![]()
|

キリスト教の宣教師であったキャサリン(ヒラリー・スワンク)は、スーダンで夫と娘を雨が降らなかったという理由で生贄にされ、それ以後「神の奇跡」を科学的解き明かす日々を送っていました。
そんなルイジアナ州立大学にいるキャサリンと助手のベン(イドリス・エルバ)の元に、ヘイブンという湿地帯の村から調査依頼がきました。依頼者であるダグ(デビッド・モリシー)が言うには、3日前から川の水が真っ赤になったと。
まるで聖書に伝わる『10の災い』の1つ≪血の川≫であり、残る9つの災いが起こると村の人たちは恐れ、疑いを沼に住む少女ローレン・マコーネル(アナソフィア・ロブ)に向けていました。兄のブロディが死んだことが原因だと言うのです。
キャサリンはダグの家を拠点とし調査を開始。川の水をラボに送り分析を頼みますが、その感にも、カエルの落下、肉に群がるウジとアブ…と次々と災いが起こるのでした。奇跡など信じない彼女は科学的に分析を進めていましたが、川の水の分析が判り、そしてローレンとの接触によって起こった幻覚により、もはやこの現象が科学的に説明ができないようになっていました。そしてついに彼女はローレンの家である印を発見します。その印こそ…。


この作品でも科学的説明が付けられると言いつつも、突如焼いていた肉に出現するウジ、3キロにわたって続く血の川に必要な人間の血の量など…どうにも説明がつけられなくなり、ついにはキャサリンも認めてしまいます。
ここに至るまでが若干もたもたしていて、どう考えてもおかしい現象でも認めないキャサリンにはイライラしそうになるかも。さらにはキーとなるローレンがチラリとしかでず、アナソフィア・ロブファンは後半までやきもきしそうですね。(^^)
でもキャサリンがローレンを自分の子供と重ねてしまうあたり、観ていてもかわいそうで、殺すのか救うのか、そのジレンマが感じられていてよかったです。
後半になるにしたがって災いもハデに、特にCMでもさんざん誇張されていたイナゴの大群は圧巻です。恐ろしいですねぇ。さらに最後のとんでもないシーンはまるで別の作品かのようでした。(^^;
まさかこういう結末になるとは思ってもいなくて、なかなかの作品でした。
【一言いいたいコーナー】
・リーピングというのは報いを受けること、刈り取りをするという意味のようです。刈り取りというのはやっぱりイナゴのことでしょうか。このイナゴは実際に本物を使った後CG化したそうですが、結構大きくって怖そうですねぇ。

・ローレン役のアナソフィア・ロブは「テラビシアにかける橋」のレスリーですね。「リーピング」は2006に上映予定でしたし、こっちが先かな?

★YUKAの気ままな有閑日記★(由香さん)の「リーピング」
肉球シネマブログ(アニーさん)の「リーピング」
【関連する記事】
完全にオカルトでしたもんね。
やはり、CGが圧巻でしたね。
腑に落ちないところもありましたが、思ったよりは、良かった映画です。
さすがに、イナゴもあれだけの大群になると寒気がしますね
虫の大群は、ヘタなホラーより恐いσ(^◇^;)
映像は凄かったけど、最後アルマゲドンになってたのが、へ?
CMではしっかりとイナゴ少女にされていたようですね。
ジャケ写が滅茶苦茶なのはよくありますが、日本中で放送されるCMで変なふうにあおるのは辞めてほしいですよね。
私もこれはオカルトの部類だと思います。(^^)
腑に落ちないところは、まぁ、その…いいじゃん。ですよ。(^^;;
あの赤い川は3キロもあったようで、ホントに血だと恐ろしいものです。
あまりあそこで飛込みなどはしたくないですねぇ。(^^;
イナゴは本物を使って撮影したらしいですから大変だったのことでしょう。少しメイキングにも入っていましたが、ホントに大きい、あんなのがいっぱい来た日には…。
あははは、アルマゲドンみたいな感じでしたね。
どんどん効果を上げていった集大成みたいで。
トラックバックありがとうございました。
こちらからもさせていただきました。
ローレン役のアナソフィア・ロブちゃんは綺麗な子ですよね〜
今後も楽しみな役者さんですし、『テラビシア〜』での彼女も良かったです!(映画はちょっと苦手でしたが)
個人的には『十の災い』が題材ってだけで興味津々でした(笑)
なかなか不気味さがあって引き込まれましたよね〜
それにしてもイナゴの集団は圧巻でしたよね。虫が苦手なものでチョット気持ち悪かった!(笑)
アナソフィア・ロブはいい役者さんですね。
実は「ジャンパー」を先に観ているのですが気付かず、「テラビシア…」で初めて目に止まっています。感動を呼んでくれました…悲しかったですが。
「10の災い」の中ではCMで誤解を招くのが判るほどのインパクトでした。
私は本来もっと小さな虫が苦手なのですが、苦手の大きさが変わってしまうほどでした。メイキングではバッタを口の中に入れている人もいたりして…うーん、なんとも。(^^;
トラックバックありがとうございました。
ヒラリー・スワンクは役としてはちょっと…でしたが、実はあまりほかの作品では見ていないのでまたよかったかも知れません。
この作品はやっぱりイナゴのシーンがかなりインパクトありましたね。ほかの「10の災い」が甘かっただけに。
イナゴだけだと「世界終末の序曲」というモノクロ作品があったりしましたよ。(^^)