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2010年05月03日

タイタンの戦い

愛する者はみな、神に殺されたんだ!
「タイタンの戦い」オリジナル・サウンドトラック
2010年(CLASH OF THE TITANS)製作国:アメリカ
監督:ルイ・ルテリエ原作:
製作:ベイジル・イヴァニク、ケビン・デ・ラ・ノイ製作総指揮:リチャード・D・ザナック、トーマス・タル、ジョン・ジャシュニ、ウィリアム・フェイ
脚本:トラビス・ビーチャム撮影:ピーター・メンジースJr
音楽:ラミン・ジャヴァディamazon.co.jpで詳細を見る。

ストーリー

星座が生まれる前、地上を支配していたタイタン族を退治したゼウスは天界の神に、ポセイドンと海界の神に、そしてゼウスに騙されたハデスは冥界の神となりました。

時は流れ、神々を疑問視し敬うことを忘れた人間たちが現れ始めました。
特にアルゴスのアクリシウス王(ジェイソン・フレミング)は神に対して全面戦争を挑んできました。激しく怒りを覚えたゼウス(リーアム・ニーソン)はアクリシウス王に化け、王妃ダナエーと関係を持ってしまいます。激怒した王は王妃と生まれた子を棺に入れ、海に投げ込んでしまうのでした。
棺は近海で猟をしていた猟師によって引き上げられますが、すでに王妃は亡くなっていました。そして子供は猟師の子として成長していくのでした。
その子供の名はペルセウス…。

ある日のこと家族で漁をしていたペルセウス(サム・ワーシントン)たちは、崖の上でアルゴスの兵士たちが巨大なゼウスの像を壊し海へ落とすところを目撃しました。しかし、たちまち空は荒れ出現したハデス(レイフ・ファインズ)によって兵達は蹂躙され、近くにいたペルセウスたちもその戦いに巻き込まれてしまうのでした。
ただ独り生き残ったペルセウスは、残った兵たちに救われアルゴスへの入国しました。
しかしここでも神を恐れぬ王妃カシオペアの言葉にハデスが強襲。その一方的な戦いの中、ペルセウスは自分がゼウスの子(半神)であることを知ります。ハデスは10日後の日食の時にクラーケンで国を滅ぼすと宣言。回避するためには王女アンドロメダ(アレクサ・ダヴァロス)を生贄に捧げなければなりません!
ペルセウスたちはクラーケンを倒すべく、手段を求めて国を発つのでしたが…。

関連リンクです。

1981年「タイタンの戦い
2010年「タイタンの戦い

映画レビュー

まぁまぁ1981年に特撮の巨匠レイ・ハリーハウゼンの創り上げた「タイタンの戦い」のリメイク版です。もっともそのままのストーリーのリメイクではありませんが、出てくるタイタンや神話の生物たちは同じですし比べられずにはおられません。
オリジナルが神々の加護を受け、一心にアンドロメダのために戦っていたのに比べ、今回は神々に愛する者を殺されているため加護も受けたくないし、人間として戦おうとするところがまったく違うところです。
この世界では神に対して敵愾心を燃やしているため、ペルセウスもゼウスの子というだけで彼の生まれ、態度、信念などそっちのけで迫害されてしまいます。こういう自分とは違うというだけの迫害は、古今東西多いものですが、この作品では特に問答無用ということが顕著に表されていたと思います。
しかし…サム・ワーシントンって「ターミネーター4」では半機械、「アバター」ではナビィ族の身体に人間の意志、そして今回は半神と…いつもそれぞれの種族で苦悩する役柄になっているんですねぇ。(^^;

さて、こういう世界観の作品では、やはり注目すべきはモンスターたちです。
登場するのはハーピー、クラーケン、メデューサ、カリボス、ペガサス、巨大サソリ、橋の渡し守といったところ…アクション面に関してはさすがは最新の技術で凄まじい戦いを展開してくれます。特に巨大サソリとの戦いがいいですね。惜しむらくはアクションを見せ場としているせいでしょうか、他のモンスターの出る幕がなくなっていることや、ペガサスとの出会いも少々おざなり感がありました。派手さでは当然今回の方が凄いのですが、波乱万丈度はオリジナルに軍配が上がるでしょう。
ストーリー的にもアンドロメダが蚊帳の外になり、代わりにイオという守護神の投入で「えっ?」ですし、そのほかにも意味深に合流する2人の狩人達も途中で離脱するし、行くのも老兵部隊?やる気あるの?速攻で消える兵士は精霊達で補充されるし、巨大サソリは血だけでなく普通に生息しているみたいだし?今頃になって援助しようとするゼウスとか、カリボスの憎しみも理由付け小さいし、ポセイドンでてこないし、クラーケンはタイタンじゃなさそうだし…タイトルおかしくない?と思ったり、あなたの兵士です!といいながらペガサスで飛び去っていくし、オチである星座の説明もないし…かなり消化不良を起こしてしまいました。

