|
工学専攻の大学生パンナが、ジャングルで写真撮影をしている内に行方不明になりました。
キン、プラエ、コウ、サート、シダたち5人は気球(なんと!)でジャングルを捜索することにするのでしたが、突然の嵐で墜落してしまいます。幸いなことに誰も怪我するものはいませんでしたが、雨宿りをした場所は不気味な蛇の石像のある洞窟。さらに突如現れた大蛇に襲われ、パンナを探すどころかとにかくジャングルから逃げ出さなければならなくなります。
一方、ジャングルの外でもパンナを探すために部隊が動きはじめ、唯一気球に乗らなかったコイ、気球を黙ってキンに使われたヤクザ風の父親とボディーガード、そしてレポーターたちと盛りだくさんでジャングルへ踏み込むのでした。
ジャングルでの対ボア戦のお話ですが、とにかく登場人物が多く、これは大変なことになるかもと少しワクワクしていたのですが、それぞれの登場人物にこだわりがあるとみえ、わき道にそれそうな話が非常に多くあります。しかも石像で視聴者を引っ張っておきながら、後半はまったくそのことに触れないという凄さです。
しかし、大蛇ボアの頑張りには驚きです。
合成は下手なCGですが、いろいろな方法で、とにかく暴れまわっています。
この手の作品とジャケ写とはまるっきり違うものが多いのですけどねぇ。この作品では、しっかりヘリに巻きついてジャケ写のようなことが起こります!!これだけでも凄いことも知れません!(^^;
ただ…惜しむらくは、ちっとも『呑み込まない』ことでしょうか、噛んで投げたりするだけなので、うーん、呑んでください。
問題は人間のほうでしょうね。
そもそもジャングルに行こうかというのに緊張感はさらさらなく、しかも女性はホットパンツで手足はむき出しです。こんな姿でよくジャングルを捜索しようなどと思うものです。行く前にキンに言っていたプラエの「私は行っても役に立たないと思うけど…」が何度も脳裏をかすめます。役に立たないどころか大きなお荷物でした。しかもどうやらこのプラエがヒロイン役らしく、何もしないというのにとにかくカメラは彼女を追いかけています。いったいどうなっているのでしょう。
ちなみにヒロインらしく、刃物(?)を設置したり(あのくらいでよく切れるものですねぇ)、最後もあの状態から奇跡の脱出を果たしていたり…恐るべきヒロインの技です。
とりあえず、大蛇の頑張りを観たい人にはいいかも知れませんね。
【関連する記事】