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2017年06月22日

COSMOS ピンクショック

私は止まらない。邪魔だからどいて!
1986年製作国:日本
プロデューサー:小松茂明、三浦亨原作:首藤剛志
製作:長谷川誠、相原義彰製作総指揮:
脚本:首藤剛志撮影:
音楽:川井憲次
「ボーイの神話」「コックピットをのぞかないで」田中真弓、坂本千夏
「アンドロメダおろし」ハリコノ虎軍団
amazon.co.jpで詳細を見る。

ストーリー
2106年、太陽系、冥王星の第17番基地から一機のハイパーロケットが飛び立ちました。
そのロケットは防衛隊の制止を振り切り、圧倒的速度で逃げてしまうのでした。その後、ロケットは各地で迷惑をかけ、領空侵犯を犯しながら突き進み、ついには機体の色から≪ピンクショック≫と呼ばれるようになるのでした。



問答無用で飛び続ける≪ピンクショック≫でしたが、ジュピター星系に来たときに燃料切れの問題で惑星に墜落。ジュピター軍に捕まえられるのでした。
ジュピター軍のギャツビー(声:速水奨)は、捕えられたパイロットがまだ17歳の女の子であることを知って驚きます。
そして女の子、速水ミツコ(声:佐久間レイ)のあまりに一途な想いを聞く内に…。



映画レビュー
ちょっとオススメまだLDやVHDが全盛の頃、VHD版でアニメーション総合マガジン『アニメ・ビジョン』が創刊しました。
この『アニメ・ビジョン』のVol2〜4にかけて連載されていたのが、この「COSMOS ピンクショック」というオリジナル・アニメーションだったのです。のちにまとめて、ちょっぴり新作パートを付け加えて1本の作品となりました。

キャラクターデザインに平野俊弘さんという豪華な作りで、パイロットの速水ミツコことミッチーの一途な想いを乗せて疾走する≪ピンクショック≫がとても楽しかったです。いろいろなパロディも多かったですしね。(^^)

チェックポイント
【ここがいい!】
・ミッチーの一途な想いがいい。
・ギャツビーの格好よさよ。それと相まってファンクラブ年会費の割引のギャップ。
・タイガース210年ぶりの優勝にかけて!!
・その辺に転がっているアニメより画力が半端なかったです。
・タイガース応援団長の格好よさ!

【ここは問題かな?】
・本当は全9話だったそうで、これから本編って感じで終わっているのが残念なところですね。

【一言いいたいコーナー】
・≪ピンクショック≫って、正面から見るとピンクのパンダです。(^^;
Number889・私は、この為だけにVHDを購入しました。きっぱり!

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posted by 白くじら at 15:50| Comment(0) | TrackBack(0) | アニメーション | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年06月16日

アフリカの女王

私達には、アフリカの女王がある!
アフリカの女王 《IVC BEST SELECTION》 [DVD]
1951年(THE AFRICAN QUEEN)製作国:アメリカ、イギリス合作
監督:ジョン・ヒューストン原作:セシル・スコット・フォレスター
製作:サム・スピーゲル製作総指揮:
脚本:ジェームズ・エイジー、ジョン・ヒューストン撮影:ジャック・カーディフ
音楽:アラン・グレイamazon.co.jpで詳細を見る。

ストーリー
1914年9月、ドイツ領アフリカ東部の小さな村にあるメソジスト教会でローズ・セイヤー(キャサリン・ヘプバーン)と兄サミュエル(ロバート・モーリー)は布教活動をしていました。
そんなある日、突然村に現れたドイツ軍が村を焼き払い、村人達も連れ去られてしまいます。騒動の中でサミュエルは殴り倒された挙句、あまりの惨状に精神異常をきたして亡くなってしまうのでした。

ただ一人残ったローズは、小型貨物船≪アフリカの女王≫で兄妹の様子を見に来たチャーリー(ハンフリー・ボガート)に助け出されます。
積荷にダイナマイトがあることを知ったローズは、チャーリーに魚雷が作れないかと提案。なんと彼女は≪アフリカの女王≫でドイツ軍の砲艦ルイザ号を沈めようと言うのです。あまりの無鉄砲さにチャーリーは、川下の砲艦までたどり着くためには、激流やドイツの砦など数々の難関がある事を言いますが、自分の案が気に入ったのかローズに諦めの様子はありませんでした。
逃げる事も考えなければならないチャーリーは、やむなく川を下って行くのでした。

