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地球に接近するハレー彗星の調査に向かったスペース・シャトル≪チャーチル≫は、その近くに全長240Kmもある宇宙船らしきものに遭遇します。
船内に入った船長カールセン(スティーヴ・レイルズバック)たちは、そこで無数のコウモリ型の生物と、カプセルに入った裸体の女性(マチルダ・メイ)と男性2人を発見し、≪チャーチル≫へ持ち帰ります。
一か月後…≪チャーチル≫との連絡が途絶え、新に派遣された≪コロンビア≫は、火災を起こしていた≪チャーチル≫船内から3つのカプセルを発見し、宇宙センターへと持ち帰るのでした。しかし目を覚ました女性は、警備員の精気を吸い取りロンドンの町へと姿を消してしまいます。さらに2時間後、精気を吸われまるでミイラのようになっていた警備員が目を覚まし、近くの医師から精気を奪うのでした。逆に精気を吸われた医師がミイラのように…。
SASのケイン大佐(ピーター・ファース)とファラーダ教授(フランク・フィレー)達は、犠牲者たちを隔離しましたが、次の2時間後に精気の吸えない犠牲者たちは藻屑のようになって死んでしまうのでした。
そんな時、≪チャーチル≫の脱出カプセルがテキサス州に落下しました。
乗っていたのは、船長であるカールセンだけでした。そしてファラーダ教授は彼から信じられない話を聞くのでした。
カールセンとケインは、逃げた女性の追跡を始めましたが、センターでは2人の男たちの暗躍が始まっていました。
犠牲者から犠牲者を生む吸精鬼たちによって、ロンドンの町は壊滅状態になりつつありました。戻った2人ははたして…。
映画鑑賞の記録のmiriさん発祥、現、忘却エンドロールの宵乃さん主催の「ブログ DE ロードショー」に参加です。この企画は映画を決めて、その期間中にみんなで観ようというもので、通常は1本決めてから観るのですが、今回は同じテーマということで特別企画です。
企画名は「第7回 夏のきもだめし企画」です。
企画6回目に観たのは、「スペースバンパイア」です。
ホラー映画の巨匠ともいうべきトビー・フーバーを監督に、「スター・ウォーズ」「エイリアン」などの脚本家として有名なダン・オバノンを起用、さらに女性エイリアンがまぁ、なんと素っ裸という事で話題をさらって、私も劇場で見たのですが、あれれ?な出来にちょっと残念。
当時のSFX技術を使っていただけあって、序盤の精気吸い取りのシーンなどはなかなかの迫力。ミイラもよくできていると思います。
でも、そういう特撮よりもやっぱり目を引くのは裸体でしょうね。(^^; ちなみに女性は美人ですし、男性2人も超イケメンです。彼ら(役者として)のセリフは1ヵ所のみ。なんともはや。(^^)
残念ながら後半からそういう特撮部分へ減りますし、カールセン船長のいっちゃってる行動がちょっと観ていてイライラというかどうしてそこまで叫ぶ?と微妙ですね。ラストも全てをほったらかしな感じです。(- -;
【ここがいい!】
・何故か軽快な音楽がオープニング、エンディングに流れるのですが、これが結構好きです。
・序盤のミイラ誕生から崩壊まで。
【ここは問題かな?】
・カールセン船長…いっちゃってますよ。そしてあまりに自己中心。
・後半は、ただのゾンビモノに成り果ててしまっていたような。
・ラストが…意味不明かも。(^^;
・裸体。(^^; おいおい
【一言いいたいコーナー】
・「色々な意味で夜眠れなくなる作品」という言葉は、淀川長治さんの言です。まぁ、そういう事です。(^^;;;
・このジャケ写は映画を観ていない人が描いてますね。カプセルの型も違うし、寝ているポーズも違うし、何より女性は黒髪ですし。
・いつもとんでも邦題を付けてしまう日本ですが、これは原題の方が原作とは違っているという珍しいパターンです。(^^)
・カールセン船長の意識の中から女性の姿が決定したようですけど、だとするとあの2人の男性って…だれが?
・スタートレックのピカード艦長のキスシーンが。(@o@)
・阿鼻叫喚の地獄絵図となったロンドンはどうなったんだー。(^^;
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ラベル:バンパイア