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2009年03月25日

センター・オブ・ジ・アース ワールド・エンド

この鉱石があるのは地底600キロですよ、きっぱり!
センター・オブ・ジ・アース ワールド・エンド [DVD]
2008年(JOURNEY TO THE CENTER OF THE EARTH)製作国:アメリカ
監督:デヴィッド・ジョーンズ、スコット・ホイーラー原作:ジュール・ベルヌ
製作:デヴィッド・マイケル・ラット製作総指揮:デヴィッド・リマゥイー
脚本:スティーヴ・ベビラックァ、スコット・ホイーラー撮影:マーク・アトキンス
音楽:クリス・ライデンハウアamazon.co.jpで詳細を見る。

ストーリー
近未来、物質を瞬時に移動させることができる転送装置を開発した軍は、クリスティンをリーダーとした女性部隊『ワールド・トラベラー566LW』をドイツへ送り込もうとします。しかし装置が「完全に動作している」のも関わらず、目的地シュトゥットガルトには到着することはありませんでした。

部隊はどこかの草原に到着…クリスティンはバウロズとエイブラハムを偵察に出し、部隊の天才グレッチェンになんかす管制室との連絡をとれるように命じるのでした。しかし緊急周波数を使用し管制室へ連絡が付いたのも束の間、丘の向こうから現代に生息するはずのないティラノサウルスに追いかけられてきたバロウズたちに驚き、彼女たちは一目散に逃げ出すのでした。無線機を放り出して…。そうそこは、太古の恐竜が棲む世界だったのです。

一方、管制室では受け取った信号から、彼女たちが地底600キロ地点にいることを知ります。
企画責任者であるジョセフは、すぐさま元妻であるエミリーの下へ走ります。エミリーはちょうど掘削機ディープ・ディッガーを開発したところだったのです。通称ディディと呼ばれるこの掘削機は氷結レーザーと音波パルスを強化し、らくらくと地盤を掘り進むことができるのです。
こうしてディディは彼女たちを救い出すために地中へと突き進むのでしたが…。

映画レビュー
とほっ…この時期に登場で注目作ブレンダン・フレイザー主演の「センター・オブ・ジ・アース」と間違いそうなタイトルですが、こちらもまたジュール・ベルヌのSF小説「地底旅行」を原作にしているとのことです。
ただ、こちらは探検の部分がすっぽりと抜けていますし、どちらかというとエドガー・ライス・バロウズの地底世界ペルシダーを基にしているとしか思えません。
ペルシダーは地球空洞説に基づいた設定で、その中心部には何か明るいものがあるということで、常時昼で夜というものがありません。また内側に陸地があるため、地上とは完全に逆で地平線というものがありません。遠くは次第に競りあがりやがて霞に隠れてしまうというもので、ガンダムなどのコロニーの中みたいなものですね。さすがに地球規模なので上を見上げても陸地は見えませんが。
また助けに向かう掘削機が登場するのも、まさにペルシダーの「鉄のモグラ」を彷彿とさせてくれました。

ちなみに地底世界ペルシダーは「地底王国」の名で一度映画化されております。

この作品の掘削機が上部の岩盤をぶち破って姿を現し落下するところは思わずおおっ…でした!
って、落下!?
とここまで書いてからなんですが、普通の地球空洞とはちょっと違うようです。
どういう構造なのか、ものすごく不思議です。
なぜか明るいですし、雲まであります。(@_@)

というわけで、設定などは気になる部分も多かったのですが、いったいドイツに武装して何しに行こうと思っていたのか、恐竜が出てくるのは序盤だけで、あとは巨大蜘蛛だけ?とか、マグマの中で生きている生物は一体何?とか、落ちたら死ぬよ!!とか、掘削機マグマの中でも動けるの?とか…うーん。
将軍がこの転送が失敗したら自分の責任になると渋い顔で言いながらも、わずか30秒前に部隊がどこに転送されるのか聞くとか…どこまで能天気な将軍なのでしょうか。(^^;

ツッコミどころはもちろん満載なのですが、設定だけは気になるので★一つ追加です。(- -;

【一言いいたいコーナー】
Number538・女性メンバーにバロウズという名の人がいましたが…これはきっと単なる偶然ですよね。(^^)
ラベル:映画 SF 転送機 恐竜
posted by 白くじら at 21:57| Comment(0) | TrackBack(0) | SF | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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