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女子大生のマリー(セシル・ドゥ・フランス)とアレックス(マイウェン)は、静かな場所で試験勉強をするために、ジュイエンヌのそばにあるアレックスの両親たちが住む家へとやってきました。ソラル家は5年前にこの地にあった農場を開拓して作られていました。
その深夜、ソラル家に近づくみすぼらしいトラック…降りてきた太り気味の男(フィリップ・ナオン)は、ベルを鳴らし2階から降りてきたアレックの父を殴り倒して侵入。それが惨劇の始まりでした。
部屋から何者かが入ってくるのを見たマリーは、階下へ降りようとしますが、殺人鬼に恐れを抱き、部屋で息を殺すのでした。殺人鬼は次々と殺戮を繰り返しますが、アレックスは縛られてトラックへ…マリーはこっそりトラックにもぐりこみアレックスを助けようとするのでしたが…。
人里はなれた場所で謎の殺人鬼が殺戮を行うというタイプの映画ですが、緊迫感は序盤からかなり強く、特に家に殺人鬼が現れてからは恐怖のつるべ打ち状態です。
ただほとんどラスト近くまでいい感じなのに、オチが判ってから「なんだそりゃー!」状態になり、さらに鮮血シーンが続くにもかかわらず、そのショックの方が大きくってなんともいえない気分で観てしまいました。
このオチは映画ファンならすぐに判ると言われていたりもしますが、私はそれは逆なのでは?と思います。なぜならオチが判っても、辻褄が合わないところが非常に多いのです。そもそもあのトラックはどこから来たのか、トラックから頭を落としたのは?カーチェイスは誰とやったんだ!とか…全てが妄想としても考えられないところが多いんですよね。きっちり観ている人はこの矛盾のために、そうとう後にならないとオチが判らないのではないかと思います。
全てを妄想(^^;として考えてもいいですが、その場合このオチは反則ワザでしょうね。
とりあえず、ママさんの「どうして?」やマリーが不自然に物音を立てたり、発見されないとか、おそらくアレックスのシャワーシーンなども伏線になっているのでしょうけど…これらは、もっとマリーとアレックスの関係をまず描いておくべきだったと思います。
動機においても、あ、そうだったの?レベルだったりするんですよね。
恐怖感に関してはかなりいいと思うのですが、設定上の問題か、実際にどーん!と来るところは実は少なかったりします。ただ、恐怖感を保ち続けているのは凄い思います。その部分には☆1つ。あとのストーリーは稀に見る○さだったので、個人的にはとてもオススメできません。ひょっとして、普通の殺人鬼ものを作った後、何かどんでん返しを作ろうと、プロローグとラストシーンを追加したんじゃないかな?というレベルですね。(- -;
【一言いいたいコーナー】
・「SWITCHBLADE ROMANCE」なんとなく判る原題。
・そういえば、このジャケ写もちょっとまずいんじゃないでしょうか。もっとも駄目ジャケ写の最たるものは「猿の惑星」ですけどね。(^^;
嗚呼,魅惑の映画道+Σ(hiroさん)の「No555 ハイテンション 2009 132 テンション上がる前半、テンション下がるオチΣ(´д`ノ)ノ」
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アレクサンドル・アジャの初期作品ですね!
で、感想が見事に同感!なんじゃあのトラックとかなんじゃあのラストって感じですね。
でも、前半の緊迫感は息が詰まりそうでした。
久々に、ドキドキさせてくれた映画でした。
リンクさせていただきました
もしよろしかったら相互リンクおねがいします
ご検討のほどよろしくお願いいたします
映画人気ランキング娯楽部
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私はコレ好きですよ〜♪
たしかにあのオチはねぇ、説明つかない部分が多すぎるよねぇ、とかも思うけど
(多分「全て妄想」で済ませるのが正解なんだろうな〜。ズルイけど。)
でも良いんです、今作はなにしろ”勢いが全て”の作品ですから!
そういえばこのジャケ写はダメですよね・・・
おはようございます☆
この記事へのコメントではなくてゴメンなさいね☆
今月も 「ブログ DE ロードショー」 を開催しますので、お誘いに参りました。
作品名は 『チャイナ・タウン』 (1974年・アメリカ製作作品 監督はロマン・ポランスキー)です。
今月の、この作品を選んでくださったのは、 「ラジオ・ヒッチコック」 の ロッカリアさんです。
(ご存じとは思いますが、ロッカリアさんは、この企画のネーミングをして下さった方です☆)
お選びになられた理由は
1・こういう機会がない限り、あえて見ようとする機会が なさそうだから
2・クラシック作品等は、それなりに見る機会もあると思うが、このあたりの作品は年代的にも中途半端で、TVのオンエアも、現在ではなさそうだから
3・1と2の理由から、広い年代・特に若い人に 見るきっかけに なってほしいから
4・監督のロマン・ポランスキーも、つい最近も、何かと話題になっているから・・・など、との事です。
鑑賞日は12月11日(金)〜13日(日)の三日間です。(お忙しくてご都合の悪い場合は後日でも結構ですよ〜!)
是非、白くじらさんと、一緒の時期に、同じ映画を見て、ワイワイ言い合いたいと思います。
(感想・レビューは強制ではありませんが、作品を選んでくださった方には、必ず書いて頂きます)
では、良かったらご参加、お待ちしていますネ〜♪
前半、主人公の無頓着さには閉口しましたが、いい緊迫感があってよかったのですが、ラストで全てを台無しにしてしまいましたね。
なんとももったいない作品だったと思います。
登録ありがとうこざいました。
この作品は全て妄想にするしかないんでしょうけど、序盤の一人生首となにやらしていたシーンとかいったいなんだったのでしょうねぇ。(^^;
パロディ系ならともかく、後でこういうオチをつけるのであれば、ちゃんと整合性をつけておくのが、サスペンス映画としては最低限の条件だと思います。
”勢いが全て”…これはおっしゃるとおりですね。(^^)
この作品にサイさんからのコメントがあるとは、思ってもいなかったのでびっくりしてしまいました。(^^;
「ブログ DE ロードショー」受けさせていただきます。
前回に引き続き「チャイナ・タウン」も未観の作品なので楽しみです。今回は近くにツタヤが出来たようなので前もって探せるかもしれません。(^^)
ロマン・ポランスキー…確かにウワサになっていましたねぇ。(- -;
序盤は、そそる展開もあったんですけどね。
家から出てからが、辻褄がう〜んでした。
ありえない会話とか、無い物なんかも提示されてもねぇ。
反則です。
もう一ひねりあればと。
そうなんですよね!
序盤から後半にかけては恐怖感が持続していていい感じだっただけに、残念な作品でしたね。
整合性の取れないものを全て妄想のような形で締めくくられ、それでどんでん返し!と言われてもねぇ。おっしゃるとおり反則ですね。
これではサスペンスではありません。
トラックバックありがとうございました。
こちらからもさせていただきます。
今回の「ブログ DE ロードショー」ですが、今会員になっているレンタル屋さんでは「チャイナ・タウン」が入っておりませんでした。(_ _)
コレクションもしていないですし、残念ながら今回は辞退となります。
またの機会によろしくお願いいたします。