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1955年、カリフォルニア州ヒルバレー。
ドク(クリストファー・ロイド)を西部の時代に飛ばされてしまったマーティ(マイケル・J・フォックス)は、事態の収拾を1985年にマーティを送り返したばかりのドクに求めました。あまりのことに気絶してしまったドクでしたが、自分の手紙を読み、彼が過去で隠したデロリアンを発掘するのでした。
本来ならドクが西部で幸せに暮らしていることがわかったマーティは1985年に戻るつもりでしたが、近くの墓場でそのドクの墓石を発見してしまいます。それによると手紙を出した1週間後に、ドクはビュフォード・タネン(トーマス・F・ウィルソン)に撃たれ死んでいたのです。しかも愛しのクララ…クララとは?
マーティは1985年ではなく、1885年にタイムスリップしドクを助けることを決意します。
しかし付いた途端のトラブルで、料タンクに穴が開き、自走不能になってしまうのでした。自分の祖先であるシェイマス(マイケル・J・フォックス)とその妻マギー(リー・トンプソン)…そしてついにドクとの再開。2人は再会を喜びますがデロリアンは燃料不足で動けず立ち往生。そんな中、本来は峡谷に転落して死ぬはずだった教師クララ・クレイトン(メアリー・スティーンバージェン)をドクが助けてしまいます。クララに一目ぼれしてしまったドクに困惑しながらも、マーティはなんとか元の時代へ戻ろうとしますが、ひょんなことからビュフォードの挑発を受け決闘をすることに!デロリアンはいったい!そして2人は果たして1985年に戻ることができるのでしょうか!

1985年「バック・トゥ・ザ・フューチャー」
1989年「バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2」
1990年「バック・トゥ・ザ・フューチャー PART3」


次元をかけ抜け、改造され、放置されたデロリアンはもうボロボロ。よく動いているものです!っていうか、ついに自分では走れなくなってしまいます。
話はドクとクララとの恋愛物語を中心に西部での話が多く、少し退屈しそうなところもありますが、気をつけて観ていないといたるところにキーとなる言葉が出ています。
相変わらずの時間との戦い、ラストの機関車大爆走は圧巻でした。
ついに破壊されてしまったデロリアンにはもう言葉もありません。そして、感動のラストシーンは感無量。
3作にも渡った時間旅行もついにおしまいです。
過去に戻ってマーティやドクが未来を修正するのも楽といえば楽な話。でもそれでは人間は成長しません。なんだかんだ言っても、ジョージも最後の瞬間は自分自身の拳でビフと戦っていますし、マーティもまた「腰抜け」を乗り切ったようです。だからこそ、この作品には感動があるのでしょう。
それにしてもドク…言っていることとやっていることが!(^^)
【一言いいたいコーナー】
・本編開始前のユニバーサルのロゴが、モノクロもあわせてなんと4パターンも流れます。タイムスリップモノなのでこういうところまで凝っているのかと当時思ったのですが、実はユニバーサル設立75周年で1990年の作品は全てこのバージョンだったそうです。(^^;
・未公開シーンでは、ある人がなんとタネンに撃ち殺されるシーンが…やっぱりこういう殺伐としたシーンはカットして正解だとは思いますが…製作者側は作っていたのですねぇ。
・この話ではクリント・イーストウッドの名前が出てきますが、やはりこういうのは許可を取っているのでしょうかねぇ。2作目であったイーストウッドの「荒野の用心棒」での決闘のオチはしっかりマーティとビュフォードとの戦いでも活かされています。
・シリーズ1回のお約束のマーティの気絶。今回はとうとう「君は、君は……誰?」になってしまいました。(^^;
・SF小説家ジュール・ヴェルヌのファンであるというクララ役を演じていたのはメアリー・スティーンバージェンです。彼女は、1979年「タイム・アフター・タイム」(同じくSF小説家H・G・ウェルズのタイムマシンを扱った作品)の中でも、未来から現れたウェルズと恋に落ちる女性を演じています。この作品も好きな1本ですね。いつかレビューしたいと思います。


忘却エンドロール(宵乃さん)の「映画「バック・トゥ・ザ・フューチャーPART3」観ました」
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マーティを送り出したばかりのドクに会いに行ったシーンはよく覚えてます(老人を酷使しすぎよ!)
