![]()
|

昭和41年7月17日(日)19時…TV番組『ウルトラマン』(提供:武田製薬)が放送されました。
ダイゴ、アスカ、我夢の3人の少年は、初めて観るウルトラマンに夕食のカレーライスを食べるも忘れて見入りました。その日から3人の中に芽生えたウルトラマンへのあこがれ、そしてときめき。
ある日のこと、3人は鈴の音と共に赤い靴の少女に出会いました。4人は一緒に遊び、流れ星向かって願いを言うのでした。
ダイゴは宇宙飛行士に、アスカは野球選手に、我夢は科学者に…そして少女とダイゴはある約束を交わすのでした。
月日は流れ3人は大人になりました。
宇宙飛行士ではなく経済観光局で働くダイゴ(長野博)は、その日、どこかで聞いたことのある鈴の音を耳にします。
突如横浜の海上に見える廃墟の蜃気楼、そしてTVでしか見たことにない怪獣の出現。破壊される横浜の町を救うために出現したのはウルトラマン(メビウス)?ダイゴはTVで見たことのある怪獣の弱点をウルトラマンに教え、ウルトラマンは見事、怪獣を倒すのでした。
ウルトラマン、ヒビノ・ミライ(五十嵐隼士)は、この世界に危機が迫っていることをダイゴに伝え、7人の勇者を集めなければならないと言います。
ダイゴは夢の中でウルトラマンになった自転車屋のハヤタ(黒部進)、ハワイアンレストランのダン(森次晃嗣)、自動車整備工場の郷(団時朗)、パン屋の北斗(高峰圭二)、そして友達のアスカ(つるの剛士)と我夢(吉岡毅志)が7人の勇者ではないかと考えるのでしたが…。


私はあまりよく知らなかったのですが、昭和とメビウスを除く平成のシリーズでは世界観が違うらしく、共演は難しいとされていたようなのですが、この作品ではパラレルワールドという設定で解決しています。
舞台となる世界は、ウルトラマンはTVだけの存在で現実にはいません。そこに現れたメビウスが、多次元で活躍していたウルトラマンのことを伝え、そのことを思い出すことによってウルトラマンにという軸に、昔の名怪獣たちヒッポリト星人やパンドンなどと戦っていくというストーリー、何しろ8人もいるのでいろいろと見せ場を作るのも大変だったかもしれませんが、飽きることもなく、いいオチで締めくくられていました。
なかなかいい作品でした。
この作品でもっとも素晴らしいことは、ちゃんとオリジナルのメンバーで構成されていることです。
当然、昭和のヒーローたちはもうかなりのお年になっておりますが、面影はちゃーんと残っています。さらに記憶を呼び覚ますときに、フラッシュバックのようにかつてのシーンが挿入されていて、往年のファンには涙モノでしょう。(^^; いやぁ、もうストーリー以前の感動ですね。
このオリジナルメンバーはウルトラマンだけではなく、周りの人たちまでもが出演しています。こんなメンバーで映画が作られるなんて、もう二度とないかもしれません。
ファン方はご覧ください。ジー・アイ・ジー!!
登場するウルトラマンは、
昭和から
ウルトラマン
ウルトラセブン
ウルトラマンジャック(帰ってきたウルトラマン)
ウルトラマンA(エース) 夕子も出ていましたが変身は一人です。
平成から
ウルトラマンティガ
ウルトラマンダイナ
ウルトラマンガイア
です。
【一言いいたいコーナー】
・ハヤタはアキコ、ダンはアンヌ、郷はアキ、北斗は夕子とそれぞれ結婚していたりするのがびっくり。いったいいつの間に!!とくに夕子は月に帰ったのでは!
・帰ってきたウルトラマンがウルトラジャックと公式に名付けられたのは10年以上後の話。判りにくいと思ったのか、ヒビノが郷を呼ぶときに、帰ってきた兄さんとかいろいろな名前で呼んでいたのが笑えました。

【関連する記事】