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2009年01月03日

ウォーリー

想いを伝えるために必要なことって…。
ディズニー トランスフォーミング WALL・E (ウォーリー)2008年(WALL・E)
製作国:アメリカ
監督:アンドリュー・スタントン
製作総指揮:ジョン・ラセター
製作:ジム・モリス
原案:アンドリュー・スタントン、ピート・ドクター
脚本:アンドリュー・スタントン、ジムリードン
音楽:トーマス・ニューマン
amazon.co.jpで詳細を見る。

ストーリー
29世紀、荒れ果てた地球で働くのは、ただ1台だけ生き延びていたゴミ処理ロボットウォーリーでした。
体の一部にガタがくれば、周囲で機能を停止した同型から部品を調達して、なんと彼は700年間過ごしていたのです。プログラムされたゴミ処理をしつつ、彼の楽しみは、ゴミの中から宝物を探しては家に持ち帰ること、そして家でミュージカルを楽しむことでした。いつか、TVに映っているように誰かと手をつなぐことを夢見ながら…。

ある日のこと、天空から巨大な宇宙船が飛来し、白く輝くロボットが地上に降り立ちました。
中から出てきたのは純白の探査ロボットのイヴ。ウォーリーはすっかり彼女に心を奪われ、なんとか接触をもとうとしますが、彼女はとんでもなく短気で危険なロボットでした。やがてウォーリーの努力(?)によって二人は次第に打ち解け、ウォーリーは自慢の宝物を見せようと我が家に招くのでした。

しかし、ウォーリーがある宝を見せたとき、イヴはそれを体内に格納したあと機能を停止してしまいます。
数日後現れた船にイヴが回収され、ウォーリーもまたそれを追って宇宙に!果たしてイヴとウォーリーの運命は、そして彼らはいったいどこに!?

映画レビュー
オススメピクサーが今回扱ったのはロボット。
単なるゴミ処理ロボットを主人公にもってきたところがピクサーらしいですが、単純なロボットではなく、かなり細かい仕事もこなす、言わば見かけはボロでも能力的にはかなりのハイテクだったのかもしれません。同型が他にも生き残っていないのが不思議です。
ちなみにこの世界では感情を持っているロボットが異端視されるようなことはなく、持っていてもまったく不思議ではないようです。それが単純なロボットであっても、普段はきちんと仕事をしていても、自分で考えることも可能な感じでしたね。

ウォーリーは自分の仕事をしながら宝物も集めていますが、人間…というよりも、今生きている人が興味をもたないようなものにも惹かれています。アクセサリーなどもウォーリーが興味を示したのは開閉する入れ物の方、ミュージカル「ハロー・ドーリー!」も主人公たちではなく脇役の二人、しかしその部分こそ、ウォーリーらしさが込められているのです。
これらは人間の視点で見てはダメで、あくまでも1ロボットの見点で観ることが大切です。
おもちゃの視点から見る「トイ・ストーリー」ネズミからの視点から見る「レミーのおいしいレストラン」しかり、これをわかってこそ、新しい世界が私たちの前に広がるのだと思います。
そして、ピクサーはそういうところを映像にして見せるのがとてもうまいですね。

対する人間たちがほとんど動けないほどブクブク太っているのは、機械に対してあまりにも便利にしているとこんなことになるという、まさに今の世界に対する啓示、警告と言ったところでしょうか。しかし、それでもその生活をよしとしない艦長には脱帽ですね。予想を裏切って頑張ってくれました。

攻撃用の武器などないウォーリーですが、イブのためにまさに体の全てを使って健気に頑張る姿、それに応えてウォーリーに対してまっすぐに接しはじめるイヴの姿にはもう涙モノでした。
いい作品でした。

一家に一台、モー。(^^)/



今回観たのは日本語吹き替えバージョンです。
彼らが喋る言葉は、あの「スターウォーズ」のR2-D2の声を担当したベン・バート。ノイズの混ざる言葉ですが、不思議と何を喋っているのか判る。そんなギリギリのところがとてもいい。ただ、少し気になったのは、まれにイヴがノイズ無しで喋っているように聞こえた部分があったことです。
たとえば、最後の方で「ダメ」というシーン。その直前で「ウォーリー!」と機械音で喋っているのでその落差に驚き、しばらくその違和感が拭い去れません。
まさかとは思うのですが、字幕だとセリフがなくって、日本語のときに付け足したりしていないのでしょうか。
そもそも日本語バージョンだと日本語で表示されているものも多くって、これは誰が作っているのでしょう。CGなのでピクサー?それとも上から字幕のように付け足してるの?これらはDVDで確認しるしかないかな。