ドクが一番、別の時間からの干渉を受けている気がするんですが、とくに目立った変化ってないですよね。・・・いや、発明の速度が上がったのか?
あと、クララさんは「タイム・アフター・タイム」のヒロインさんでしたか〜。観たのが大昔で、全く気付きませんでした。こっちも機会があったら再見したいです。
この時間旅行を終えたマーティには、時計塔は愛着のある特別なものに変わったでしょうね〜。
子供の頃、オヤジに連れられて映画館ですべてのシリーズ観た記憶があります。
3作ともに、面白いですよね!
マイケル・J・フォックスも映画復活してくれないかなぁ〜っと望むばかりです。
応援返ししておきます〜!
いえいえ、2連発でも10連発でも、ビシバシとどうぞ。(^^)
どの時代のドクもよきせぬことが怒りまくって大変でしたね。特にタイムマシンの存在を知ったばかりの1955年ドクは…「そんな馬鹿なー」と叫ぶ気持ちもよく判ります。
私も「タイム・アフター・タイム」はかなり昔に観賞してて、細かいところは忘れているのですが、女優さんが印象的だったので「あれれ?」とパンフをめくって。当時ね。
全時代に共通の時計塔でしたね。最後の記念写真がいい味をだしていました。
おおー、とらさんは子供のころでしたか。
世代を感じてしまいますね。とはいうものの、私も子供がいたわけではありませんですけど。(^^;
続編が成功した貴重なシリーズですね。
マイケル・J・フォックスも声優から映画界に復帰はしたようですが、また元気な姿を見たいものです。(_ _)
応援ありがとうございました。(^o^)/
今日は「ブログDEロードショー」のお誘いに参りました。
今月の作品は 『 ビッグ・ウエンズデー 』 (1978年アメリカ、ジョン・ミリアス監督)です。この企画の発案者である「映画鑑賞の記録」のmiriさんが選んで下さいました。
大まかなストーリーは
<1960年代初め、カルフォルニアの海辺の町には マット、ジャック、リロイを中心とする若者たちが、サーフィンを通じてグループを作っていた。 彼らの夢は水曜日にやって来るという世界最大の波“ビッグ・ウェンズデー”に挑戦すること。そして・・・。>
お選びになられた理由は
1・自分が初見以降、全く見ていないので、どうしても見たくて仕方ない映画だから。
2・これからの季節にピッタリな、空、海、雲、波、そして三人のサーファー・・・に再会したいし、皆さんにも出会って(再会して)もらいたいから。
とのことです。
観賞日は6月4日(金)〜6日(日)の三日間。都合が悪い場合は、後日でも結構です。
今月も、みんなで一緒に同じ映画を観て、楽しくお話しできればと思います。感想、レビューは強制ではないので(作品を選んでくださった方には必ず書いて頂きます) 、お気楽にご参加ください。
お誘いありがとうございます。来週末、観賞の用意をしておきます。
作品自体は、はるか昔に観たような記憶がありますが、粗筋をまったく覚えていません。(@@;
確かに季節柄、ちょうどいいですね。
確かウイリアム・カットが出ていましたよね。「アメリカン・ヒーロー」で好きになった役者さんです。
それよりもっと昔ですねぇ、懐かしい。
わたしはこの作品が、イーストウッドがアクション俳優からヒューマニストの人に変わるきっかけとなったと考えています
きっと自分の代表作『荒野の用心棒』が温かく否定されているのを見て、「ああ! おれはこれまで何をしていたんだ!?」と猛反省したのでしょう
ちなみにこの映画の二年後にあの名作『許されざる者』が公開されています・・・
アホはこれくらいにして
