![]() 製作国:カナダ・イギリス 監督:テリー・ギリアム 製作:ガブリエラ・マルチネリ、ジェレミー・トーマス 原作:ミッチ・カリン『タイドランド』 脚本:トニー・グリソーニ、テリー・ギリアム 撮影:ニコラ・ペコリーニ 音楽:ジェフ・ダナ、マイケル・ダナ amazon.co.jpで詳細を見る。 |

ドラッグ漬けになっている両親の面倒をみていた10歳の少女ジェライザ・ローズ(ジョデル・フェルランド)は、母(ジェニファー・ティリー)の死をきっかけに元ロックスターの父ノア(ジェフ・ブリッジス)と共に故郷であるバイキングとフィヨルドの地ユトランドへと向かうことになりました。
おばあちゃんが住んでいた家はもうボロボロでしたが、二人はここに住むことにします。しかし父はその夜もドラッグで『休暇を過ごす』のでした。
ローズの友達は首だけのバービー人形、ミスティーク、サテン・リップス、ベイビー・ブロンド、グリッター・ガールでした。
食料が少なくなり、襲ってくる孤独感の中、彼女はミスティークたちや『休暇を過ごす』父たちと想像の世界に入っていきます。そんなときローズは、黒ずくめの女性デル(ジャネット・マクティア)とその弟ディケンズ(ブレンダン・フレッチャー)と出会うのですが…。


タイドランドという言葉は『干潟』という意味ですが、ほかにも『境界線』という意味もあることから、現実世界と想像の世界の中間にあたる場所のような気がします。恐怖や飢えなどと戦うために「自然」と想像の世界へ入っていけるローズは、ある意味、まだ子供らしいバイタリティの持ち主なのかもしれません。
ここでの想像の世界への入り方はとてもよく、テリー・ギリアムならではの映像ですね。
しかし…実はローズの周囲にはかなり恐ろしいことが起こっており、それを彼女は乗り切っていくことになるのです。
この部分が明るければいいのですが、かなりリアルに生々しい部分が多々あり、観ていて「うーん」と唸ってしまうことも度々。ちょっと生理的にも嫌な感じなんですよね。今までのテリー・ギリアムの作品では感じられなかった『匂い』がこの作品にはありました。
手法としては「未来世紀ブラジル」に近いような感じですね。あそこまで逃避はしてませんけど。(^^;
とにかくこの作品はローズのためにあり、ローズの未来が広がっていくのを願う作品なのかも。
【一言いいたいコーナー】


晴れたらいいね〜(ちゃぴちゃぴさん)の「ローズ・イン・タイドランド」
旧作をねらえ!in TSUTAYA わさぴょんの映画鑑賞日記(わさぴょんさん)の「「ローズ・イン・タイドランド」・・・82点」
子育て 時々 映画(マミイさん)の「ついてけなかった・・・・・・」
妙に生々しいところが、困りもん。
ちゃぴさんはマニアックな映画が好きだねと会社の人に言われたところですが(自分ではそう思ってない・笑)、
この映画も、またちがうマニアックな人好みですよね〜。
ジョデルちゃんは、ホラー系が似合う美少女だと思う。
美人になるでしょうね。
ですね。剥製になるのはかなり驚きました。
それに性描写など。(^^;
マニアックでしょう。
これはテリー・ギリアムが好きな人でも受け入れるのが難しそうです。
ジョデルは美少女ですね。
知っているのが両方共ホラーっぽいので、このままいくとホラーの看板を背負って立ちそう。いい演技でした。
トラックバックありがとうございました。
こちらからはURL記述をしに参ります。
でもそんなにマニアックですか。
変な映画なのは想像つきますが・・・
「とほほっ」すか。
ところでIE6で見ると、レイアウトが崩れているようです・・・??
あれ〜私は好きだったけどな〜☆
確かにちょっと生理的にヤナな感じもしましたね・・・
その危うさがいいのかな〜なんて♪
ローズはきっとこれからも、何があっても
強く明るく生きるのでしょう!(完)
「未来世紀ブラジル」もかなり行っていた作品でしたが(でも好き)、これはそれにさらに輪をかけて個人的には嫌いなシーンが多かったので、ダメでした。
好みの問題もあるのでしょうけど。
えっ、レイアウトが崩れていますか?
どのあたりでしょう…私はIE7になってしまっているんですよ。(@_@;;
おお、観られていましたか。
映像的には黄金の草原にぽつんと立つ家なんて、すっごくいい映像でしたし、首だけバービーも好きだったのですが…あの剥製あたりから「うっ」と思ってしまいました。(^^;
ローズのバイタリティには脱帽ですね。
きっと、これからも…。
トラックバックありがとうございました。
こちらからもさせていただきます。
やっとパソコンがなおりました。
自己修復可能でよかったです。
私は割とテリー・ギリアム好きなのですが、これは理解不能でした。
醜悪なイメージだけ残っていて内容をほとんど覚えていないので、
白くじらさんのレビューを読んでまた観てみたい気になりました。
「不思議の国のアリス」自体が不可思議な世界なので
見る人が見たらこんな感じ方をしているのかもしれませんね。
ヤン・シュヴァンクマイエルってチェコの人も『アリス』という作品を撮っていますが
これもグロテスクな感じでした。
ティム・バートンもアリスを映画化するようですね。
どんな風になるのか楽しみです。
パソコンが直ってよかったですね。
一時はどうなることやらと、思っていました。(^^;
私はダメでした。結構テリー・ギリアムの世界観は好きだったのですが、ちょっと個人的に嫌いなシーンが多かったからかもしれません。
アリスの世界はかなり不可思議なことが多くって、あのアイデアは凄いと思います。グロテスクな「アリス」はまだ観たことがないです。DVD化されているのかな、ちょっと探してみよう。
お、アリスの映画化ですか。
変わった世界なのでティム・バートンに合っているかもしれませんね。(^^)/
トラックバックありがとうございました。
こちらからもさせていただきます。