|
1850年、オレゴン山中に住むポンティピー家の長男アダム(ハワード・キール)は、ビーバーの皮を売りに町にやってきました。代わりに彼が欲しかったのは食料品…そしてお嫁さん。実はポンティピー家は自分を筆頭に7人もの兄弟がいるのですが、女っけはまったくなく、家は汚く、御飯もまずくって困っていたのです。しかし、山奥に嫁ぐような女性などはいないのです。
それでも誰か居ないか探していたところ、通りかかったバーで働くミリー(ジェーン・パウエル)に一目惚れし口説いてしまいます。元々働き者のミリーは山奥でもOKし、2人はさっそく結婚式を挙げ仲良く山奥に帰っていくのでした。
ところが2人の甘い新婚生活を夢見ていたミリーは、着く早々残る6人兄弟に驚かされ、続いて荒れ放題の家、マナーの悪さにすっかり落胆+怒りに襲われてしまうのでした。しかし元々気のいいアダムたちに、ミリーは気を取り直して次の日から、掃除にマナーなどを兄弟達に教え始めるのでした。
そんなミリーに女性の素晴らしさを改めて知った6人の弟たちは、町の娘と付き合いたいと望むようになりましたが、なかなかそうはうまくいきません。そんな弟たちを見て、アダムは古代ローマ人は町を襲って結婚相手を略奪してきた!といらぬ知恵をつけるのでした。
以前「ザッツ・エンターテイメント」というMGMの名場面集を収めた作品を観たときから、観たくて仕方がなかったミュージカル作品です。ようやくレンタルしました。
タイトルが結構過激なような気がしますが、原題から訳すると「七人の兄弟の七人の花嫁」でしょうね。それにさらって来たのは実際には6人ですから、ここでも間違いがあるような。(^^;
随所に笑いとダンスが入っています。
中でもお祭りの時のダンス…兄弟たちと町の男性たちとで、娘たちを奪い合いながらのダンスになっているのですが、ここが一番素晴らしいですね。
ただせっかく7人いるのに役柄としては長男のアダムと末っ子くらいしか特徴付けがあまりありません。さらに6人の花嫁も…ほとんど差がありません。大勢のダンスはいい感じですが、ストーリー的にはどうかなって思います。ちょっと残念ですね。
アダムとミリーだけは別格といった感じでしょうか。
当時の男女関係はわかりかねますが、ミリーの結婚までの決断が非常に速い!恋に時間はかからないとは言いますけど。(^^)
また家事のための花嫁獲得というのも、今観ると侮辱に近いかもしれませんねぇ。
それにしても残り6人は町の男性に付いたり兄弟に付いたりと、なんとなく状況にあまりにも飲まれすぎな気もします。こういうところがちょっと気になる点ですが、総合的にみると退屈することもなく、楽しむことができました。
【一言いいたいコーナー】
・兄弟たちの無精髭を剃ると、あら不思議、なにげにイケメンたちの登場です。まるで最近の作品みたいです。(^^)
▼ よろしければ、クリックをお願いいたします ▼
【関連する記事】
この映画私もみたいです!
もしかすると間違いかも知れませんが・・・
随分昔にTVドラマにもなってなかったかしら・・・
40年ほど前に(汗
モノクロで続き物だった記憶があるんですけど、映画だったのかなぁ?
幼心に、この後どうなるんだろ、と続きが見たくてどうしょうもなかった記憶がいまだにあります。
セット丸分かりの丸太小屋?みたいな前で、女性と男性が踊っていたのを覚えています。
その男性のダンスが、高く開脚ジャンプしたりと今の体操選手みたいな動きでびっくりして見ていました。
映画だったけど、寝る時間が来て寝かされたのかなぁ?
それともTVドラマだったのかなぁ?
ここへ来ると幼い頃の思い出とか、見ようと思っていて忘れていた映画を思い出させて貰えるので嬉しいです^^
TVドラマになったのは知りませんでした。
って40年前ですか!(^^)
でも、家の前で女性と男性たちが取り合いをしながらダンスしていますし、木の板の上でジャンプしたり、とにかく躍動感あふれるダンスになっています。
この部分が記憶に残っているのもうなづけます。
ホラーなどにまぎれて、時々とんでもなく古い作品が登場していますね。(^^;