【一言では収まらないコーナー】
・アルゴスで凱旋した兵士達をねぎらっての宴で、なぜかただの猟師のペルセウスが前面に。しかもその彼にアンドロメダが酒を薦めるという謎な演出。アンドロメダの一目惚れ?とも思ったのですが、実はオリジナルと違ってアンドロメダとのラブストーリーがまったくなかったりします。ストーリー的に生贄は救わなければなりませんが、その理由付けがほとんど失われているストーリーですね。なぜこんなことに。
・メデューサがなにげに可愛かったりして。(^^; 石化するときだけ凶悪な顔になるんですけど、そのために直視しても大丈夫なんじゃないかなって思います。
・オリンポス12神が登場するシーンでは、せめて名乗りだけでもして欲しかったです。ちなみに彼らの鎧は「聖闘士星矢」を基としているとか。日本のポスターも車田正美氏のイラストを使用したものが作られたとか。見たことないですけど。
・序盤の棺を引き上げるところなんてJoJoのDIOの棺おけみたいですね。まぁ、これは単にそう思っただけでオマージュなどではないと思いますけど。
・オリジナルでは大活躍だった金属フクロウのブーボーがカメオ(?)出演としてアルゴスを出発するときに倉庫で登場。その挙句「そんなものはいらん!」ですから、ちょっと酷い。でも懐かしい。よく考えると人間界にそんな精密なロボットがあるのはおかしいんですけど。
・3Dに関しては、元々2Dで作られたものを後になって3D化したらしいので「アバター」」を観たあとでの鑑賞は控えたほうがよさそう。
Number593・なんと黒いペガサスが登場。確かに白よりは強いイメージはあるのですが(実際強そう)、それとは別にこういう世界では「悪」というイメージが強くなるのもまた事実ですね。

コメントありトラックバックです。
晴れたらいいね〜(ちゃぴちゃぴさん)の「タイタンの戦い(2010)2D・字幕
小部屋日記(アイマックさん)の「タイタンの戦い 3D(字幕版)
SGA屋物語紹介所(SGA屋伍一さん)の「当たり前田のクラーケン ルイ・レテリエ 『タイタンの戦い』
★YUKAの気ままな有閑日記★(由香さん)の「タイタンの戦い
シネマをぶった斬りっ!!(メビウスさん)の「タイタンの戦い


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posted by 白くじら at 20:57| Comment(10) | TrackBack(4) | ファンタジー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
おはようございます。
2Dで観てきました。オリジナルの方は、結局三姉妹が出てくる前までで止まってます(笑)
【一言では収まらないコーナー】は、そうそう!でしたよ。アンドロメダとの恋愛が、なんでないのか不思議。それより、人間と神の葛藤を描きたかったんですかいね。
星座との関連もなし、神々がその他大勢は、かなしいな。
サソリとのバトルは、楽しかったですね。ここらへんは、3Dで観たかった。友達と実家の方で観たんですが、3Dはやってなかった。アリスで、なんでもかんでも3Dはまぁいかって気持ちも強くなってきちゃいました。アバターのBDもみたとこだし。アハハ
しかし、ツッコミどころ満載なんですよねぇ。
楽しかったですけどね。男子スカート天国だったし(^◇^;)
車田正美氏のポスターは、公式HPでみられましたが、一般では私も見たことないです。
Posted by ちゃぴちゃぴ at 2010年05月04日 08:44
こんばんは、ちゃぴちゃぴさん。

オリジナルは途中まででしたか。今からメデューサというところですね。それはもったいないので最後まで観ましょう。サソリのところは最新作のアクションが凄かったので見劣りしそうですけど。(^^;
星座はナレーションだけでもよかったのでして欲しかったですね。
神々もほとんどゼウスとハデスだけで、せっかく12神がいたようだったので、これももったいなかったと思います。神話の世界が好きな人たちって名前がでるだけでも嬉しいと思うんですけどねぇ。
車田正美氏のポスターって公式にあるんですね。ありがとうございます。見に行って来ます。

アリスも近々観たいと思っているのですが…なぜか3Dですね。どこに見せ場があるんだろう。って思ったりしますけど。

トラックバックありがとうございました。
こちらからもリンクさせていただきますね。
Posted by 白くじら at 2010年05月05日 00:23
白くじらさん、こんばんは
あらら、レビュー見ますとけっこう不満もおありだったんですね(^^;
確かにヒロインを二人に分けたのには微妙感が残りました。ただ、どうでもいいことですが、立ち回りであらわになるイオさんの太ももには、ちょっと目を奪われました(笑)
もしレテリエ監督の構想どおり続編が出来たなら、ラブコメよろしくの三角関係などが展開されるのではないでしょうか

子供のころギリシャ神話が好きだったわたしは、ずっとオリジナル版を見てみたいと思っているのですが、いまだ未見のままです。あのストップモーションのくにゃくにゃした動きも、今にはない味わい深さがありますよね
Posted by SGA屋伍一 at 2010年05月23日 19:41
こんばんは、SGA屋伍一さん。

まぁ、少し前にオリジナルを観ていただけあってどうしても比べてしまって、いろいろとアラが見えてきてしまいました。
ヒロインに関しては、確かに3部作になるとすればアンドロメダとの3角関係もありえそうですね。ただこういうことを言うのもなんですけど、アンドロメダがあまり…もごもご。(^^;

