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2017年04月17日

ルドルフとイッパイアッテナ

ぼくらはそれでも前を向く。
ルドルフとイッパイアッテナ DVD スタンダード・エディション
2016年製作国:日本
監督:湯山邦彦、榊原幹典原作:斉藤洋 作、杉浦範茂 絵
製作:中山良夫、市川南製作総指揮:
脚本:加藤陽一撮影:
音楽:佐藤直紀 主題歌 back number「黒い猫の歌」amazon.co.jpで詳細を見る。

ストーリー
岐阜のとある町に住んでいたエリちゃん(声:佐々木りお)に飼われていた猫のルドルフ(声:井上真央)は、町を冒険中に魚屋に追われてトラックに逃げ込みますが、そのトラックが東京までルドルフを運んでしまいます。
見知らぬ町で彷徨うルドルフは大きな虎猫イッパイアッテナ(声:鈴木亮平)と出会い、一緒に生活を始めるとともにエリちゃんの元に戻る方法を探すのでしたが…その直前イッパイアッテナがブルのデビル(声:古田新太)との喧嘩で瀕死の重傷を負ってしまうのでした。

映画レビュー
ちょっとオススメ映画鑑賞の記録のmiriさん発祥、現、忘却エンドロールの宵乃さん主催の「ブログ DE ロードショー」に参加です。この企画は映画を決めて、その期間中にみんなで観ようというもので、通常は1本決めてから観るのですが、今回は同じテーマということで特別企画です。
企画名は「第2回春の感涙祭」です。
最近はなんだか涙もろくってよく泣いてしまうのですが、洋画よりも邦画の方が、そしてアニメの方が無く率が高いようです。CGアニメもそうなんですけど、やっぱり表情が豊かなせいかな?それと変に凝っているものよりベタの方が泣いてしまうんですよね。

…歳、かな?(^^;

映画レビュー

てなわけで今回の鑑賞はCGアニメの「ルドルフとイッパイアッテナ」です。
動物ものには多い飼い主を求めて旅をするタイプですが、実際には旅する前の生活の方が大部分を占めています。
ルドルフに協力する猫たちは何種類もいますが、やっぱりイッパイアッテナが主、野良として生活するすべに加えて、読み書きまで教えてくれます。そんな彼にも野良になった理由があってまた悲しい。みんな精一杯生きているんだなーって感じを受けます。

チェックポイント
【ここがいい!】
・イッパイアッテナという名前は、自分名前はいくつもあるというのをルドルフが名前と勘違いしたのですが、実はこの名前は別のところでも使われていて、そこがとてもいいです。
・ラスト近くでルドルフが叫びながら走っているところ。
・ルドルフと再会したイッパイアッテナ。
・後日談もいいね。(^^)

【ここは問題かな?】
・エリちゃんが…まぁ、仕方がないところもありますけど、もう少し…。(T T)

【一言いいたいコーナー】
・このイッパイアッテナの名前は「おまえ うまそうだな」と同じ付け方ですね。(^^;
・ルドルフにとっての幸せはどちら?やっぱりこの生き方かな。
Number885・NHKらしいハッピーエンドかも。

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posted by 白くじら at 22:38| Comment(4) | TrackBack(0) | CGアニメーション | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年04月09日

キングコング 髑髏島の巨神

この島では人間は最弱である!
キングコング 髑髏島の巨神 (竹書房文庫) Kindle版
2017(KONG SKULL ISLAND)製作国:アメリカ
監督:ジョーダン・ヴォート・ロバーツ原案:ジョン・ゲイティンズ、ダン・ギルロイ
製作:トーマス・タル、メアリー・ペアレント、ジョン・ジャシュニ、アレックス・ガルシア製作総指揮:エリック・マクレオド
脚本:ダン・ギルロイ、マックス・ボレンスタイン、デレク・コノリー撮影:ラリー・フォン
音楽:ヘンリー・ジャックマンamazon.co.jpで詳細を見る。

ストーリー
1944年、太平洋戦争末期、南太平洋で交戦していたP51ムスタングとゼロ戦はお互いにある島へ不時着します。ハンク・マーロウ中尉とグンペイ・イカリ(MIYAVI)は争いを続けるも、突如として現れた巨大な生物に…。

1973年、ワシントンのウィリス上院議員の元に上級工作員ビル・ランダ(ジョン・グッドマン)と地質学者ヒューストン・ブルックス(コリー・ホーキンズ)が姿を現します。ランダは1946年にトールマン大統領が設立したMUTO(未確認巨大陸生生命体)を研究する機関モナークのメンバーでした。
観測衛星ランドサットで明らかとなった謎の(髑髏)島を調査をするための援助願いだったのです。

