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2010年02月01日

アニー・リーボヴィッツ レンズの向こうの人生

記録を残したい。そして人生を見つめたい
アニー・リーボヴィッツ レンズの向こうの人生 コレクターズ・エディション [DVD]
2007年(ANNIE LEIBOVITZ: LIFE THROUGH A LENS)製作国:アメリカ
監督:バーバラ・リーボヴィッツ原作:
製作:バーバラ・リーボヴィッツ製作総指揮:
脚本:バーバラ・リーボヴィッツ撮影:
音楽:amazon.co.jpで詳細を見る。

ストーリー

「ローリング・ストーン」誌を筆頭として世界的に有名になった女流写真家、アニー・リーボヴィッツの半生に迫ったドキュメンタリー映画です。
ドキュメンタリーとなっていますので、ストーリーはこれにて割愛します。

映画レビュー

ちょっとオススメ正直、ドキュメンタリー映画は苦手です。
今までにもレビューというものがありません。というのも、映画というものは今の自分とは違う世界へ誘ってくれるものとして観ているからであって、ドキュメンタリーは現実世界の延長上にあると思っているため、観ようと思っていないのです。

今回は「miri」さんからの第6回「ブログ DE ロードショー」のお誘いで、この作品を知ることとなりました。作品を選ばれたのは「陽面着陸計画」の「なるは」さんです。
「これは…レビューできるのだろうか!」と思いながらも観始めたわけですが、序盤の唐突に始まる構成から「これは何か違う」と不安がよぎったものの、数分後、それは良い意味で裏切られ、私は、じーとTVを観続けることになったのでした。(^^;

アニー・リーボヴィッツは「ローリング・ストーン」誌のカメラマンとして活動をし、ザ・ローリング・ストーンズのツアー撮影で一躍有名になりました。そのほかにも、オノ・ヨーコに裸で抱きついているジョン・レノンの写真(その数時間後にジョンは暗殺され、このときの写真は追悼号の表紙となっています)、デミ・ムーアの妊婦ヌードなど、ほとんどの人が一度は写真を目にしたのではないでしょうか。
ロックスターだけでなく、映画ファンならなじみの若き日のアーノルド・シュワルッェネッガーやキルステン・ダンストなども登場していたりします。

この作品では、彼女や関係者たちへのインタビューを交えながら、彼女の撮った写真を観ていくことができます。
そこには映画では味わうことができない感動があります。物事を現すには動画がやっぱり一番簡単です。静止画像の写真ではわずかに一瞬だけ、そしてその一瞬は全て違うのです。同じものは決してとることができない。だからこそ、その一瞬を捉えることができてこそ、写真は感動を生むことができるのでしょう。
アニーは写真を撮るために、被写体と生活を共にし溶け込んでしまいます。
こういうことができるのは一種の才能なのでしょうが、そのことによって被写体は自然に振舞うことができ、輝ける一瞬となるのでしょう。

そして彼女は死に逝くそのときまで、写真を撮り続ける…のだろう。


最後に、こういう作品を教えていただきた「miri」さんと「なるは」さんに感謝いたします。
みなさんもこの一瞬の写真の数々をご覧ください。

【一言いいたいコーナー】
・被写体と生活を共にし溶け込んで…しかし彼女のスタンスは次第に変化していき、一瞬を撮るのではなく作り出すように動き始めているように思えます。特にバラの中に浸かるというイメージの写真では、実際にはバラのトゲを1つずつ取り除いていったという…その行為自体はとても大変ですし、モデルが感動してしまうのもまた事実であり、さらに美しい写真は私たちの前に公開され感動する。
Number577美しい写真の裏にはこういった影の努力も必要ではありますが、昔からの彼女のスタンスからはかけ離れていってやしないのでしょうか。

コメントありトラックバックです。
忘却エンドロール(宵乃さん)の「映画「アニー・リーボヴィッツ レンズの向こうの人生」観た
映画鑑賞の記録(miriさん)の「2−490 アニー・リーボヴィッツ  レンズの向こうの人生
陽面着陸計画(なるはさん)の「『アニー・リーボヴィッツ レンズの向こうの人生』

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posted by 白くじら at 21:54| Comment(7) | TrackBack(1) | ドキュメンタリー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こんにちは、初めてコメントさせていただきます。

