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2009年11月23日

サブウェイ・パニック

…クシャン!!  お大事に。
サブウェイ・パニック [DVD]
1974年(The Taking of Pelham One Two Three)製作国:アメリカ
監督:ジョセフ・サージェント原作:ジョン・ゴーディ
製作:ガブリエル・カッカ製作総指揮:
脚本:ピーター・ストーン撮影:オーウェン・ロイゥマン
音楽:デビッド・シャイアamazon.co.jpで詳細を見る。

ストーリー

ニューヨーク地下鉄公安官のガーバー警部補(ウォルター・マッソー)は、会長の知り合いだという日本の東京から来た地下鉄の重役に、仕事の説明をしていました。ニューヨークの地下鉄は世界最大、全長381Km、車両7,000…と説明しつつも言葉も通じず、この退屈な時間がいつまで続くのだろうと思っていたとき、地区鉄のハイジャックの知らせが入るのでした。
犯人は自動小銃で武装しており、IRT路線を走るペラム123号の先頭車両を切り離し、乗客17名と車掌を人質にしていました。
犯人のリーダー、ブルー(ロバート・ショー)が、ガーバーに次の3つのことを伝えました。

・ペラム123号は占拠された。
・我々は自動小銃を所有している。
・必要なら簡単に人を殺す。

要求は100万ドル。現在時間2時13分、1時間後の3時13分までに金を持ってこなければ1分過ぎるごとに乗客1人を撃ち殺すことになると。
しかし、閉鎖された地下からいったいどう逃げるというのか…今ここに、ガーバーと4人の武装ハイジャッカーとの戦いが始まることに。

映画レビュー

ちょっとオススメ今や犯罪世界でも、ハイジャックという犯罪は廃れつつあるようです。
それは基本的にハイジャックするためには犯人がその場に立ち会うことになるからであり、今時そのようなハイリスクを負わなければならない計画は立てられないということらしいです。もちろん特攻する犯罪者もいると思いますけどね。ただし映画としてはやはりいい題材で、どうやってその場から逃げ出すのかという謎を扱っている作品は非常に多いと思います。
この作品でも地下鉄のハイジャックという、限られた閉鎖空間でいったいどうやって脱出するのかということがやはり重要になっています。

決してアクションがハデなわけでもありませんが、こういう緊迫感があるのは脚本、そして演出がしっかりしているからでしょう。
ガーバー警部補役のウォルター・マッソーと犯罪者グループのリーダーであるブルー役のロバート・ショーとのやり取りは、9割以上マイクを通してですが観ていて面白いです。冷徹なブルーに対する軽妙さのガーバー、いいですねぇ。
このブルーの一貫して冷徹であり沈黙で迫力を見せるところなど、ロバート・ショー面目躍如といったところでしょうか。彼のラストは、まさにそれまでの人生の生き方を現しているかのようでした。
そして、あの唐突なラストで見せるウォルター・マッソーの表情、忘れられません。

最後に、ガーバー警部補役ウォルター・マッソー(2000年没)、ブルー役ロバート・ショー(1978年没)、グリーン役マーティン・バルサム(1996年没)に敬意を表し合掌。

【一言いいたいコーナー】
・よく混同されるものにハイジャック=飛行機乗っ取りという図式があります。ハイジャックの語源にはいろいろな説がありますが、乗り物が飛行機に限らず、船、バス、地下鉄であってもそれらを武力で占拠する行為をハイジャックと呼びます。日本では「HIJACK」の「HI」を「HIGH」と捉えており、高いという意味から飛行機限定となっているようです。そのため船舶ではシージャック、車両だとバスジャック、通信だと電波ジャックと言うようになってしまいました。しかし、これらは全て和製英語となります。この作中でもオリジナル音声では「ハイジャック」と言っておりますので、お間違いのなきよう。
・実際にニューヨークでロケが行われましたが、模倣犯を恐れたのかハイジャックに対する保険をかけさせた上での上映だったとか。
・犯人たちの1時間という時間設定が、その時点での上映時間とほぼ同じ。ということはリアルタイムに話が進んでいたとも考えられますね。
・日本で公開されたときには船舶パニックものとしては秀逸な「ジャガーノート」と(少なくとも私のところでは)パニック映画の二本立て。(^^;
・1998年にはTV映画としてリメイク、2009年にはデンゼル・ワシントン、ジョン・トラボルタを起用してのリメイクが作成されています。
Number560・あのコンピュータの反乱映画「地球爆破作戦」の監督さんでした。おなじように緊張感がよく出ていますね。

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posted by 白くじら at 15:01| Comment(4) | TrackBack(1) | パニック | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
白くじらさん、こんばんは。

↑のストーリーを読んでいる時に
ちょっと前に宣伝していたトラボルタの映画に似てるな〜と思ってたら
やっぱり同じお話なのですね。
(気になりつつも、やっぱり映画館には行けずじまいでしたが^^;)

リメイクとオリジナル、どちらも観てみたいです。
Posted by マミイ at 2009年11月25日 23:26
こんばんは、マミイさん。

私もリメイクではありましたが、デンゼル・ワシントンも出ていたので気になってはいたのですが…結局観にいけず、DVD観賞になってしまいました。
オリジナルを観た想いが残っている内に、リメイク版も観たいものです。(^^)
Posted by 白くじら at 2009年11月26日 19:55
白くじらさん、こんにちは。
鑑賞できたので再コメントです。

>犯人たちの1時間という時間設定が、その時点での上映時間とほぼ同じ。
そうだったんですか!全然気づいていませんでした。
だから、あんなに緊迫感があったんですね。
海外ドラマ「24」の原点かもしれませんね。
(私は見たことがないですが。^^;)

ウォルター・マッソー、よかったです。
確かに冷徹なブルーもよかったですが
変装していたため、犯人集団は
顔を判別することができませんでした。
(犯人的には成功ですね。笑)

あのラストの表情はウォルター・マッソーにしか
出せないような気がします。
デンゼル・ワシントンがどう演じるのか
興味津々なので、私もオリジナルの記憶が残っているうちに
リメイクを鑑賞したいな〜と思いました。
Posted by マミイ at 2011年07月15日 08:33
こんばんは、マミイさん。

やや、観ましたか!
昔のモノながら緊迫感はよかったですねぇ。
実は昔の余韻が残っている内に観たのですが…いろいろとツッコミたいところが多くって。デンゼル・ワシントンが出ているにもかかわらずどうかな?レベルの作品でした。ちょっと忙しいときに観てしまったのでレビューは書いていません。

顔はみんなよくにていましたねぇ。(^^)
姿カッコウも同じにしすぎ。でも性格付けはよく出来ていたように思えます。

ラストの表情は〆にしてもよかったですね。お気に入りのシーンです。

トラックバックありがとうございました。
こちらからもさせていただきます。
Posted by 白くじら at 2011年07月17日 22:05
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Excerpt: サブウェイ・パニック  原題:THE TAKING OF PELHAM ONE TWO THREE 製作1974年 アメリカ 監督:ジョセフ・サージェント 原作:ジョン・ゴーディ 脚本:ピーター・ス..
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Tracked: 2011-07-15 08:31
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