願いは承認され、資源調査の目的の元、ベトナムで帰国を心待ちにしていたアメリカ空軍基地に招集がかかります。
ベトナムで多くの部下を亡くしていたプレストン・パッカード大佐(サミュエル・L・ジャクソン)が調査隊を輸送するために立ち上がり、その他にもランダが未知のジャングルが相手には有能であると考えた元SASのジェームズ・コンラッド(トム・ヒドルストン)、カメラマンのメイソン・ウィーバー(ブリー・ラーソン)も加わり、貨物船アテナ号は出航するのでした。

やがてアテナ号は、暴風圏に接近することに…まるで嵐が島を守っているかのよう…。
パッカードは数機のヘリで嵐の壁に突入、暴風に翻弄されつつも抜け出た先には、美しい島が広がっていました。
しかし、突如として飛来した大木にヘリが落とされ、彼らは自分たちが禁断の場所に足を踏み入れたことに気付きます。
そう夕日に立つ黒々とした神の影は、絶望と言う名で彼らの前に大きく立ちはだかったのでした。

映画レビュー
オススメたしか、最初はコングがキングコングになる話と聞いていたのですが、ほとんど最初からキングだったような気がします。(^^;
島に乗り込み、赤い夕日をバックにコングが姿を現した時には、もうホントに鳥肌が立ちました。

序盤のアメリカ兵と日本兵との戦いからつかみはバッチリ。
確かに全編クライマックスと言ってもいいような作りこみで、キレのあるアクションシーンが続きます。力を抜いていないところがいいですね。
その中でパッカード大佐の狂気もなかなかいいです(ちょっと分別がまだありますが)。ベトナムで部下を失った彼は、今度こそ部下の仇を取ろうと向かっていくのですが、彼が狂気に走れば走るほど部下が亡くなっていくという、なんとも。

2005年「キング・コング」でも髑髏島の話だけでも1時間くらいはあったと思いますけど、こちらは今考えられる恐竜たちや虫たちが相手でしたが、本作では別の進化をしたらしく何処か見たことがあるけど、なにこれ?っていう生物が多かったですね。っていうか、コング以外皆変でしょ。(^^;
メインの敵なんて、トカゲらしいですが、どう見てもエヴァのシトですよね。(@@;
うん、これは今までのキングコングではなく、しっかり怪獣映画です!
だから、大勢死んでも悲しくならない!
死が悲しみを連想することは絶対ではないようです。

あ、そうそう、嵐に囲まれていたり、断崖絶壁に囲まれていて、その中では時間に忘れられていた世界が広がっているのは、エドガー・ライス・バロウズものには多い設定ですが、本作もそれによく似ていて、懐かしかったです。
こういうのって昔から好きなんですよね。(^^)

チェックポイント
【ここがいい!】
・アクションシーンはとてもよく、ヘリの人形とかちょっとしたこだわりがいい感じ。
・女性に対するコングの心情もいいですね。これがその後に続くのであれば、ここで刷り込まれたのかも。
・自爆覚悟も無慈悲に消し飛ぶ無残さ。
・露出の多い服を着ている人が多いですけど、まぁ、女性の場合、かまわないでしょうというか、そうあるべきかも。だって、ねぇ。(^^;

【ここは問題かな?】
・意外と生き残った…(おい)。
・グンペイの最期が観たかったです…(おい)。
・ほとんど空気な女性生物学者。
・わらわらと虫が出てきてほしかったです。
・あれだけの巨体が大木を投げられるまでわからないなんて。

【一言いいたいコーナー】
・モンスターばかりでしたが、髑髏地帯ではトリケラトプスの頭部と思しきものも。
・地質学者ブルックスが言っていた地球空洞説が出た時には、思わずおおっとなりました。
・今回のコングには親がいたようで、全長30メートル級なのですが、まだ子供(?)だったようですね。作中でも成長期であると言われていました。2020年にはゴジラとも戦うようですが、ゴジラは今や100メートル級、今でも十分大きいコングですが、これでは戦えないのでもっと成長するということでしょうかね。(^^;
・スタッフロールが始まるとある人物の後日談が映るので、ここで席を立つ人はいないでしょうが、その後、一番最後にもう一つのオチが始まるので、決して席を立たないようにしましょう。そこではモナーク機関に関する話と、他の石板が映し出されるのですが、そこに描かれているのは…どう見ても、ラドン、モスラ、キングギドラ、そしてゴジラでしょうね。
Number884ゴジラだけではなく他の怪獣たちも登場してくるのかな〜?

関連リンク
1933年「キング・コング
1933年「コングの復讐」デナムが再び島でコングの息子に。復讐ではない。
1976年「キング・コング」リメイク1回目(大筋は同じ)、感動もの。
1986年「キング・コング2」落ちたコングの心臓が!+メスコング登場、悲しすぎる!
2005年「キング・コング」リメイク2回目、アクションが凄すぎる感動もの。

コメントとトラックバックをさせていただきました。
或る日の出来事(ボー・BJ・ジングルズさん)の「「キングコング:髑髏島の巨神」
いやいやえん(makiさん)の「キングコング:髑髏島の巨神

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posted by 白くじら at 21:59| Comment(4) | TrackBack(1) | 怪獣 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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