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太古の昔から語り部たちは、その言葉で人々を魅了してきました。中には特別な能力を持ち、朗読によって物語の登場人物を呼び出す者までおり、かれらは「魔法舌」と呼ばれるのでした。
自分がそういう能力を持っているとは知らなかったモー(ブレンダン・フレイザー)は9年前(実際には12年前にも赤頭巾ちゃんなどを呼び寄せているようですが、気付いていない?)に、一人娘メギーに「インクハート[闇の心]」という物語を朗読したときに登場人物を召還してしまい、その代わりに妻を本の中に閉じ込めてしまいます。
それ以来、一切物語を読むことを禁じたモーは、メギー(イライザ・ホープ・ベネット)と共に失われた「インクハート」を求め、今、アルプス古書店へとたどり着いたのです。
その本屋でついに本を手に取ったモー、時を同じくしてメギーの前に現れたのはイタチを連れた謎の男性ホコリ指(ポール・ベタニー)でした。彼は自分を本に戻して欲しいとモーに頼み込むのでしたが、モーは頑として聞き入れず逃げ出してしまいます。
大叔母エレノア(ヘレン・ミレン)の屋敷で調べようとするモーたちでしたが、その夜、顔などに文字が書かれた男たちの襲撃を受けるのでした。彼らに捕らわれたモーたちは彼らのボスであるカプリコーンの屋敷に連れて行かれます。そこで待っていたのは…。


この「魔法舌」という能力にはかなりのレベルがあったようで、主人公のモーでさえ自由に人を呼び寄せることはできず、しかも代わりに誰かが本の世界へと入り込んでしまうのです。他にもダリウスというカプリコーンが雇っていた「魔法舌」はうまく呼び寄せることができず、顔などに文字が残っていたり、鼻の格好がおかしかったりといろいろと問題があったようです。だからこそ主人公を探していたようでしたけど。もっとも…でしたけど。(^^;
こういう副作用があるために、逆に話は面白くなってきますが、話の内容も知らず、その一文だけを読んでも出てきてしまうのはどうかなとは思ってしまいます。さらに、そんな能力があるのであれば、自分でストーリーを考えて語ってもいいんじゃない?ただ、これも…でしたけど。(^^;;
モーは能力はあるものの、とにかく呼び出す代わりに犠牲になる人がいるために思いっきり能力を使うことができません。それが実際に観ていてももの凄くもどかしい。おかげで、こういうタイプの能力のある映画では、ハチャメチャなものを想像しがちですがそういうものがほとんどなく、やまり静かに物語が進むため、若干盛り上がりにかけていたのではないかと思います。ただラストだけは別格に盛り上がっていましたけど。
もの作品にはもう一人キーとなる人物、ホコリ指がいます。彼は「インクハート」の住人で火を操る大道芸人です。奥さんの下に戻りたいために、時にはモーたちの仲間に、そしてカプリコーンの仲間に、苦悩しつつも裏切ってしまうのは彼が普通の人間であり、恐れを持っているからに違いありません。このある意味主人公よりも非常に人間くさいところがとてもよかったですね。
それなりに面白かったのですが、もう少し暴れてもよかったかなって感じでした。
【一言いいたいコーナー】
・ちなみに本の世界ってどうなっているのでしょう。ラストが悲惨であっても、本って最初から最後まであるのでいったいどの時点での生活をしているのか、時々よく判らなくなってしまいます。そういう世界があってずーと本とは別に物語はどんどんと紡がれているのでしょうか。そう、第2部、第3部と…。(^^)
・これまた3部作の第1部らしいです。きれいに終わっているのでもういいんじゃないかなとも思いますけど。(^^;

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ポール・ベタニーやヘレン・ミレンが出ているんですか。
全然知らなかった〜!
この主人公の人がなんだか苦手なので、スルーしていたかも。
DVDで絶対借りmasu
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更新されていないので、お風邪でもひかれたのかしら?と、ちょっと心配しています。
もしお風邪でしたら、企画の映画の事は、気になさらないで、シッカリと治して下さいね〜!
もし良かったら記録の記事に皆さんのレビューがありますので、ご覧くださいね〜!
では、うるさかったらゴメンなさい。
(もし鑑賞して下さるなら、遅くなっても結構ですよ〜お待ちしていますネ)
来月もお誘いに参りますネ♪
ポール・ベタニー好きな方は大勢いらっしゃるようですね。(^^)
私は逆にブレンダン・フレイザーが出ていたので見た口ですが、もっと読みまくってくれーと叫びたくなるような、そんな作品です。(^^;
これ日本未公開だったらしくって、ひっそりとDVDコーナにあっりましたよ。
忙しかったのとお察しのとおり風邪引いてしばらく寝込んでいました。(T T)
でも、おかげ(?)で今回の企画映画を鑑賞できたことは僥倖だったのかもしれません。(^^;
先にレビュー読んじゃうと感化されてしまうので、まず上げてからお邪魔しますね。よろしくお願いいたします。
全然、うるさくないですから大丈夫ですよ。(_ _)