![]() 製作国:アメリカ 監督:ジョン・スティーヴンソン、マーク・オズボーン 製作総指揮:ビル・ダマスキ 製作:メリッサ・コブ 原案:イーサン・リーフ、サイラス・ヴォリス 脚本/共同制作:ジョナサン・エイベル、グレン・バーガー 音楽:ハンス・ジマー、ジョン・パウウェル 「カンフー・ファイティング」シー・ロー&ジャック・ブラック amazon.co.jpで詳細を見る。 |

中国…平和な村里に住むパンダのポー(声:ジャック・ブラックジャック・ブラック/山口達也(TOKIO))は、カンフーに憧れているラーメン屋の息子。
その日は、ウーグウェイ導師(声:ランダル・ダク・キム/富田耕生)が伝説の「龍の戦士」を選ぶということで、ポーも見学に行きましたが、ひょんなことから彼が選ばれてしまいます。
シーフー老師(声:ダスティン・ホフマン/笹野高史)がいくら「あれは偶然に」と言っても、ウーグウェイ導師は、「偶然はなく、信じなさい」と老師を諭すのでした。
やむなくポーに修行を始めようとするシーフー老師とタイガー(声:アンジェリーナ・ジョリー/木村佳乃)、モンキー(声:ジャッキー・チェン/石丸博也)、ヘビ(声:ルーシー・リュー/MEGUMI)、ツル(声:デヴィッド・クロス/真殿光昭)、カマキリ(声:セス・ローガン/桐本琢也)のマスター・ファイブの5人。
しかし、食欲と知識だけのポーに落胆するしかなく、また「龍の戦士」にもっとも近いといわれていたマスター・タイガーは苛立ちを隠すことが出来ません。
そんなとき、恐れていた邪悪なカンフー使いタイ・ラン(声:イアン・マクシェーン/中尾彬)が脱獄!危険を察知したマスターファイブは導師に黙って阻止に向かいます。
一方、残されたポーを見ている内に、彼の食べ物に対する執着心シーフー老師は…。
マスターファイブは恐るべしタイ・ランを阻止することが出来るのでしょうか?そしてシーフー老師の発見したものとは?


主人公はパンダ…パンダ拳というものは聞いたことがないですね。
わきを固めるのはマスター・ファイブと呼ばれる5人の達人たち。それぞれ、虎拳、猿拳、蛇拳、鶴権、蟷螂拳の使い手ですが、登場人物が動物なのでそのままの姿で登場。まさに拳の精霊みたいにも思えます。メインは立場上ポーと対立してしまうタイガーですが、なにげに凄かったのがカマキリでした。その小さな姿なのに、ものすごいパワーを持っていて、つり橋のシーンでは思わず「ちょっと待てー!」と叫んでしまいそうになる頑張り。
正統派として戦うマスター・ファイブや老師たちもよかったですが、食に関しては凄いパワーを出すパンダ拳も面白かったですね。あのハチャメチャ振りでは、なかなか正統派では勝てないのかも。(^^;
とにかく彼らの動きが、戦いはもとより、ちょっとした動きにしてもものすごく格好いい!
この作品のいいところは、きちんとそれぞれのキャラにドラマを持たせていたところです。
敵であるタイ・ランがなぜあれほど邪悪に染まってしまったのか、シーフー老師であったも苦い過去がポーを通してようやく…など、巻物の真の中身は、西遊記のラストでも使われているものですが、今なお、昨今の世界には中身があってこその巻物でないと、タイ・ランのように最後まで理解されないのかもしれません。
【一言いいたいコーナー】
・やっぱり吹き替えに、俳優を使うのはやめて頂きたいと思います。勉強をしている者としていない者とでは、抑揚がうまく伝わらないのでしょうか。今回のポーや、以前のハウルなどは淡々と喋るシーンの方が多いのでまだ違和感が無いのですが、叫んだりするシーンでは今一つ声が出ていないんですよね。向こうではジャック・ブラックが声を当てていて、来日したときに山口氏とインタビューを受ける場面があったのですが、ジャックは実際のポーのように暴れながら喋っているのに対して、山口さんは直立不動での声あて…別に直立不動がダメというわけではありませんが、やっぱりのって喋ったほうが自然な声が出るのではないかと思います。
・結局ポーの親子関係はいったい、一度語られそうでしたが、全然違う話になっちゃいましたし…まぁ、いいとしましようか。(^^;


夫婦でシネマ(wanco&nyancoさん)の「カンフー・パンダ」
何度かブログにお邪魔させて頂いたのですが、久しぶりに白くじらさんのレビューを拝見できて嬉しいです。
私達も昨年は忙しかったせいか、思うようにレビューがアップできず、、今年はもう少しコンテンツが充実できたらいいな、なんて思ってます。(^^)
改めて、今年もどうぞ宜しくお願いします。
この映画は、本当にそれぞれのキャラにしっかりとドラマを持たせていたせいか、奥の深い内容の作品になっていましたね。
本当ならポーがタイ・ランに短期間の修行で勝てるはずがないのに、そこに辿り着くまでの伏線がきちんと描かれていたからこそ、違和感の無い納得のいく内容に仕上がっていました。
私も吹き替えに俳優を使うのは止めてほしいと思いました。。
上手い俳優さんならいいのですが、やっぱりキャラクターの雰囲気に合った、ちゃんとした声優さんを起用してほしかったですね。。^^;
TBさせていただきました♪
ありがとうございます。頑張って、続けて行きたいと思います。
忙しさにはあまり変わりはないのですが、こうやってブログを付けていくことによって、忙しさのストレスも発散されるようなので。(^^;
お互いに頑張りましょう。
おっしゃるとおり、CGモノだと侮るなかれ、皆さん過去での出来事がいろいろな足かせになっていたようで、ただの拳闘映画にはなってなかったですね。
タイ・ランの改心は難しかったのみたいですが、この戦いを経てなんとか立ち直ってもらいたいものです。
俳優でもちゃんと声優技術を持っている人ならいいのですが、抑揚も付けられないのではねぇ。
トラックバックありがとうございました。
こちらからもさせていただきました。
カンフー、カンフー、やれカンフーみたいな。
これは傑作でしたよね。
主役のポーがジャック・ブラックそのものなんですよ。
そこがスゴいんです。
ジャック・ブラック以外に考えられないです。
ポーの精神とジャックの精神が見事に重なっていますよね。
ポーがジャックに見えてくるほどです。
感動しました。
とりあえず、カンフーモノは「カンフー少女」でおしまいです。
なんだか一気に観てしまいました。(^^;
ジャック・ブラックはよかったですねぇ。
やはりこの作品は断然字幕で観ないとダメですね。
マイクの前で大暴れしていたのが、そのままアニメになったようです(ホントは逆ですが)。
私もこの作品はお気に入りの1本になってしまいました。