やがて数々の困難を協力し合って乗り切っていく内に、互いに惹かれあっていく2人…そしてその前に砲艦ルイズ号が姿を現すのでしたが…。

映画レビュー
ちょっとオススメ映画鑑賞の記録のmiriさん発祥、忘却エンドロールの宵乃さんまとめの「ブログ DE ロードショー」に参加です。この企画は映画を決めて、その期間中にみんなで観ようというものです。
今回の作品は「アフリカの女王」、「クリスタルの断章」のポール・ブリッツさんのオススメ作品です。

映画レビュー

未観であり内容が冒険活劇ということで、アフリカで女王とそれを助ける男性が活躍するんだろうか?などと思っていたのですが、まさかオンボロ貨物船(しかもほとんどボート並みじゃん!)でドイツ海軍の砲艦を撃沈しに行くだってぇ!?とDVDを借りて裏の解説を読んで初めて知った内容にびっくり仰天(言い回し古い)!(^^)

いったいどういう過程でこんなことになったのか、本当に撃沈することができるのか?
2人の冒険、立ちはだかる難所と次第に惹かれあうところは冒険モノとしては定番ではあるのですが、アフリカならではの障害は面白いですね。特にラストは「おいおい!」で、最後まで楽しめた作品でした。

そういえば、ハンフリー・ボガートと言えは、渋く煙草を吸うイメージが強かったのですが、この作品で新たな一面が観れてよかったです。
ポール・ブリッツさん、楽しい作品の紹介をありがとうございました!

チェックポイント
【ここがいい!】
・やはり2人が次第に惹かれあうところでしょうか。目は口ほどにものを言うのことわざの通り、2人の顔の表情がとてもよかったです。
・最期の時の願いが聞き届けられるところ。ドイツ軍もそういうところは叶えるんですね。ローズの喜びが印象的でした。
・船に関しては何でもこなすチャーリーの技術力。しかし…溶接って流石に無理だと思いますけど…まぁ、いいか。(^^;

【ここは問題かな?】
・兄サミュエルが亡くなり復讐という流れですが、ローズが悲しんでいたのは最初だけで、その後は冒険や砲艦撃沈を楽しんでいたように感じられたのはどうなんでしょうか。お陰で暗くならずに楽しめたのも確かですが。(^^; やはりイギリスの女性は『鉄の女』なのかも知れませんねー。
・アフリカの動物たちがいろいろと出てきていたりしたのですが、実際に接触することが無かったのは残念です。

【一言いいたいコーナー】
・特撮は当時としては良かったと思います。やっばり激流とかは危ないですからミニチュアだったようですが、すぐに2人のアップに切り替わるのでうまいと思います。まぁ、アップはアップで特撮のところもあるんですけどね。(^^)
・ヒルを取るときに使った白い粉はなんでしょ?
・1978年「料理長(シェフ)殿、ご用心」に出ていたロバート・モーリーがローズの兄役で出ていたのがうれしかったですが…。
Number888呆気なくもお亡くなりになるとは…結構好きな人なので悲しい。

コメントとトラックバックをさせていただきました。
忘却のエンドロール(宵乃さん)の「映画「アフリカの女王」観た
映画鑑賞の記録(miriさん)の「☆ 再見  アフリカの女王 ☆
クリスタルの断章(ポール・ブリッツさん)の「「アフリカの女王」見る

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posted by 白くじら at 23:18| Comment(8) | TrackBack(1) | 戦争 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年06月14日

さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち

さらば地球よ、ヤマトは今、二度と帰らぬ旅に…。
さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち [Blu-ray]
1978年製作国:日本
監督:松本零士、舛田利雄、勝間田具治原作:松本零士
製作:西崎義展、吉田達製作総指揮:西崎義展
脚本:舛田利雄、藤川桂介、山本英明撮影:
音楽:宮川泰、沢田研二『ヤマトより愛をこめて』amazon.co.jpで詳細を見る。

ストーリー
西暦2201年。あの長かったガミラスとの戦いも終わり、地球は再び繁栄の道を歩んでいました。
ヤマトは廃艦処分、時代は最新の戦艦アンドロメダが航行する世界となっていました。かつての英雄古代は地球への輸送航海の途中、謎の発信をキャッチ。アナライザーの分析によると救いを求めているものと判りました。地球防衛軍は彼らに出動の命令は下しませんでしたが、古代たちはその命令を無視し、無断でヤマトの乗り込み出発するのでした。

一方宇宙では強大な彗星帝国が地球への進路をとっていました。
進路上の星を武力で攻撃、または彗星の力で取り込みつつ…。
ヤマトは苦難の末に発信地テレザードへと到着しました。そこにいた反物質人間テレサの言葉に彗星帝国の正体を知り、再びそのことを知らせるために地球へ…しかしその前に立ちふさがったのは死んでいたはずのかつての敵、大ガミラスの総統デスラー!彼は宿敵ヤマトを倒すべく彗星帝国に身を寄せていたのです。おそるべき瞬間物質移送機の攻撃がヤマトを襲います!!

