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メキシコはグアボス…食料品を積んだトラックが襲われ、運転をしていた若者が病院へと運び込まれました。警察が調べてもトラックは跡形もなく消えていました。このことはニュースとなり、ロサンゼルスに住むショイスの知ることとなりました。
ジョイスはマニング大佐の妹で、この事件がひょっとすると兄に関係あるのではないかと考えます。死んだはずのマニング大佐は死体が発見されておらず、ショイスは兄が死んだとは信じていなかったのです。
現地へ飛んだジョイスは若者の口から「怪物(ホンブロン)」という言葉を聞きます。
話を聞いてやってきたベード少佐と被爆研究を行っているカーマイケル博士と共に調査を開始、食料を求めてトラックを襲っていた山の中に住むマニング大佐を発見します。大佐は落ちたときの怪我なのか右顔面に大きな傷をおっており、変わり果てたモンスターと成り果てていました。
彼らは睡眠薬入りの食料を使って、大佐を眠らせて本土へと連れ帰るのでしたが…。

1957年「戦慄!プルトニウム人間」
1958年「巨人獣 プルトニウム人間の逆襲」


あの戦い(?)で死んだと思われたマニング大佐が生きていた!
残念ながらあれほど大佐のことを心配していた、婚約者のキャロルは出てきませんでしたが、代わりに妹のジョイスが登場です。とはいうものの役柄としては前回のキャロルと同じ立場。愛がないだけに物語りも若干希薄だったかもしれませんねぇ。
ただ記憶を失い暴れている大佐に意識を抑えたのは、兄と妹というつながりだったようです。
このラストでの大佐の行動はほとんど数秒だったかもしれませんが、平和を愛した男が戦争実験の犠牲になり、結局助けられるわけでもなく自分でその決着をつけなければならなかった悲哀が流れていました。
今回はすでに18メートルになっており、それ以上成長することはありません(前回での特効薬のおかげでしょうか)。ただ次の段階として、生物を縮小させる方法も考えられていたはずなのに、まったくそのような話はありません。
さらに本土に戻った挙句、その後のことをまったく考えられてなかったのか、町では受け入れられず、軍もダメ、各お役所では向こうへ行ってくれと、まさにたらい回し状態…結局飛行場の倉庫に入れられますが、まぁ、ろくなことにはなりません。これが軍のやることかとちょっと程度のほどが…。
最初から巨大でつれてくると、あとはもう暴れるしかないのかも知れませんねぇ。
【一言いいたいコーナー】
・前作もそうでしたが落ちていったら「THE END」!!今回も姿が消えたかと思ったら「THE END」!!ひょっとしたら人間に戻ったのかと思ったのですがそうでもなさそう…ってなぜ消えたの?

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