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カリフォルニア州のミッキーズ・バーガ社の売れ筋NO.1はビッグワン・バーガー。
毎日のようにマーケティングの会議が行われていましたが、ある日のことドン部長は、社長に呼び出されます。テキサスA&M大学の院生がファーストフード各社のパテを分析し、あろうことかビッグワンから多量の糞便性大腸菌が検出されたというのです。
調査を命じられたドンは、すぐさまコロラド州コーディにあるユニグローブ生肉工場の内部調査を開始しました。しかし工場内は清潔で特に問題はないようでした…が、工場に牛を卸している牧場のルディーから事の真相を知ります。
メキシコからやってくる密入国者たちを安い賃金で雇い、効率と生産性を重視し安全性を蔑ろにする体制。何も知らない作業者が内臓処理をし、肉に内臓が降りかかる。それは毎日のように行われていたのです。
ドンはシカゴ支店の副社長であるハリー(ブルース・ウィリス)に会い問い詰めますが、彼は「焼けばすむ…それだけの話だ」…さらに知らされる社長の不正行為、どちらに付こうともこのままではクビになることに気づいたドンのとった行動とは!


この作中でも同じことが起こっています。さらにそれを知っている副社長のハリーは「多かれ少なかれ細菌はいるんだ。しかし焼けば問題はない。神経質すぎるんだよ!」と開き直っています。しかも自分でも他社のバーガーですが、食べてますし。この言葉をブルース・ウィリスに喋らせているのも凄い。
でも食を提供する側では、少しでも安全なものを出すべきでしょう。少々の菌なら焼けばなくなるのかもしれません、でもその菌がつくことをわかって行うなど論外であり、つかないように対策をするのが提供する側の義務だと思います。
この作品、コメディかと思って観たのですが、ドキュメンタリーに近い作り方で、そもそも初めはドキュンタリーにしようとしていたらしいです。バーガーに店員が作っているときに何かを混ぜたり、落としたパテをそのまま拾って焼くなど笑える場面ではなく、現実として突きつけられます。
こういうドキュメンタリー系は私は嫌いで、観るべきではありませんでした。
食に対する痛烈な批判という意味ではこの作品は優れているのかもしれませんが、嫌な面ばかり見せるような作り方ではなく、もっと建設的な考えを盛り込んだ作品は作れなかったのかなと思います。私的にはこの作品は評価を低くさせていたたきました。
なお、この作品の半分以上はメキシコからの密入国してきた人たちの生活を描いています。
いい加減な作業、業務中の事故、働かせてもらうためにはセクハラにも耐えなければならない、しかもそれがまかり通っている現実。それでも必死で生きている彼らもまた人間なのです。
【一言いいたいコーナー】
会社側、メキシコの働き手、大学生たちの考え方、アルバイトたちの考え方…考えさせられる場面もあれば、どうでもいいような場面も多く見受けられます。いろいろの面からの意見も盛り込みたかったのでしょうけど、あまりにも詰め込みすぎかな。

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あれ?ドキュメンタリーじゃないんだ?とちょっと驚きました^^;
これね〜、子供と観ちゃったんですよ・・・(ツマンナソウだった)
最後の屠殺シーンはやっぱ衝撃を受けたみたいでした。
しまったー! せっかくここまでホラー禁止で育ててきたのにー!(゚ロ゚; )
こないだマ○ドナルドで「ハンバーガーにはな〜、牛の○○が混ざってんねんで〜」と
大きい声で言い出したので、変な汗かきました★
なるほど!最初からドキュメンタリーとして観ているとまだよかったかもしれませんね。
結構淡々と続きますし、お子様には辛いかも。しかも最後の屠殺シーンは凄すぎですね。実際にあんな感じで捌くのかもしれませんが無残この上ないのも事実ですね。
かかり引かれたのでは。(- -;;
マ○ドで叫ばれるのは恐ろしいことですね。(^^;
私も汗ダラダラになりそうです。
白くじらさんもみたんですねえ。
食の安全は身近な問題なんで、人事じゃないですね。
ブルース・ウィリス、えらそうにしゃべってましたよ、、
さすがに屠殺シーンは目をおおいました。ううう
わかってることとはいえ、やっぱり見たくなかったです。。
ですねぇ、最近はあらゆるものが偽装されていて「これもか?」と思ってしまうことが多々ありますね。ホントにいったいどうなってしまったのでしょう。
ブルース・ウィリス登場には驚きました。
しかもあのような役柄で、ハンバーガかぶりつき!!(^^;;本気?
屠殺シーンはかなり酷かったですね。
確かにそういう過程は経ているのでしょうけど、見せることはないかと…うーん、同感です。(>_<)