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2つの種族が生まれて20年後…ヴァンパイア族と狼男族との戦争が起こっていました。
そんなとき狼男族からルシアンが誕生しました(どうして?誰から?)。彼は今までの狼男族とは違い、一度変身しても人間戻れる能力を持ち、ライカンの始祖となったのです。ビクターはルシアンを殺さず、彼を飢えさせ人間を噛む血液感染からライカンを増殖させました。彼らを日中の護衛として作ったのです。しかし、実際には奴隷として使役させていました。唯一ルシアンだけは自由に行動させていましたが、それでも棘首輪を付けさせていました。
数年後…人間の貴族がウィリアム系の狼男族に襲われる事件が勃発。
ビクター(ビル・ナイ)は貢物をさせるためだけに共存している人間を守ることに、苛立ちを覚え始めていました。
そんな中、襲われた貴族の馬車を救うため、単身城壁の外へ出たビクターの娘ソーニャ(ローナ・ミトラ)。その危機を救ったのがルシアン(マイケル・シーン)。実は2人は種族が違えど愛し合っていたのです。
ソーニャと一部の奴隷たちは救われたものの、ルシアンが首輪を外しライカン化したことに激怒したビクターは鞭打ちの末、牢に投獄してしまうのでした。
ソーニャは唯一2人の関係を知りながら、なぜかビクターに知らせない謎の男タニス(スティーヴン・マッキントッシュ)の力を借り、城を脱出しようとするのですが…。
2003年「アンダーワールド」
2006年「アンダーワールド2 エボリューション」
2009年「アンダーワールド3 ビギンズ」
「アンダーワールド」「アンダーワールド2 エボリューション」に続く3作目で、ルシアン誕生の話です。
ここで設定がかなり詳しくなり、ウィリアムはライカンの始祖ではなく、狼男族の始祖、人間に戻れる能力を持った狼男ルシアンをライカンの始祖としました。1、2が間違っていたのか、新たにそうしたのかはわかりませんが、設定は変えないで欲しいものです。
また邦題はビギンズでアンダーワールドの始まりのような感じですが、実際に古いのは2作目、この3作目ではその少し後の話のようです。そもそも原題も『Rise of the Lycans』となっているとおり、ライカンの始祖の誕生からヴァンパイア一族との確執を描いているのです。
今までの2作を見ている人であれば、結末がわかっているだけに、それに肉付けをして補完しているような感じですが、それであっても知っているキャラがでると思わずニヤリとしてしまいます。これはそういうふうに楽しむのがいいのかも。(^^)
それに気になる単語が結構出るので、ビギンズだと言ってこの作品を先に観ると、何がなんだかわからない恐れがありそうですね。
ストーリー的にソーニャとルシアンが敵同士なのにどうして愛し合ったのか、そういう部分がすっぽりと抜けてしまっているのもいただけないところです。これではあまり感情移入もできないんですよね。
この作品には皆無ではありませんが、スタイリッシュな映像はあまりありません。
昔風に剣とボウガンなどでの戦いですが、実はこのボウガン…普通に銃に撃たれるよりも映像的には非常に痛いです。さらに恐るべし巨大ボウガンは体を貫いてしまうほどの破壊力です。
とりあえず、ニヤリ。という感じでしょうか。(^^)
【一言いいたいコーナー】
・マーカスとアメリアはどうなっているの?
・レイズの誕生にも触れていたことは嬉しかったです。
・ビクターが血のワインを飲んで口の端から下に流れるシーンがあり、いかにも吸血鬼っぽいのですが、それをしてもいいのは首筋に噛み付いたときだと思うんですよね。ワイングラスから飲んで滴らせるなんてマナーがなってないです。(^^;
・パッケージには「セリーンの誕生の謎が明らかに」とありますが…どちらかというとそれは2で、今回は最後にちょっとだけしか出てきませんけど?しかもあの映像…使いまわしなのでは?と思ってしまいます。
・一作目の回想シーンで使われているソーニャは黒髪ではないような気がしますし、ルシアンの背景には大勢の人がいたりします。設定もそうですけど、もう少し整合性を持たせて欲しかったと思います。
・どうやら4作目の製作が決定したようです。楽しみですが…ただ今流行の3Dだそうです。大丈夫かなコレは。(>_<)
ORGANIC STONE(ptdさん)の「スタイリッシュヴァンパイアVS狼男:アンダーワールド・ビギンズ」
REAL LIFE(REALLIFEさん)の「【映画】 アンダーワールド ビギンズ」
子育て 時々 映画(マミイさん)の「戦いの始まり」
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【関連する記事】
私、これしか見てないんですよ。
でも結構いいと思いました。
ビル・ナイのビクターがいやな親父で。
しかしかっこよかったです。
前2作も見たいと思ってます!