【さらに一言いいたいコーナー】
・最初ウォーリーの姿を見たとき、脳裏に浮かんだのはショートサーキットに登場するロボット、ジョニー5です。頭身は違いますが、頭の部分、足のキャタピラなどが酷似していて、これはジョニー5の子供?もともとのデザインの原案は野球を見に行ったときの双眼鏡からのアイデアだったそうですが、ショートサーキットのパッケージとウォーリーのパンフを見ても判るように、少なくとも日本スタッフは意識はしているのではないかなって思ってしまいました。(^^;
ショート・サーキットwalle.gif
ただ、ものの造型に関しては、今あるものにどこか似てしまうのは当然であり、元気いっぱいに動き回るウォーリーを見ていると、そんなことを言うのはヤボというものでしょうね。
・ピクサーシリーズではおそらく初めての実際のリアル人間が登場!一応映像ではありましたが、かなりびっくりでした。
・ピクサーシリーズにはよく今までの作品のキャラ、アイテム(有名なのはルクソーJrのボール)が登場しているのですが、今回はわかりませんでした。でもきっとどこかにあると思うのでDVDが出たらまた確認してみましょう。
・700年間働き続けたウォーリーのタワーは凄すぎです。そういえば昔パソコンのゲームで「HR2」というロボットに指示を出して高層ビルを建造するソフトがありましたが、まさにその光景を思い出してしまいました。
・映画館では本編が始まる前にショートストーリーの「マジシャン・プレスト」が上映されますので、コチラでも軽く笑っておきましょう。
Number491・ピクサーシリーズは、最後のルクソーJrが電灯を消すまでが作品です。モーの活躍もお忘れなく。

コメントありトラックバックです。
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posted by 白くじら at 15:14| Comment(10) | TrackBack(5) | CGアニメーション | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
トラックバックのアイコンがくじらさんになってるーー!(笑

私も予告編を見た時に、「ショートサーキット?」と思いました(笑

これはひさびさに見たいと思った映画です。
見れるといいなぁ。
Posted by 葉山猫 at 2009年01月04日 12:03
こんにちは、葉山猫さん。

心機一転ってことでアイコンも作ってみました。
小さいアイコンは難しいです。

見かけはもう「ショートサーキット」の子供版でしたね。とはいっても見かけだけで、動きや能力などは全然違いましたし、なんといっても一途なところがとてもかわいい。(^^;
面白かったので、ぜひ観にいってみてください。
Posted by 白くじら at 2009年01月04日 12:17
白くじらさん、あけましておめでとうございます!
コメとトラバ、ありがとうございました。おひさしぶりなので、嬉しいです。今年もよろしくお願いします。

アニメのジャンルを飛び越えた、とても良く出来た映画で、wancoもnyancoも涙なしには観れませんでした。
ロボット視線というのは重要ですね。いつかDVDで観る時はそこのところを注意してみると、また新しい世界が見えるかもしれませんね。

確かにジョニー5に似てました!元々は戦闘ロボットだったジョニー5に感情が芽生えて来る設定も似てましたね。

p.s. くじらのアイコン、可愛いですね。
それでは、今年もよろしくお願いします!
Posted by wanco&nyanco at 2009年01月04日 16:26
おめでとうございます、wanco&nyancoさん。
トラックバックありがとうございました。今年もよろしくお願いいたします。

この作品はよかったですねぇ。
昨今のドラマや映画ではなかなか泣けるものがなかっただけに、感動も久しぶりでした。
ロボト視線や人形視線、魚視線というのは改めて考えると人間とは感性がずいぶん違っていることに気付かされますね。

ジョニー5に感情が芽生えるところもよかったです。
こちらの作品も大好きです。

くじらアイコン、かわいく見えてよかったです。(^^)
Posted by 白くじら at 2009年01月04日 17:22
いやああ、涙無しに見れない感動大作(笑)でした。コメディとしても、トムとジェリー世代には懐かしいギャグ満載でした。ピクサーの作品では一番気に入りました。

