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西暦1989年、第4次世界大戦が勃発。その結果、世界はアメリカ連邦国という1つの国家に統一され、ここに始めて平和が訪れました。
2000年、第10回大陸横断ロードレースが開幕されようとしていました。
出場者はジェーン、マチルダ、暴君ネロ、マシンガン・ジョー(シルベスター・スタローン)、そして世界が誇る1998年、1999年と連続優勝のミスター・フランケンシュタイン(デイヴィッド・キャラダイン)です。彼らはそれぞれナビと共にレースに出場します。
フランケンシュタインは義手の手術をしたばかりだというのに、そのまま出場。前大会で亡くなった代わりのナビにはアニー(シモーヌ・グリフィス)が付きました。
コースはニューヨークから各チェックポイントを通りつつ、ゴールであるニューロサンゼルスまで3日間の行程です。
その間に多くのポイントをあげた選手が優勝となります。
そのポイント獲得方法は、レース中にいかに人を殺すか!!今、5台の凶悪な車が唸りを上げて爆走する!
そんな中、独裁政治に終止符を打たんとレジスタンスたちの暗躍も…。


大陸横断レースはよく題材にされたりしたものですが、この作品ではただスピードを競うだけではなく、なんと人(それも一般人)を殺すことによってポイントを上げて競うという、どこが世界平和の象徴なのかわからないようなレース仕様になっています。恐ろしいことは、そういうレースがさも当たり前に行われていることでしょう。轢いてしまったり激突で拍手喝采なのです。
車も「チキチキマシン猛レース」に登場しそうな車体です。(^^;
これはまだ子供のころに観たのですが、かなり恐ろしい話でしたね。
以前、木曜洋画劇場で録画していたものが発掘されたので観なおしてみました。
この作品の主役はミスター・フランケンシュタイン役のデイヴィッド・キャラダインです。
今なら「キル・ビル Vol.1」「キル・ビル Vol.2」でのビル役が有名ですが、当時は「燃えよ!カンフー」がとても好きで、彼が出ているというので観たものです。
実はumetramanさんの「映画偏り放題」内『映画『ローラーボール』 ・・・近未来のスポーツがこれまた大変なことになってます』のコメントでスタローンが出ているよって教えていただいたことも再観のきっかけですね。ありがとうございました。
シルベスター・スタローンはマシンガン・ジョーという役で、フランケンシュタインのライバル的存在です(あくまでも自分から見たときの…というのが泣かせてくれます。最後の方は少し認めてくれていたようですが)。レースだというのにしっかりスーツ姿…性格もかなりいっちゃってます。拳闘で負けてしまうのもスタローンには珍しいかも。でも頑張ってます!
![デス・レース [DVD]](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/51GQR5VSzvL._SL160_.jpg)
レーサーを死刑囚にするあたり、世間体を気にしたのでしょうか。
オリジナルのこの作品では一般の人間はもとより、病院の車椅子の老人たちを看護婦たちが路上に置いたり(これは看護婦たちがぶっ飛んでいましたけど)…ルールの設定などは、
・女性の場合はどんなときでも+10ポイント加算。
・未成年者、40ポイント。
・12歳未満の幼児、70ポイント。
・70歳以上、100ポイント。
なんとも凄い設定です。実際にはおそらく映像的に問題になると思ったのか、幼児や老人の殺害はありませんでしたが、それに近い描写は。
まぁ、やっぱりいい気持ちでは観れませんからね。
【一言いいたいコーナー】


映画偏り放題(umetramanさん)の「映画『デスレース2000年』 ・・・安楽死デーとマシンガン・ジョーに要注目です」
sailor's tale(starlessさん)の「デス・レース」
【関連する記事】
当時のレンタルビデオ屋には「スタローンが整形前に出演したポルノビデオ!」なんてのも並んでました☆(そして観た^^;)
そうそう、「チキチキマシーン」ですよね!!
リメイクの予告編観て「全然ちゃうやん!」と思ったのですが
こうして白くじらさんの記事を読んでみると、たしかに今ではこんな得点設定はできないですね〜
(インディーズならまだしも。)
これってロジャー・コーマン監督かと思い込んでましたが、監督は違う人だったんですね☆
しかし世界を統一して「アメリカ」。
『インディペンデンス・デイ』とかでも感じたけど、世界の中心はアメリカなわけですね(´д`)
これ、日本で作っても絶対「日本共和国」とはならないだろうな〜
おお、観たことがあったのですね。
スタローンがポルノ映画に出ていたというのは昔聞いたことがありますが、さすがに観たことはまだないです。なんだかちょっと気になりますねぇ。(^^;
どうやらリメイク版はずいぶん違うようです。
マシンはもうギザギザがついたり、牙や角まであってチキチキマシンって感じでしたね。ブラック魔王がいっぱいいたのかも。(^^)
「バトルロイアル」のような作品もあるので少なくとも年齢制限はかかりそう。
アメリカ主体の世界統一っていったい…ひょっとして第4次でアメリカが勝ったということだったのかもしれませんね。日本はいったい…。
おおお、私のHNと駄文記事まで載せて下さるとは!ビックリです。ありがとうございます^^。
この作品、初めて知ったのが日曜昼過ぎのテレビジョッキーというバラエティ番組でした。新作紹介として宣伝されたのですが、うぉ!人轢いてるよ!凄い映画が来たなあ〜と思いましたね。ハリボテトンネルからのダイブだって唸りながら見てましたもの(笑)。
DVDになってからやっと観てみると・・・。うはは、こりゃギャグ映画だなと(笑)。
その設定や見た目にバカ映画の烙印を押してしまいそうですが、今では絶対に作ることのできない作品だからこそ笑えるのだし、こういう作品を普通に作れた70年代って凄いしイイ時代だったな、と思いますね(笑)。
ロジャー・コーマンがどこまで志があったのか不明ですが、色んな意味で永遠に語り継がれる名(迷?)作だと思いますよ^^。
リメイクの「デスレース」は絶対ダメだと思ってましたが、意外やとても楽しめました。DVDが楽しみです♪
TBさせて頂きました♪
やっぱり同じ映画のコメントということでリンクさせていただいたのですが、記事も別途上げられていたのですね。気付きませんでした。(^^;
「テレビジョッキー」とは懐かしいですね。
ほとんど覚えていませんが、何かすることで黄色いギターをもらえていたような。
それにしてもこの映画の宣伝をするとは…なかなかTVで公開するのも問題になりそうなシーンの連続なのにねぇ。
張りぼてのトンネル…まさか引っかかるとは…しかもそのままダイブですからねぇ、飛んでいるのに浮かばれん人でした。
「デスレース」は観ていないのですが、かなり違うよう。でも、基本スタンスは同じようですし観ておきたいですね。
トラックバックありがとうございました。
こちらすらもさせていただきますが、リンクになるかも。(>_<)