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ある日…まだ夜も明けきらない頃、科学者の息子であるデイビット(ジミー・ハント)は、家の裏にある砂丘にUFOが着陸していくのを目撃!両親を起こし叫びますが、UFOは砂丘に潜ってしまい夢だろうと言われてしまいます。デイビットを寝かせつかせた父ジョージ(リーフ・エリクソン)でしたが、独り砂丘を調べに出かけるのでした。
朝…あまりに帰りの遅いジョージに心配をしたメアリー(ヒラリー・ブルック)は警察に連絡。2人の警官が砂丘に向かいましたが…誰も戻ってこないことにメアリーとデビットが不安になりかけたとき、扉の向こうにジョージが姿を現しました。安堵の表情を浮かべるメアリーでしたが、ジョージは無表情にそれを受け止めるだけ。怪しんだデイビットは父の首筋に傷跡を認めますが、父は明らかに慌ててそれを隠し、さらにデイビットを乱暴に扱い始めるのでした。
さらに近所の娘キャシーまでもが砂丘に消えるとこを目撃したデイビットは、そのことを大人たちに説明しますが誰も信用してくれません。一方ジョージはメアリーまでをも砂丘に引き込みます。警察署で別人となった母に引き取られようとしたデイビットを救ったのは医師のブレイク(ヘレナ・カーター)でした。彼女はあまりのデイビットの様子に心配したのです。彼女はデイビットを天文学者のケルストン教授(アーサー・フランツ)の元へ連れて行き、そこで3人は望遠鏡を通し、砂丘で更なる犠牲者が出るのを目撃します。
現在進行中のロケット計画を火星人が阻止するために現れたのではないかと、ケルストン教授は軍のフィールディング大佐(モリス・アンクラム)に連絡します。ここにいたり、ついに軍が事件解決に向けて動き出したのですが、火星人の洗脳による設備破壊はすでに動き始めていたのでした!
1953年「惑星アドベンチャー スペース・モンスター襲来!」
1986年「スペースインベーダー」
いつしか周囲の人が別人に!
これは先日鑑賞した「ゼイリブ」や「遊星からの物体X」などでも使われていますが、この作品では明らかに洗脳された人は無表情となっており、性格も変わっています。この部分の描写がかなり怖く、デイビットならずとも震え上がってしまいそうです。このほかにも、警察署や実験室などは妙に通路が長くパースが取られている撮り方で、その向うに人がドアを開けて立ったときの恐怖感はほかの作品では味わえないものです。
ちなみに火星人の造型はもうなんともいえませんが、とにかくインパクトはあります。(^^;;
火星人はよくタコのような触手が付いていますが、この作品でもそういうよく判らないものが付いています。知能は発達しているらしくテレパシーでミュータントを操っていますが、おそらく自分では動けなさそうです。ミュータントを操るときにはそちらを向くのでよく判ります。(^^;
造型もそうですが、おそらく低予算だったのでしょうね。場面というかセットもそれほどないようで、砂丘など同じ方向からのカメラワークだけで全てが行われてしまっています。地下など悲惨で、軍とミュータントの追いかけっこ(?)では、同じシーンの使いまわし?と思えるようなカットもあります。後半の戦車の出動シーンも本物を使っているのはいいのですが延々長かったりして、砲撃ありますがもちろん砲撃と着弾シーンが明らかに画質まで違います。
ただ、ストーリーという火星人が人類を洗脳していき少年が孤軍奮闘していくという設定には、当時でも評価すべき点だと思います。そういうところもあって、1986年に「スペースインベーダー」というタイトルでリメイクされたのかもしれませんが、なんだかおかしい作品になっていました。(T T)
残念で仕方のない作品です。
【一言いいたいコーナー】
・常に両親を心配するデイビットくん!頑張れ!
・危険な場所でもデイビットくんに花を持たせるフィールディング大佐、気持ちはわかりますが危ないですよ。
・TVで放送したときには「またひとつ宇宙が生まれる」という日本語の曲がオープニングに入っていたのですが、DVDには収録されていませんでした。宇宙へ想像力を夢見る歌詞となっていて好きだったのですが残念でした。
・ジャケ写がもう昔風のイラストでいろいろな意味で涙が出ます。火星人よりミュータント主体だったり、UFOも1機だけなのはご愛嬌です。
・なにげに軍の一兵が科学に強かったりして進言したり説明するシーンがありますがちょっと違和感が。教授が天文学専攻だったのがまずかったのかな。
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んー、内容はともかく・・・・(。・∀・)ノ
このジャケ良いですねぇ。
レトロチックで、オモムキ有り!
ポスターとか欲しかったりします。
内容というか…撮り方はともかく。(^^;
このジャケ写は凄いですねぇ。思いっきりレトロ感爆発です!
結構誇大広告っぱいところも今なら笑ってごまかせます。