ルシアンの誕生は私もよくわかりませんでした。
ビクターが「殺さず生かして」おいた、ミュータントみたいなもん?
ボウガンは痛そうでしたね!!!
あれはやり過ぎ!
TB行ってみます!
これだけですか!珍しいですね。
いきなりウィリアム系とは言われても「?」だったのではないでしょうか。(^^;
ビクターは最初から嫌な親父さんでしたねぇ。これが1作目だと少し違うんですよ。でも結局は…という感じで。
ルシアンに関しては、狼男が姿を消した後赤ん坊の姿が…?
ひょっとして狼女が産んだのでしょうか??どうにもはっきりしない存在でしたね。ビクターがあの時点で殺さなかったのは何かを感じるものがあったのでしょうかねぇ。最初から謎多しです。
ボウガンは…すでに倒れているのに平気で撃ってきますからねぇ。
困ったものです。
トラックバックは入っていませんでした。(>_<)
gooとはそんなに相性が悪いわけではないのですが。
さきほどTBさせていただきました。
自分のをアップして、白くじらさんの感想を読んでびっくり(汗)自分の注意不足を色々と路程してしまった!と少々恥ずかしい思いが。。。
私的には、突っ込み等はほとんどなくて、吸血鬼と狼男の話をどっちが悪者といった偏った話でなく、シリーズを通して両方から描いてくれたというのが、凄く良かったです。こういった公平?な描き方をする映画ってあまり無いと思うので。
4作目も作るんですか!?3Dアニメでですか?それはびっくりです。クローンウォーズみたいに素直に受け入れられるといいなと思いますが、見てみてのお楽しみですね。
それでは、また!
まぁ、私のは重箱の隅をつついているともいえますが、一時になるとどうにもならない性格なので。(^^;
とはいえ、物語の側面も見えることによって、作品全体のこともわかるというのはいいですね。
アバターの3Dがなかなかよかったようなので、4作目の3Dも期待できるかもしれませんね。で、どんな話なんでしょうねぇ。
トラックバックありがとうございました。
こちらからもさせていただきます。
早速3作目も観ました。
今回はルシアンとソーニャの禁じられた関係がメインで
アクションはちょっとおとなしめでしたね。
世界観は相変わらずよかったですが、やっぱり寂しい印象を受けました。
骨肉の争いの発端、これから激しい戦いが始まるという事で
嵐の前の静けさだったのかもしれませんが。
でも、画面が暗くてよく見えませんでしたが、
結構な数の狼男と吸血鬼が殺されていたような気もします。
>・マーカスとアメリアはどうなっているの?
お二人は棺桶に入っているようでした。
最後にビクターがタニスに「長老を船に乗せろ!」って言って
2つか3つくらい箱を船に乗せてました。
確か「1」の設定では長老は百年(かどうかは忘れましたが)単位くらいで
順番に眠ったり起きたりして統治してるんではなかったでしょうか。
「ビギンズ」はビクターの番であの後ビクターは眠りにつき
誰かがかわりに起きたのではないかと思います。
1→2→3→1・・・と無限ループに陥りそうなお話ですが、
観なおすたびに新たな発見がありそうな気もします。
とはいえ、整合性はちゃんと持たせてほしいですよね!
はやい!もう観られましたか!
この作品では過去だったせいか、スタイリッシュというよりももっと暴力的になっていような感じでしたね。
これはこれで結構好きでしたけど。(^^)
マーカスとアメリアはやっぱり棺桶に入ったままでしたか。
設定はそうなんですけど、ちょっとはお元気な(?)姿が観たかったなぁと思って。
割と設定が多いので、今観直すとまた新たな発見があるかもしれませんね。
トラックバックありがとうございました。
こちらからもさせていただきました。