2008年(KUNG FU DUNK) 製作国:アメリカ 監督:チュー・イェンピン 撮影:チャオ・チャオティン 美術:イー・チュンマン 音楽:石川光 amazon.co.jpで詳細を見る。 |
浮浪者のもとに捨てられた赤ん坊は、瞬間移動の奥義書と共に、カンフー学校で引き取られることになりました。修行の日々、しかしある日のこと、師匠は奥義の習得中にこの世を去ってしまいます。
やがて若者となったシージエ(ジェイ・チョウ)、カンフーの達人ではありながらも校長の引き立て役となる日々。嫌気がさして公園で空缶をゴミ箱へ投げたことが、中年男リー(エリック・ツァン)の目に止まり、二人は自称「富豪化計画」に乗り出すことに。
リーはシージェをバスケを通して親を探すという、感動的ストーリーを作り出し大学へ売り出すことに成功します。
最初はチームワーク、動きながらのシュートに戸惑いを見せつつも、次第に成長してくシージエたち。しかし、勝ち進む彼らの前に現れたのは、マファイアの息のかかる凶悪バスケチーム。今、コートは戦場と化す!
ありえねぇー…シリーズというわけではありませんが、ついにカンフーのバスケモノが登場。
主人公のボールコントロールがいいので、最初はそのままのシュートが多いですが、タイトルどおりダンクシーンが多くなりドハデなシーンが炸裂していきます。特にラストの驚くべきシーン(実は私もその存在を忘れて普通に試合を楽しんでいました)には驚きました。ここまでするかーって感じでしたが、これもこういう作品ならOKしましょう。なにせ敵がね!!
こういうハデなシーンに見え隠れしつつ、人間関係もきっちりと描かれており、シージェとリーとの関係は最後のオチまで良かったと思います。またアル中キャプテンの過去から敵のキャプテンとの確執、そしてその決着も、なかなかどうしていい描き方で、ホントに敵のキャプテンの憎らしいこと。そう思えば思うほど、最後の決着が活きてくるのでしょうね。
それにしても…校長!!
【一言いいたいコーナー】
・ラスト8分の驚愕シーンはなんと2億4000万円かかっていたとか!
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