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地球には、これまでにも多くのUFOが飛来し、目撃されては話題をさらっていました。
その日、新たなUFOがサーチライト近くに落下、ムーンダスト計画のヘンリー・バーグ(キーラン・ハインズ)はすぐさま現地に飛び調査を開始しました。
現地にはいくつかの足跡が残されており、調査の結果2種類の地球外生命体(EBE)が逃亡したことが判ります。
一方、元暗黒外のボスであるウルフの専属運転手であったジャック・ブルーノ(ドゥエイン・ジョンソン)は、今は足を洗いタクシーの運転手として生計を立てていました。
ある日のこと、突然タクシーに乗り込んできた2人の子供…セス(アレクサンダー・ルドウィグ)とサラ(アナソフィア・ロブ)と名乗った兄妹はジャックに大金を渡し、至急、ある場所に連れて行ってほしいと頼みます。客である以上、ジャックもあまり強くは聞きもせず車を走らせるのでしたが、すでに2人の行方を突き止めていたバーグたち追っ手が襲い掛かってきます。巧みなドライビング・テクニックと2人の不思議な力(ジャックは気付かないうえに、ウルフの追っ手と勘違いしている)で彼らを追い払い、指示された場所まで行くも、そこは人も住んでいないような荒野の一軒家でした。
そこで見た謎の植物、そしてアーマーに身を包んだサイフォン(デラニアン75型)と呼ばれる暗殺者の襲撃…セスたちから彼らが異星人であることを知らされたジャックはもはや自分だけの力ではどうにもならないと思い、ちょうどベガスでSFに関するスピーチをしているフリードマン博士(カーラ・グギノ)に救いを求めるのでしたが…。
1975年「星の国から来た仲間」のリメイクです。
昔一度観たはずですが、まったくと言っていいほど覚えていません。(^^; なので今回は比較はありません。また今度、オリジナルを観ることができたら比較してみたいと思います。
実にディズニーらしくファリミー向けとしてまとめられていました。
そもそも子供たちが悪いわけもなく、しっかり友好的な異星人でした。(^^) そして、彼らを追い詰める政府のバーグたちがとことん悪役というのもいいですね。最後がちょっと甘かったようにも思えますが…。ちなみにDVDには別のエンディングも収録されていて、さらなる戦いも予感させるようなつくりになっていました。きれいに終わっているので、もういいと思いますけどね。(^^;
さて、この作品の凄いところは、飽きさせないところでしょうか。
普通の作品では、緩急というものがあるのですが、この作品では緩が非常に短いのです。危機を乗り切って、少し話をしていたと思ったら、その最中に次の出来事が起こってしまうという。(^^; つるべ打ちです。
DVDに未公開シーンがあったのですが、そこには結構遊び心のあるシーンもありました。監督の話によると緊張感を持続したかったために、そういうシーンは残念ながら削ったということでした。ラスト近くの別れのシーンも、本当はもっと長いシーンもあったのですが(収録されています)、よく考えると追っ手が迫っているはずなので、そんなに長い時間をかけての別れはおかしいという理由でした。ちょっと残念ですね。
なかなか面白いのですが、とにかく忙しい作品でした。(^^)
【一言いいたいコーナー】
・ディズニー作品ではお決まりですが、この作品もいろいろな伏線がちゃんとラストに向けて集約されています。こういうところはとてもいいです。ウルフだけはオチがなかったようですけど…本人もでてこないし。(^^)
・サラ役の女の子がどこかで見たなーと思っていたら「テラビシアにかける橋」でレスリー役を演じていた子でしたね。あの時もそうでしたが、表情が豊かで良かったと思います。
・ジャックたちが逃亡中にレストランに入ることがあるのですが、ここで登場するウェイトレスと同じく食べに来た保安官が、オリジナルで兄妹を演じた2人だそうです。
かつての兄妹ということでしょうか、今回の2人を脱出させるのに一役かっているのがいいですね。
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子供と観たいと思っていた一本ですが、期待できそうですね♪
ところで製作国が「日本」ってなってますけど・・・
ディズニーなのに?
オリジナルは未見ですが、その時の兄弟もカメオ出演なんて素敵(^^)
知ってる人にはタマラナイでしょうね!
子供が苦手な説明口調の部分が少なく、すぐにアクションシーンになるので飽きる暇がなく観てしまいそうですよ。(^^)
オリジナルははるか昔に観たはずですが…ほとんど覚えていません。
でも、カメオ出演は嬉しいですねぇ。ほかにもUFOに関する人々も出演しているようです。
製作国はアメリカです!
前回のコピーがそののまま残っていました。ありがとうございます。修正しておきます。