>映画というものは今の自分とは違う世界へ誘ってくれるものとして観ている

これはありますね。重そうな内容だったり、現実的すぎる作品を観る時は、なんとなく身構えてしまいます。
この作品でも身構えてしまいましたが、彼女の見る世界や、写真家という私の知らない世界を見れたので、予想以上に楽しめました。

わたしも何気ない瞬間を撮った写真の方が好きなので、もっとそういう写真が”アニーといえばこの写真”のように広く知れ渡ったらいいなぁと思います。
Posted by 宵乃 at 2010年02月02日 14:57
白くじらが感動するの?
Posted by BlogPetのナイトメア at 2010年02月02日 15:21
こんばんは☆
体調良くなられましたか?

>同じものは決してとることができない。だからこそ、その一瞬を捉えることができてこそ、写真は感動を生むことができるのでしょう。

本当にその通りですね〜!
もちろん何十枚も撮っての一枚でしょうけど、その一瞬、というのがね・・・。

上のコメントの「宵乃さん」とは、次回の作品を選んでくださる方です。
良かったら「忘却エンドロール」ご訪問くださいネ〜!

今回もご参加、有難うございました。
では、また・・・。
Posted by miri at 2010年02月02日 20:48
こんばんは!
初めまして、なるはです!
今回の記事で紹介までしてくださってありがとうございます!

>昔からの彼女のスタンスからはかけ離れて
『一言いいたいコーナー』、良いですね。
私もそんな気がします。
…というか、言われて、気になってた点に気づけたような気がします。

良い意味で、現在のアニーの広告は商業的ですよね。
それはそれで私は好きですが、
加工や編集、大規模なセットに捉われずに、
素朴で質素な写真で引き込んで欲しいですね!
…まぁ彼女は、仕事は仕事で割り切っていると思うので、
プライベートな写真も素晴らしいものを撮ってますけどね。

この度はありがとうございました!
今後も宜しくして頂ければと思います!
Posted by なるは at 2010年02月04日 00:33
こんにちは、宵乃さん。
はじめまして、お返事が遅くなり申し訳ございません。

>これはありますね。重そうな内容だったり、現実的すぎる作品を観る時は、
>なんとなく身構えてしまいます。

そうなんです。
映画の場合は、作られているという概念が頭の奥底にあるのか大丈夫なのですが、ドキュメンタリーの場合はリアルに迫ってくるものがあるのでちょっと苦手ですね。先が読みにくいというものもあるからかもしれません。

とはいえ、この作品ではその苦手感も消えていて、数々の写真に唸る自分がいたわけで、拝見できてよかったと思っています。

カメラ目線よりも、何気なくとった一瞬に光るものがあることが多いですよね。
こういう作品を観ていると、またいろいろと写真を撮ってみたくなりますね。
Posted by 白くじら at 2010年02月07日 13:42
こんにちは、miriさん。
ご心配かけましたが体調は万全です。ただ、公私共々忙しすぎです。(^^;

次は宵乃さんのチョイスでしたか。楽しみですね。

確かに実際には何枚も撮っているのでしょうけど、何気ない被写体の一瞬を捉え、さらにそれを見る人に伝えることに成功していることは大変であり、素晴らしいことですね。

いい作品の教えていただきありがとうございました。
Posted by 白くじら at 2010年02月07日 14:03
こんにちは、はじめまして、なるはさん。

この度は、素晴らしい作品を紹介していただきありがとうございました。
私のドキュメンタリー苦手性格も少しよくなったような気がします。(^^;

そうなんです。
素晴らしい写真が多数紹介されていて素晴らしかったのですが、なんとなく終盤になっていると「作っている」感が目立ってきていたのがものすごく気になりました。
それは一番最初のころにアニーが行っていた一緒に生活をして溶け込んで、なにげない一瞬を撮るのとは少し違っていたように思えます。とはいえ、それとは別に広告の仕事としては、作る写真もまた必要なのでしょうね。そしてそれはそれでまた、いい仕事しているんですから凄い人だと思います。
Posted by 白くじら at 2010年02月07日 14:54
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Excerpt: 製作:アメリカ’07 監督:バーバラ・リーボビッツ ジャンル:ドキュメンタリー/アート1970年にローリング・ストーン誌の写真を撮り...
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Tracked: 2010-02-08 06:27
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