BTTF三部作は非常に見事に完結しているので、わたしも続編はいらないと思います。でも一方で、このコンビで古代エジプトやらローマやら行ってくれたら、さぞかし楽しいだろうな・・・なんて夢想もしたりして
ちょうどこの辺りがターニングポイントの年代でしたか。
用心棒自体はそんな否定はされていなかったようにも思えましたが…ただ、自分の名前は笑いながら否定されていたようですね。(T T)
私もこのシリーズは非常に練られて作られていて、いまさら続編は要らないと思うのですが、新しい冒険は観てみたいですね。エジプトやローマ、いいですねー。恐竜時代もいいですけど、そこまで戻っちゃうと未来が変わるのも大掛かりになってしまうので、BTTFには合わないでしょうね。(^^;
まぁ、こういうエンターテイメントな作品は今後も創っていって欲しいと思います。
コメントありがとうございました。
この映画、懐かしいですね〜。3部作はもちろん全部見たのですが、パート1、2を観終わるたびに、続きがすごく気になってしょうがなかった作品です!
マーティとドクとの掛け合いも面白くって、今、こういう心躍るようなアドベンチャー映画が少なくなってきたのが寂しいですね。。
USJでのアトラクションも楽しかった覚えがあります♪また、行きたくなってしまったなぁ。(^^)
懐かしいですね〜!
マイケル・J・フォックスもクリストファー・ロイドも
この役がまさにハマリ役で他の人が演じるなんて考えられません!
4作目はいらないですよね。
マイケルは病気のため、もう演技はできないでしょうし(ToT)
確かにそうですね。
続きが気になって仕方がないというのもこのシリーズの特徴でした。キレイに終わってはいるものの、3作目の最後のドクの行方も気になるところです。(^^)
なかなかこういうエンターテイメント性の高い作品は出てこない…というかオリジナルが減ってきているような気もしますね。
USJは私もまた行ってみたいものです。ちょっと遠いですからね。
あの赤いジャケットがトレードマークになっていて4作目の予告編(?)のようなものが流れていたようですね。
2人ともハマリ役でしたね。マイケルは頑張って病気と闘っているようなので頑張ってほしいと思います。
こういうタイムスリップモノは大好きなので、4を企画しているのであれば4ではなくあたらな別物として創って欲しいものです。こういうノリでね。(^^)
「タイム・アフター・タイム」も観なきゃな〜。
>それにしてもドク…言っていることとやっていることが!(^^)
あはは、実はあの汽車、タイムマシンじゃなくて宇宙船だったりして!(改造のために一度は未来へ行ったでしょうけど)
クララを連れて、ロマンティックな宇宙旅行をした帰りだったかもしれませんよ。
>未公開シーンでは、ある人がなんとタネンに撃ち殺されるシーンが
もしかして…保安官とか?
他に因縁のあるキャラクターが思い浮かびません。まあ、相手が誰にせよ、家族みんなで楽しめるこのシリーズにはそぐわないですよね。4作目もなくてよかったです。
でも、またこういう続編が待ち遠しくなるような楽しい作品が作られてほしいですね〜。
あはは、まぁ、6年近く前のコメントですからね。(^^;
あれから「タイム・アフター・タイム」も鑑賞して、同じようなセリフを発見してなおさら結びつきに驚いています。
月世界旅行とか…確かにあの夫婦じゃ行ってそうな気がします。
デロリアンか改造された技術よりも、さらに見知らぬ装置がいっぱいでしたからねー。
撃ち殺されるシーンは誰だったのか、もう忘れてしまいましたが、おっしゃられる通り、この作品にそういう殺伐とした雰囲気は合いませんからね。
なかってよかったと思います。
トラッマクバックもありがとうございました。