オリジナルが未観でしたら、ぜひ一度ご覧ください。ハデさはさすがにまけますが、ダイナメーションも味がありますし、もっともっとモンスターなども出るんですよ。
ちなみに主人公、よく剣を落としてしまいますけど。(^^;
Posted by 白くじら at 2010年05月23日 20:28
白くじらさんこんばんわ♪TB&コメント有難うございました♪

予告編やテレビのCMとかでもモンスターの大暴れっぷりが目立っていたせいか必然的に自分も注目してた部分だったのですが、そこは期待通りと言うか、損はさせない迫力だったと思いますね。以前『パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々』を観てたのでメデューサとか何かと被ってるとこはあったものの、リアルな造形やスピーディな戦闘シーンなどはタイタンの方が勝っていたかもしれませんね。

しかし白くじらさんの指摘コーナーを読むと褒める部分ばかりじゃないのも然りで、最初は『ガンガン行こうぜ!』みたいな感じで凄いテンション高かった狩人コンビがメデューサ辺りで臆病風に吹かれて辞退・・・と思ったら最後のクラーケンとの戦いでちゃっかり出て来たりする辺りもどこか釈然としないとこがありましたし、金属フクロウのブーボーというのに関してもオリジナルを観ていなかったもんですから、『これは何だ?』と聞かれても『むしろこっちが聞きたいわっ』と逆ツッコミ入れたくもなっちゃいましたねw

でもサム・ワーシントンってT4、アバターに続いてと、ホントハーフ系の役柄が多いですね。今度からデミゴッド俳優と読んでみましょうかな?(笑
Posted by メビウス at 2010年05月23日 23:32
こんばんは、メビウスさん。

アクション、特に巨大サソリとの大立ち回りは凄かったですね。この部分に関しては私もいい出来だと思います。きっと少々殺してしまっても、後からの補充でなんとかなるようなので思いっきり下のかも入れませんね。ただ、あとであっけなく乗り物になるのはなんだかなー…でしたけど。

ですねぇ、あの狩人コンビはなんだったのでしょうね。メデューサよりも巨大サソリの方が恐かったような気もしますけど。(^^; あとでしっかり出てきましたけど…謎な人たちでした。
ブーボーは知らない人が見たら、確かに「何これ?」ですね。(^^)

この後の作品でもハーフだと…もう判ってやっているのでは!と思ってしまいそう。

トラックバックありがとうございました。
Posted by 白くじら at 2010年05月24日 19:45
>こんにちは。

白くじらさん、こんばんは!
ご無沙汰しております〜
最近、まったく映画みなくなってブログも放置状態ですんません。。
そろそろ映画に力入れないと。。

お話自体は薄かったですが、モンスターたちのバトルが楽しめました。
星座の説明、もっと聞きたかったですよ〜
そうそうこれって「聖闘士星矢」を基にしてるんだってね。
あるブロガーさんがタイタンのシーンと車田正美氏のイラストと比較してあって、「聖闘士星矢」と同じで笑ってしまいました。笑
Posted by アイマック at 2010年05月24日 22:12
こんばんは、アイマックさん。
お久しぶりでございます。

私は映画は空いた時間にちまちま観ているのですが、記事にする時間がなかなかとれずに困っています。(^^;

モンスターバトルは迫力があってよかったですね。
監督は「聖闘士星矢」から鎧(クロス)などのデザインを参考にしているようですね。でも先生は映画を観ないでイラストを描いているのでしょうか。ペガサスが白かったり、主人公、髪がちゃんとあったり…タイタンのシーンも向かっていくのではなく逃げているシーンですね。(@w@) 先生のイメージなのかもしれませんけど。
Posted by 白くじら at 2010年05月24日 22:38
こんにちは♪
ご無沙汰しておりました〜^^
お元気でいらっしゃいますか?
またちょくちょくお邪魔させて下さいね!

白くじらさんはオリジナルを鑑賞されているんですね。
私は未見ですのでオリジナルと比べることは出来ませんが、ギリシャ神話好きなので、結構楽しく観ることが出来ました。
神話物の映像って心躍るものがあります。
巨大サソリやメドューサとの戦いは見応えがありましたね!
ただ、、、私もペルセウスの相手はアンドロメダが良かったですぅ〜
最後の最後までそうなると思っていたのになぁ〜
英雄はお姫様と結ばれた方が浪漫がありますよね!
Posted by 由香 at 2010年05月25日 12:01
こんばんは、由香さん。
お久しぶりです。なんとか休日くらいは更新をしております。
また、よろしくお願いいたします。

オリジナルも波乱万丈度は上ですので、ぜひ観てくださいね。(^^)私もギリシア神話は子供のころから読んでいるので、映像化された世界見ているとわくわくします。
アンドロメダとは結ばれて欲しかったですねぇ。でも、どうやら三部作構想らしいので、ひょっとしたら三角関係になる可能性も…でも、この作品はあまりヒットしなかったかも。(T T)

トラックバックありがとうございました。
Posted by 白くじら at 2010年05月27日 23:49
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