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時に2199年、地球は謎の異星人からの攻撃を受けていました。
飛来する遊星爆弾の無差別攻撃による放射能被害により、人類の生活圏を地下へと追いやられていましたが、その汚染も着実に地下へと浸透し、もはや絶滅まで1年と迫っていたのです。
頼りの地球防衛艦隊も、謎の宇宙艦隊の圧倒的な攻撃力の前に壊滅寸前でした。
そんな時、外宇宙から飛来した1機の宇宙船が火星に不時着しました。
火星基地にいた訓練生古代進(声:富山敬)と島大介(声:仲村秀生)は宇宙船から絶命した美しい女性と通信カプセルを発見します。
通信カプセルは、地球から14万8000光年離れた大マゼラン星雲にあるイスカンダル星スターシャ(声:平井道子)からのものであり、その内容は宇宙航行に必要な波動エンジンの設計図、そしてイスカンダルに来て放射能除去装置コスモクリーナーDを受け取りに来るようにとのメッセージでした。
地球防衛軍は、地球脱出の為に密かに改造されていた戦艦大和、改め宇宙戦艦ヤマトに波動エンジンを取り付け、艦長沖田十三(声:納谷悟朗)の元、戦闘班長として古代、航海班長として島、そして生活班長、森雪(声:麻上洋子、現:一龍斎春水)、技師長の真田志郎(声:青野武)、機関長の徳川彦左衛門(声:永井一郎)、獣医の技師長(声:永井一郎)と分析ロボットのアナライザー(声:緒方賢一)らが乗り込むことになりました。
こうしてヤマトは地球人類の期待を背負い、往復29万6000光年の未知への旅へ出発するのでした。
その期間は僅か1年…。


その他にも、復路で生きていたデスラーが襲撃するということもカットされています。
なのでTV版を観た人は、あまり見る必要はないかと思います。(^^;
なお、このスターシャが死んでいたという下りは、その後作成された「さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち」の前夜祭で放送された劇場版ではTVシリーズを元にして再構成され、その後の公開でも再構築版が上映されています。
便宜上、前者を「スターシャ死亡編」、後者ほ「スターシャ生存編」と呼ばれているようですが、ヤマトの歴史としては死亡編はなかったことにするという事ですね。(^o^) これって「誰も知らないラストを君たちは目撃する!」という脚本家がよくやる手法で、なおかつほとんどのものが失敗してしまうというものですね。

【ここがいい!】
・これはTV版のレビューと同じですが、とにかく設定の斬新さは評価に値すると思います。
【ここは問題かな?】
・総集編の宿命か、「スターシャ生存編」ではイスカンダルを出発する直前に雪が手を負傷していたり(実際には藪の反乱がカットされている)、単純に継ぎ接ぎをしているのが分ってしまうところが残念ですね。
・今後の事もあるので、デスラー襲撃は欲しかったです。
【一言いいたいコーナー】


1974年「宇宙戦艦ヤマト (TV版)」
1977年「宇宙戦艦ヤマト」
1978年「さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち」
1978年「宇宙戦艦ヤマト2 (TV版)」
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