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不況が襲っていた時代…10年コロラド州デンバーにいたナダ(ロディ・パイパー)もまた、仕事を求めてロサンゼルスへとやってきました。そして、やっとみつけた工事現場で知り合ったフランク(キース・デヴィッド)とバラックで生活を始めることに。
ある夜、放送されているTVに割り込むように海賊放送が始まります。何かの危険を訴えているような放送でしたが、観ている人たちは何のことかわからず困惑するだけでやがて放送は中断されてしまいます…そんなときナダは、近くの教会へ慌てて行く者たちを目撃してしまいます。
気になったナダは教会に入り込みますが、そこにあったのは手作りされているサングラスに謎の会話、聞こえていた賛美歌もテープでした。そしてその夜、教会に手入れが入ります。一体何が行われていたのか…次の日に教会に再び訪れたナダはそこでダンボール箱を発見し持ち出してしまいます。その中に入っていたのはあのサングラスだけ…訳も判らずゴミ箱に捨ててしまうナダでしたが、こぼれ落ちていた1つだけはいただくことにするのでした。
しかし彼がそのサングラスをかけると町の様子は一転!看板や雑誌、広告塔などには「服従せよ」「消費せよ」「眠ってしまえ」という文字ばかり、さらに驚くべきことは、町の人たちの中に、まるで骸骨のような風貌の人間たちがいることでした。驚くナダは、つい骸骨のような人間に話しかけ、彼は顔が認識できる者として逆に追われる立場になってしまうのでした!逃げ出す途中で知り合ったホリー(メグ・フォスター)に家に転がり込むナダでしたが…。


何気ない日常の裏側で、ひっそりと行われていたエイリアンたちの侵略計画。サブリミナル効果や洗脳電波などにより、知らず知らずの内に溶け込んでしまうのは非常に恐ろしい。さらにそのエイリアンたちとつながっているのが上流階級と…やはり金持ちは下の者などなんとも思っていないという…この世界が抑圧的な社会であり、マスメディアを使って商業主義(物質主義)だったところは、当時の世界情勢に対する監督の警告(嫌悪)だったのでしょうか。
サングラスを通してのみ彼らの真の世界が見える、(おそらく)聞こえるという演出は、非常に面白いです。もっとも洗脳電波などがサングラスをかけるだけで解除されるとも思えませんが…ちょっとこういうところはあやふやなところはありますね。
少し悲劇な結末ですが、その後のシーンでは笑ってしまうようなオチもあって、今後の人類の動向には注目です!
【一言いいたいコーナー】
・ナダがフランクにサングラスの存在を知らせるために、嫌がるフランクを説得しようとシーンがあるのですが、これがまた異様に長い。もうこれでいいだろうというところでさらに続きます。(^^; プロレス技まで炸裂していたと思ったらロディ・パイパーは元プロレスラーなんですね。服を着ているときには判りませんでしたが、脱ぐとその体格に驚いてしまいます。


夫婦でシネマ(wanco&nyancoさん)の「インベージョン」
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あれ?「ちょっとオススメ」ですか?
私は、大好きですー!!(^^)
途中でコンタクトになるのはちょっと「おいおい」な気もしましたが
言われてみれば、あのサングラス姿じゃすぐ「見える人間」ってばれちゃいますね★
あのラストシーン・・・(~ε~;)プププ
感触は同じなのかなぁ? (ンなわけない)
フフフ、実は私も劇場で観ています。(^^)
まぁ、若干ストリーに無理があるので一つ★がありませんけど、この単純な設定でありながら、かなり恐怖感を煽ってくれる作品として私も好きな作品です。
そうなんです。この作品ではサングラスがキーなのに!
コンタクトの方が扱いやすいというのは判るんですけど、絵的にね。(^^;
ああ、あのラストシーンの感触ですか。
やっぱり違うでしょうねぇ…えっ、何が?何が?(~-~)
私もこの映画、大好きなんですよ。
人類が知らず知らずのうちに洗脳されていると言うのが現実味があって怖いです。
サングラスをかけると現実の世界が見えてしまうというのも傑作なアイデアでした。
格闘シーンも含めて、つっこみどころが多いのもB級っぽくて良いですね〜。
J・カーペンターならではのというか、彼にしか作れない映画だと思います。
私は、「インベージョン」のレビューで軽く触れてるだけですが、トラバしますので
よろしくお願いします。
この作品には隠れファン(別に隠れることないけど)が大勢いると思います。いろいろとB級ステイタスが多いけれど、現実世界と洗脳されている世界が同時に存在しているところはいいアイデアでしたね。
サングラスをかけて見える世界はモノクロながら非常に恐ろしい。
カーペンターの世界は独特なものがありますね。
好きです。
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