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1975年9月29日…ジョージア州の沿岸で発生した激しい雷雨は、田舎町フライクリークの高圧線の鉄塔を倒し、切れた送電線が数10万Vの電流を地面に流しました。
母と妹アルマと暮らしているジェリー(パトリシア・ピアシー)は、休暇を田舎で過ごすためにやってきた恋人のミック(ドン・スカーディノ)を迎えに行くために、近くに住むゴカイの養殖業者ウィリーの息子であるロジャー(R・A・ダウ)にトラックを借ります。
ミックとジェリーと途中町に寄り、ミックは喫茶店でエッグ・クリーム(チョコレート・クリーム)頼みますが、なんとその中にはゴカイが!慌てるミックに、逆にミックが嫌がらせをしたと詰め寄るウェイトレス、そして保安官…ミックはここで町の住人が他所者に冷たいことを思い知ることになるのでした。特に保安官の心証を悪くしたのが、後々の出来事に大きく関わっていくことをミックはまだ知りませんでした。
家に戻って来た二人は、骨董品を見に行くために近くに住むビーズリー宅へ出向きますが、そこに人気はなく、逆に白骨死体を発見してしまいます。すぐさま保安官を呼びに行きますが戻ってきたときには白骨死体はなく、またしても保安官の心証を悪くしてしまうのでした。
やがてその白骨死体がウィリーのトラックに運ばれていたことを知ったミックは、ロジャーを釣りに誘い出しジェシーに彼を任せて調べに行くのでした。しかし、実はジェシーに想いを寄せていたロジャーは、これ幸いとボートでジェシーに言い寄りますが、否定されたジェシーに突き飛ばされ、エサ箱から出ていたゴカイの群れに頭から突っ込むのでした。電気のせいで凶暴化してたゴカイたちはロジャーの顔にもぐりこみ、彼は悲鳴を上げて森に逃げ込むのでした。
一方、骸骨を手に入れたミックはそれがビズリー氏であることを知ります。
何かが起こっている!?しかし、ときすでに遅く、町は、そしてジェリーたちの家はゴカイの大群に襲われようとしていたのです。そして狂気に走ったロジャーの影も…。


おそらく今、このような作品を作るとすればゴカイは全てCGになるのでしょうけど、1976年当時ではとてもそういうことも出来ず、模型、もしくは実物を使っての撮影となります。この作品も低予算作品ですが、ゴカイに関してはなんと8,000万匹ものゴカイを登場させているため、ラスト近くの部屋にあふれかえるゴカイは圧巻です。そのほかにも、ロジャーの顔に入り込むシーン、時折挿入されるゴカイのアップなど、正直言ってトラウマになりそうなレベルで、鳥肌が立ってしまいます。
実際、「ちょっとオススメ」に入れたいレベルですが、残念ながら、伏線を張っているようではっていない、ウィリーの過去の実験、10万匹の謎(凶暴化するにしてもあの夜から朝にかけてこの数を獲ったとは考えにくい)、釣り餌のゴカイもそうですが獲りたて?なぜ骸骨を隠したのか、町の冷たさはあれだけ?保安官?結局まったく役に立たないじゃん!などと人間側がイマイチ(特にミックの謎なシーンは多い。逆に副主人公と言ってもいいロジャーの狂気はいいですね)なところが多く、プラマイで「まぁまぁ」とさせていただきました。
【一言いいたいコーナー】
・どうしてジェリーはロジャーのトラックを借りたのか…自分の車もあるというのに??
・トラックの中の10万匹のゴカイが居なくなった件はいったい…どこへ行ったのでしょう。喫茶店の飲み物に入っていたのは、また別のゴカイかな?
・ふとバックに壁にゴカイが這っていたり、とにかく嫌悪感が高まるシーンはいたるところにあります。


RETRAの奇妙な映画館(りとらさん)の「スクワーム Squirm (1976年)」
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観た事はありませんが、虫嫌いでなくてもトラウマになりそうな作品ですよね。子供が観たら確実に海や釣りが嫌いになりそう・・・。
8,000万匹のゴカイを用意したスタッフ、それをものともせず演技する役者さん(恐怖・嫌悪感は演技じゃないかも)には敬意を感じます。
TV放送されたのは、かるく20年以上前だと思いますが、かなりトラウマになってしまいました。(^^;
それまではミミズでも平気で触っていたのに駄目になっちゃいましたね。
8000万匹…これが怒涛のように落ちてくるさまは、撮っていた人も大変だったことでしょう。
確かに演技じゃなかったかも知れません!
それにしても、この作品にコメントが来るとも思っていなかったりして。(^^;;
ありがとうございました。
確かに昔はテレビで放送してましたよね。
私の幼い心にも傷を作った作品です。(笑)
内容は覚えていませんが、シャワーシーンは今でも覚えています。
とにかく衝撃的な作品でした。
なんと、ご覧になられていましたか!
この手の作品に女性からコメントが来ると、ちょっと驚いてしまいます。私の周囲では嫌っている人ばかりでしたので。(^^;
シャワーシーンありましたよ!
でもあの穴から出てくるなんて、ちょっと穴が大きすぎやしないかな。
とにかくトラウマ的な作品でしたね。(^^)
こんばんわです。
この作品、小さい頃に観てトラウマどころか
ホラー好きになった作品の一つですw
もう何年も観てないですが、強烈に覚えています。
ゴカイのアップ画像は、そこらのホラー描写よりキツイですねw
またお邪魔しますぅ。
これでホラーが好きになりましたか!やりますね。(^^)
やっぱり実物を使っての迫力、とくにラストのゴカイの海はすごかったですねぇ。
最近はミミズを観るような機会はありませんけど、まだ触れないかもしれないなー。
ちょっとりとらさんのところも覗いたのですが、気になる作品が目白押しでした。時間がとれたらじっくりと読ませていただきますね。
今後ともよろしくお願いいたします。
ゴカイの海もそうですが、
ドアップの気持ち悪さはまた逸品でしたね
ギャースと叫んでいましたし(><)
いまだと全部本物を使うなんて考えられないけれど
でもだからこそ、リアルな気持ち悪さが際立って
これほどの作品になっていたのでしょうね
気持ち悪い…けれど嫌いじゃないです
(しばらく麺類は控えめでしたけれど)
なにげにドアップもよく出てましたねぇ。
光沢があるせいか、ぞわわわーとしてしまいますが、これが本物を使った強みでしょうね。(^^;;
このジャケ写も相当いっちゃってますが、確か昔はイラストになっていたような記憶があるんですけど。(^^)