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ホテル経営者の父(ジョナサン・プライス)を持つスターキー・ブロンソンは、毎晩、父のお話を聞いて育ちました。父はいい親でしたが、商才の腕はなく赤字経営の末、友人のバリー・ノッティンガムに買い取らせることになりました。スターキーが大きくなったら経営を任せる約束をして…。
時は流れ、父は亡くなりました。スターキー(アダム・サンドラー)は経営者ではなくホテルの整備係として働いていました。そんなとき、新しいホテル建設の話が持ち上がり、今度こそ自分が経営者になるのではと考えるスターキーでしたが、オーナーのバリー(リチャード・グリフィス)は、約束を忘れてしまったのか、やり手であり娘バイオレット(テリーサ・パーマー)とも付き合っているケンドル(ガイ・ピアース)にその座を決めるのでした。
がっかりしたスターキーは呼ばれていた姉ウェンディ(コートニー・コックス)の家に…そこで待っていたのは彼女の2人の子供たち、パトリック(ジョナサン・モルガン・ハイト)とボビー(ローラ・アン・ケスリング)でした。仕事を探すために1週間子供たちの面倒を、友人のジル(ケリー・ラッセル)と共に見て欲しいというのです。
その夜、スターキーはパトリックとボビーに自分が父に話してもらったように「ベッドタイム・ストーリー」を聞かせるのでした。その話はホテルであった出来事をベースに中世のお話…しかしハッピーエンドが好きな子供たちは、彼の話にいろいろなオチをつけて行くのでした。
そして次の日、まるで昨日のストーリーが現実になったかのように、スターキーは決まっていたはずの新ホテルの経営者へのチャンスをオーナーからもらうことができたのです。まさかと思いながらも「ベッドタイム・ストーリー」を自分の都合のいいように話し始めるのでしたが…。


当初、「ベッドタイム・ストーリー」を聞かせることによってそこで話したキャラたちが現実世界にあふれ出し、てんやわんやの大騒動!というものを想像していたのですが…違いました。(@_@)
話をすることによって、その物語の世界が表現される方法は「ザ・フォール 落下の王国」でも使われていましたが、あくまでもそれはお話の世界で、そこから現実世界にキャラたちが飛び出すことはありません。
また読み手によっては、現実に起こったことが反映されることも…登場人物やキャラたちの関係など…あったわけですが、今回の作品ではキャラたちが出たりはしないものの、それとよく似たことが起こります。
それはスターキーが話したことではなく、子供たちが「こうすればいい、これはダメ」と直したり作ったり部分が現実でも起こるわけです。それは邪心(いいすぎ?)をもった大人の考えではなく、純粋な子供たちの心が起こした奇跡だったのでしょうか。そのことに気づいたスターキーがなんとかしてこの奇跡を自分のために使おうとしますが…その過程、結果辺りから話は面白くなってきます。そこまでの前半が少々盛り上げに…。
ディズニー作品ならお得意のことですが、各所に散りばめられていた伏線もきっちりとオチにまとめられていましたし、実際には「ベッドタイム・ストーリー」ではないスターキーの行動が感動を呼んでくれます。やっぱりこれはファンタジーというよりもヒューマンドラマなのではないかなと思います。
ただしラストへ突き進むシーンでは、お話の世界との融合ともいえる箇所もあって、ハッピーエンドを自分の力で作り上げることができたのではないかとも思っています。
【一言いいたいコーナー】
・オーナーのバリーさん、別に悪い人でもなく、ホントに約束を忘れているんですね。困ったものです。
・スキーターの友人のミッキー(ラッセル・ブランド)がなにげにいい役していましたね。しかし、ああいう将来になるとは。

>しかしそのバグジー、実はCG加工されているのは眼だけで、
>あとはちゃんと調教されて頑張っていたとのこと…凄いです。
もしかしたら今年、一番の衝撃だったかも??(笑)
そうなんですか!?凄いですね!!!(^^)
特別、言いたい事もなかった映画でしたが、
見終わってホンワカ幸せな気分になれました!!
こういう映画はいいですね!!(^^♪
そんなに衝撃でしたか!!(^^)
実は頑張り屋さんだったのです。
私も取り立てて笑ったり感動したりはしなかったのですが、おっしゃるとおり、確かにほんわかムードの作品でしたね。