ようやく近づいた彗星帝国に脅威を感じた地球ではアンドロメダ率いる新型戦艦が出撃、ヤマトの波動砲以上の威力を誇る拡散波動砲が彗星帝国に唸りを上げて発射されました。しかしその拡散波動砲は!!

映画レビュー
オススメヤマト初のオリジナル長編劇場アニメーションです。
ガミラスをはるかに越える彗星帝国ガトランティスに立ち向かうのはヤマトのみ、しかもエネルギーもほぼつき、艦載機コスモタイガーと絶望的な戦いを挑むヤマト、次々と死んでいくクルーたち、子供時に観ていたときにはもう涙、涙の作品でした。
本当は特攻という行為を美化していくのではなく、なんとか別の方法を探して欲しかったとは思います。しかし今まで親しみを感じていた人たちが亡くなるシーンを観ていると、涙なしには見続けられません。

ラスト、広大な宇宙で静かに響いてくる轟音を最期にヤマトは消え…しばし誰もが席を立たなかったように思います。
当時これほど感動させてくれた作品もなかなかありませんでした…が!

残念ながらその後、ヤマトはTVシリーズで彗星帝国編をストーリーを変えて放送、映画のラストではもう二度と姿を現しません、ヤマトはあなたたちの心の中で…といいつつ主要キャラは生き残り、ヤマトは健在。しかも後年「完結編」にいたっては沖田艦長を実は生きていたことにして復活!そんなことをすると1作目の沖田艦長の言葉、そしてその部屋に入ってきた佐渡先生が敬礼する感動シーンは!艦長の像が建てられている英雄の丘で古代たちが誓い合うシーンなどなど…あれはいったい何の感動だったのでしょうか、佐渡先生は誤診!?
別の意味で涙が流れそうで、あまりにも残念な作品です。
とはいうものの、この作品が悪いわけではないので、オススメします。ちょっと戦闘シーンが多すぎますけど。(^^;

チェックポイント
【ここがいい!】
・地球の守護神としてヤマトが位置づけられているところがとてもいい。特にワープで接近中の彗星帝国の前に現れ、地球を背負う姿にはゾクゾクします(ただ、何をやっても許されるかのようにやり放題で地球を出て行く古代くんたちにはちょっと参ってしまいますけど)
・音楽の演出がいいですね。古代の周りに今まで出会ってきた人たちが現れるシーンで使われている曲が好きです。
・アンドロメダ格好いいです。艦長の名前くらいつけて欲しかったですねぇ。

【ここは問題かな?】
・都市帝国から古代が逃げる時にコスモタイガー後部で加藤が撃っていたので「加藤生きていたか」といいつつ乗り込み発進、そのままヤマトに戻ってきて格納庫へ…しかし振り向いたとき加藤は死んでいました。「加藤おまえもか」って言いますが、加藤のいる場所の窓は割れているんです!!そんな状態で発進したら生きているものも…むむ、こ、古代君、なにか間違っていますよ。
・最大の問題点は反物質人間テレサでしょう。通常空間にいること自体不可能だと思うのですが、宇宙空間に平気でいるようです。しかも古代に「さあ行きましょう」と…むむむ。ちなみにTV版では島と血液交換をしていましたね。よく覚えていませんがTV版は設定がかなり変わっていたのでしょうか。
・彗星帝国が迫るとき、周囲の隕石が破壊され吸い込まれていくシーンがありますが、映画版だというのに何度も同じシーンがあります。バンクの使いすぎですよ。

【一言いいたいコーナー】

ふふふ、ヤマトの諸君。

・艦長席に森雪を座らせるときに、椅子が2席あるのは有名な話しですね。
・この作品ではありませんが「完結編」のCM…最後に「アニメ史上最高の…」(ちょっと違うかもしれないですがこんな感じ)というくだりがあるのですが、2回目以降は「アニメ史上[ごにょごにょ]…」となっています。なぜか聞こえないのです。カットされてしまったのでしょうか!
Number649・動画ミスでしょうけど、山本が被弾して突っ込む時に敬礼するのですが、肘が機体の外にでていますねぇ。(@o@)

関連リンク
1974年「宇宙戦艦ヤマト (TV版)
1977年「宇宙戦艦ヤマト
1978年「さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち
1978年「宇宙戦艦ヤマト2 (TV版)

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posted by 白くじら at 12:59| Comment(6) | TrackBack(0) | アニメーション | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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