![]()
|

オレンジ諸島を飛行していた巨大な飛行宮…大金持ちのコレクター、ジラルダン(声:鹿賀丈史)は伝説のポケモンである火の神ファイヤー(声:愛河里花子)、雷の神サンダー(声:小西克幸)、氷の神フリーザー(声:冬馬由美)、そしてその向こうに待つ幻のポケモンを手中に収めようとしていました。
飛行宮のコンピュータはオレンジ諸島、アーシア島付近に棲む3体のポケモンが特別なものであると分析、ジラルダンはまず火の島にいるファイヤーを氷攻めにし、出てきたところを捕獲装置で捕らえることに成功します。
折りしもオレンジ諸島を航行していたサトシ(声:松本梨香)たちは、いい天気にポケモンたちを泳がしていましたが、天候が急に変化し、大波に翻弄されつつアーシア島に流されてしまいました。
島では祭りが行われており、サトシがポケモンマスターであることが彼らを驚かせます。というのも島には「世界の破滅の時、海の神現れ、すぐれたるあやつり人とともに神々の怒り鎮めん…」という言い伝えがあったのです。
島の少女フルーラ(声:平松晶子)は祭りの席でサトシに言い伝えを説明して、すぐれたるあやつり人として宝物をとってくるようにお願いします。
フルーラの声にすぐさま腰を上げるサトシ、まずは火の島でした。
しかし荒れ狂う海にボートは島に打ち上げられます。ピカチュウ(声:大谷育江)とともに祭壇にあけ上がるサトシは、そこで球体の中で踊る炎の宝を発見しました。
彼を心配してやってきたカスミ(声:飯塚雅弓)やフルーラたちが来た時、上空に雷をまとったサンダーの姿が…落とされる雷の中、ボートに逃げる一行、ピカチュウはサンダーと意思の疎通を図ろうと電撃を続けます。
傷付きながらも判ったことはこの島の主ファイヤーはもういない、ならば私が支配するということでした。あっけにとられるサトシたちを尻目に上空から姿を現した飛行宮はサンダー、そしてオマケにサトシたちを捕まえてしまいました。
飛行宮の中でジラルダンと出会ったサトシたちは、彼が何をやっているのかを知ります。そしてジラルダンが次の目標であるフリーザーを捕獲しようとしている内に、ファイヤーとサンダーの捕獲装置を破壊するのでした。
自由になった伝説のポケモンたちは壁を破り出るや、飛行宮に向かって攻撃を始めました。
そして、3体が暴れることで秩序が保たれていた世界のバランスは壊れ、それが元で深層海底に眠っていた海の神ルギアがついにその姿を現します。
この神々の戦いを止める者はいったい!

1999年「劇場版ポケットモンスター2 幻のポケモン ルギア爆誕」
2004年「劇場版ポケットモンスター7 裂空の訪問者デオキシス」
2005年「劇場版ポケットモンスター8 ミュウと波導の勇者ルカリオ」
2006年「劇場版ポケットモンスター9 ポケモンレンジャーと蒼海の王子マナフィ」


同時上映はポケモンたちが大活躍の「ピカチュウたんけんたい」です。
予告当初はポケモンX(エックス)の名でしたが「ルギア」に決定、しかもどうやら当初は敵だったようで予告には「命をかけてかかって来い」というセリフがありました。もっともこれは伝説のポケモンたちに向かってということなら、あながち間違いではなかったかもしれません。
この作品が公開された当時、TVでは姿を現したことのなかった伝説のポケモン、ファイヤー、サンダー、フリーザーに加えて、海の神と呼ばれる幻のポケモンを登場させることによって、かつてないバトルが画面狭しと展開します。
これにはポケモンファンも大喜びでした。
が…ほとんどがアクションになっており、ドラマ性は少々薄かったように感じられます。
その後の「ミュウと波導の勇者ルカリオ」ほどの感動はありませんでした。
アクションに吸い取られてしまったかな。(^^;
ルギアが言う「皆と生活をしている、だからこそ相手の生活を壊してはいけない」というテーマは、現実に生活している上でも非常に大事なことです。しかしそのことで自分を犠牲にしていくのも本末転倒、人生は難しい。
【一言いいたいコーナー】

ケーブルテレビで放送してるのをちょこちょこ見たりしています。
(本気で観てないのでレビューまでは至ってないのですが^^;)
ポケモン映画は子供が見て楽しいのはもちろんなのですが、
大人が見ても深く考えさせられるテーマが盛り込まれてますよね。
私もポケモンには一時期はまってしまいました。
もともとゲーム好きですが、これはアニメにハマってからゲームというルートでした。(^^;
結構序盤からピカチュウとの心温まるストーリーがあったためか…そのまま。
映画ではあまりロケット団が活躍しないところがちょっと残念、最近では少し増しになってきたかもしれませんけど、メインの悪役が半端ではないので仕方がないのかもしれませんね。
映画はまたアクション主体になりつつありますが、「ルカリオ」なんて信じる心の物語で、もう涙涙でした。(^^)/