そうです、なんといってもM-Oですよね!?
可愛いですよね?!
一家に一台欲しいですけれど、
床を汚すとぶりぶり怒りますねきっと。

英語版で見ましたが、イブの声はいつも機械音だったような・・

>日本語バージョンだと日本語で表示されているものも多くって、
日本版では表示なんかも日本語だったんですか?
重要マーケット向けに各言語で作ったんでしょうか。

ではではTBさせていただきます。
Posted by ptd at 2009年01月04日 23:53
こんばんは、ptdさん。

トラックバック、ありがとうございました。
そういう追いかけっこもありましたね。懐かしいです。

モーは可愛くていいです。
私も汚してばかりで、いつも怒られてばかりかもしれませんが、怒りながらも一生懸命キレイにするところがなんともいいです。

英語版は機械音でしたか。
私も聞き間違いかもしれませんが、聞いていて「はっ」としてしまいましたから、かなりの違和感が。
日本語の表示は、全てではなく何か重要なところだけです。イヴがMAPで艦長のところへ行くときも日本語で書かれていました。CGなので、その部分だけ日本語にするのは大して問題ではないと思いのですが、ほかの部分が英語なので、少し違和感は残りますね。まだ字幕で説明してもらったほうがいいと思います。小さな子にはいいのかな。
Posted by 白くじら at 2009年01月05日 21:44
白くじらさん、明けましておめでとうございます!
復活されてうれしいですよ。
でてこないんじゃないかと心配してました。笑
今年もよろしくお願いいたします〜♪

ショート・サーキット、私も覚えがある。笑
ウォーリー、そういえば似てます。
ピクサーって無機質なものの表現力がずば抜けてますね。
ウォーリーが愛おしくて、泣きましたよ。
まあ人間がでてきてからテンション下がりましたけど、、
そうリアルな人間の映像がでてきてびっくりでした。

今年もいい映画にいっぱい出会いたいですね。
Posted by アイマック at 2009年01月10日 22:02
明けましておめでとうございます、アイマックさん。
お久しぶりです、なかなか復活までの道のりは長かったですが…それにも関わらず今だに問題があるのですが、ぼつぼつとあげて行きたいと思います。
今年もよろしくお願いいたします。

今日、映画館でウォーリーを発見しました。
意外と大きいです。実物大だったのでしょうか。

確かに人間がいなくても十分表現力もありましたし、面白いものになっていたと思います。こういう無機質なものに生命を宿すのは昔の「ルクソーJr」の頃から脈々と受け継がれているようですね。素晴らしいことです。
Posted by 白くじら at 2009年01月11日 23:50
他のウォーリーと同型のロボットは、みんな機能停止しちゃったんでしょうかね。冒頭の枯れ果てた孤独な世界の中で、ウォーリーのピュアさが心に潤いを与えてくれます。
イブの吹替えについては、わたしも「あれ?」と思うことが何度かありました。いくらウォーリーより新しいと言っても、一部分だけ生々しいと違和感が・・・。
あと、モーの一途さは本当に可愛らしかったです。その分、同じく命令に忠実だったオートの扱いには納得いかないものが・・・。
わたし的には、人間は出てこないほうが、この世界観にたっぷり浸れたと思います。
Posted by 宵乃 at 2012年04月11日 13:57
こんにちは、宵乃さん。
お返事が遅くなり申し訳ございません。

同型型は1体、また1体と機能停止になっていったのではないかと思います。
毎日の仕事(?)の中で、楽しみを見つけて孤独に生活をしていたウォーリーにとってイブとの出会いは衝撃的だったでしょうね。

吹き替えは宵乃さんも「あれ?」がありましたか。
やっぱりミスなんでしょうかねぇ。一部分だけでも失敗していると台無しになっちゃいますよね。

モーはよかったですよねぇ。
オートも確かに命令に従っだけですからね。プログラムに忠実なロボットたちには本当は非はないと思います。

ピクサーに人間は似合いません。(^^)

トラックバックありがとうございました。
こちらからもさせていただきました。
Posted by 白くじら at 2012年04月15日 15:53
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