のシーンなどは、ジョンがバルコニーから覗きこんで「四足の獣が入って行きます!」ですから、恐るべし演出でした。(^^;
こういう演出は最後にもあって、棺に眠るドラキュラを倒すときには、その直前でジョンとミナの方へカメラが移動してしまうので、杭を打つ音、うめき声しか聞こえません。いまどきの映画に慣れている人には満足できないでしょうね。

しかし…観ていてもっとも印象のあった人物は、ドラキュラの僕と成り下がってしまったレンフィールドでしょうか。
この狂気振りは、当分忘れられない怪演でした。

実際に当時の傑作には違いありませんが、今鑑賞すると、やはり謎なストーリーや解釈が多くて、個人的には好きな作品でもあるのですが、評価としては★2つとしました。

チェックポイント
【ここがいい!】
・やはり、ベラ・ルゴシの風格でしょうか。ここまでアップに耐えれる人はそうはいないでしょうし、かなりの恐怖です。
・煙草入れに付いているカガミを叩き落す瞬間から、冷静さを取り戻すまでがいいですね。

【ここは問題かな?】
・三人の花嫁もちゃんと登場したのはいいのですが、いったいどうなってしまったのやら。ひょっとしてトランシルヴァニアでお留守番?(^^;
・レンフィールドの行動があまりにもバカすぎます。このバカがいなかったら伯爵も…。
・原点であるせいか、彼氏の行動や女中の行動が…。
・えっ、ここで終り?っていうラスト。(^^;

【一言いいたいコーナー】
・ドラキュラ城にはコウモリのほかに、なんとアルマジロなども住んでいました。なんでも監督が無理やりシーンに入れたようですが、怖いと言うよりも驚き、次の瞬間には吹き出してしまいました。(^^;
・ニンニクではなく、トリカブト…。
・ヴァン・ヘルシング教授は最後に「まだやることがある」と寺院(?)に残ってジョンたちを逃がすのですが、その逃げ出すシーンで映画は終わりを向かえてしまいます。教授…いったい何をしていたのでしょうか。
・吸血鬼モノでは日光を浴び灰になるのが定番ですが、本作では時間に縛られているようで…即ち日中という時間帯は動けないという事で、ラストの修道院地下では暗いにも関わらず動けません。
Number206なのでちょっと、あっけなかったかな。

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posted by 白くじら at 22:25| Comment(0) | TrackBack(0) | ホラー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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