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2009年02月28日

リーピング

神に見放された村がすがったものとは…。
リーピング 特別版 [DVD]
2007年(The Reaping)製作国:アメリカ
監督:スティーヴン・ホプキンス原作:
製作:ジョエル・シルバー、ロバート・ゼメキス製作総指揮:
脚本:ケイリー・ヘイズ、チャド・ヘイズ撮影:ピーター・レヴィ
音楽:ジョン・フリッゼルamazon.co.jpで詳細を見る。

ストーリー
キリスト教の宣教師であったキャサリン(ヒラリー・スワンク)は、スーダンで夫と娘を雨が降らなかったという理由で生贄にされ、それ以後「神の奇跡」を科学的解き明かす日々を送っていました。
そんなルイジアナ州立大学にいるキャサリンと助手のベン(イドリス・エルバ)の元に、ヘイブンという湿地帯の村から調査依頼がきました。依頼者であるダグ(デビッド・モリシー)が言うには、3日前から川の水が真っ赤になったと。
まるで聖書に伝わる『10の災い』の1つ≪血の川≫であり、残る9つの災いが起こると村の人たちは恐れ、疑いを沼に住む少女ローレン・マコーネル(アナソフィア・ロブ)に向けていました。兄のブロディが死んだことが原因だと言うのです。

キャサリンはダグの家を拠点とし調査を開始。川の水をラボに送り分析を頼みますが、その感にも、カエルの落下、肉に群がるウジとアブ…と次々と災いが起こるのでした。奇跡など信じない彼女は科学的に分析を進めていましたが、川の水の分析が判り、そしてローレンとの接触によって起こった幻覚により、もはやこの現象が科学的に説明ができないようになっていました。そしてついに彼女はローレンの家である印を発見します。その印こそ…。

映画レビュー
ちょっとオススメエジプトで起こった連続異変『10の災い』を扱った作品で、火山の噴火を発端にして始まった一連の事件は、科学的に説明が付けられるものの確実ではありません。
この作品でも科学的説明が付けられると言いつつも、突如焼いていた肉に出現するウジ、3キロにわたって続く血の川に必要な人間の血の量など…どうにも説明がつけられなくなり、ついにはキャサリンも認めてしまいます。
ここに至るまでが若干もたもたしていて、どう考えてもおかしい現象でも認めないキャサリンにはイライラしそうになるかも。さらにはキーとなるローレンがチラリとしかでず、アナソフィア・ロブファンは後半までやきもきしそうですね。(^^)
でもキャサリンがローレンを自分の子供と重ねてしまうあたり、観ていてもかわいそうで、殺すのか救うのか、そのジレンマが感じられていてよかったです。

後半になるにしたがって災いもハデに、特にCMでもさんざん誇張されていたイナゴの大群は圧巻です。恐ろしいですねぇ。さらに最後のとんでもないシーンはまるで別の作品かのようでした。(^^;
まさかこういう結末になるとは思ってもいなくて、なかなかの作品でした。

【一言いいたいコーナー】
・リーピングというのは報いを受けること、刈り取りをするという意味のようです。刈り取りというのはやっぱりイナゴのことでしょうか。このイナゴは実際に本物を使った後CG化したそうですが、結構大きくって怖そうですねぇ。
Number522・ジャケ写のローレンに巻きついているような巨大な蛇は登場しませんのであしからず。
・ローレン役のアナソフィア・ロブは「テラビシアにかける橋」のレスリーですね。「リーピング」は2006に上映予定でしたし、こっちが先かな?

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ラベル:映画 DVD オカルト
posted by 白くじら at 23:57| Comment(8) | TrackBack(2) | オカルト | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
CMのイナゴ少女あらわるのイメージと全く違った映画でした。
完全にオカルトでしたもんね。
やはり、CGが圧巻でしたね。

腑に落ちないところもありましたが、思ったよりは、良かった映画です。
Posted by とら次郎 at 2009年03月01日 20:25
赤い川とイナゴ・・・完璧に記憶してます。
さすがに、イナゴもあれだけの大群になると寒気がしますね

虫の大群は、ヘタなホラーより恐いσ(^◇^;)

映像は凄かったけど、最後アルマゲドンになってたのが、へ?
Posted by アニー at 2009年03月02日 20:07
こんばんは、とら次郎さん。

CMではしっかりとイナゴ少女にされていたようですね。
ジャケ写が滅茶苦茶なのはよくありますが、日本中で放送されるCMで変なふうにあおるのは辞めてほしいですよね。
私もこれはオカルトの部類だと思います。(^^)

腑に落ちないところは、まぁ、その…いいじゃん。ですよ。(^^;;
Posted by 白くじら at 2009年03月02日 21:36
こんばんは、アニーさん。

あの赤い川は3キロもあったようで、ホントに血だと恐ろしいものです。
あまりあそこで飛込みなどはしたくないですねぇ。(^^;
イナゴは本物を使って撮影したらしいですから大変だったのことでしょう。少しメイキングにも入っていましたが、ホントに大きい、あんなのがいっぱい来た日には…。

あははは、アルマゲドンみたいな感じでしたね。
どんどん効果を上げていった集大成みたいで。

トラックバックありがとうございました。
こちらからもさせていただきました。
Posted by 白くじら at 2009年03月03日 00:06
こんにちは〜♪
ローレン役のアナソフィア・ロブちゃんは綺麗な子ですよね〜
今後も楽しみな役者さんですし、『テラビシア〜』での彼女も良かったです!(映画はちょっと苦手でしたが)

個人的には『十の災い』が題材ってだけで興味津々でした(笑)
なかなか不気味さがあって引き込まれましたよね〜
それにしてもイナゴの集団は圧巻でしたよね。虫が苦手なものでチョット気持ち悪かった!(笑)
Posted by 由香 at 2009年03月04日 08:56
こんばんは、由香さん。

アナソフィア・ロブはいい役者さんですね。
実は「ジャンパー」を先に観ているのですが気付かず、「テラビシア…」で初めて目に止まっています。感動を呼んでくれました…悲しかったですが。

「10の災い」の中ではCMで誤解を招くのが判るほどのインパクトでした。
私は本来もっと小さな虫が苦手なのですが、苦手の大きさが変わってしまうほどでした。メイキングではバッタを口の中に入れている人もいたりして…うーん、なんとも。(^^;

トラックバックありがとうございました。
Posted by 白くじら at 2009年03月04日 21:53
そんなにも怖いホラー映画じゃなかったですね。キャサリン役が他の美人女優さんでもいいと想ったんですけど... ヒラリー・スワンクってミリオン・ラダー・ベイビーみたいな映画が似合うと想うので爽やか系感動映画で魅力を発揮してほしいです!(^^)! 彼女をボーイズドントクライで観ているので印象が残ってしまってホラーの科学者って想えないんです(+_+) 内容は、奇跡を信じないとか宗教とかで... 怖い部分って虫がたくさん飛んでる位で... 最新の技術で虫を鮮やかに観せてましたね(-。-)-゜゜゜ ホラー映画よりも虫映画にして怖い事してほしかったです(^_-)
Posted by エア at 2012年03月26日 01:18
こんばんは、エアさん。

ヒラリー・スワンクは役としてはちょっと…でしたが、実はあまりほかの作品では見ていないのでまたよかったかも知れません。
この作品はやっぱりイナゴのシーンがかなりインパクトありましたね。ほかの「10の災い」が甘かっただけに。

イナゴだけだと「世界終末の序曲」というモノクロ作品があったりしましたよ。(^^)
Posted by 白くじら at 2012年03月26日 21:38
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