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2010年06月19日

コマンドー

11時間以内に娘を救出しなければならない!
コマンドー<ディレクターズ・カット> [DVD]
1985年(Commando)製作国:アメリカ
監督:マーク・L・レスター原作:
製作:ジョエル・シルバー、ローレンス・ゴードン製作総指揮:
脚本:スティーヴン・E・デ・スーザ撮影:マシュー・F・レオネッティ
音楽:ジェイムズ・ホーナーamazon.co.jpで詳細を見る。

ストーリー

精鋭部隊コマンドーの元隊員たちが3人、連続して殺害されました。
カービー将軍(ジェームス・オルソン)は彼らの隊長であったジョン・メイトリックス(アーノルド・シュワルツェネッガー)の元へと急行。ジョンは一人娘ジェニー(アリッサ・ミラノ)と一緒に山荘で静かに暮らしていました。
将軍はジョンに事情を話し、2人の護衛を残して帰りましたが、敵の手はすでに伸びており、護衛は撃ち殺され反撃むなしく娘を誘拐されてしまうのでした。
ジョンを捕らえた犯人は、かつてコマンドーが失脚させたバルベルデ国の元大統領アリウス(ダン・ヘダヤ)、そして彼に恨みを持っていた死んだはずのベネット(ヴァーノン・ウェールズ)でした。彼らは娘の命と引き換えに、バルベルデ国の大統領暗殺をジョンに命じるのでした。大統領の信頼厚いジョンならではの作戦なのです。

やむなく監視役のエンリケとともにバルベルデ国行きの飛行機に乗り込んだジョンは、離陸寸前エンリケを倒し眠ったように偽装するや、なんと前輪部分から脱出!もう1人の監視役サリー(デビット・パトリック・ケリー)を追うことに。サリーはまだ飛行場で客室乗務員シンディ(レイ・ドーン・チョン)をナンパしようとして失敗。ジョンはシンディに近づき、彼女の協力を仰ぎサリーを捉えようとするのでしたが…彼に残されたのは飛行機の到着するまでの11時間。この時間までに人知れず娘の居場所を探し、助けなければならないのです!

映画レビュー

オススメ「ターミネーター」で悪のヒーローを演じて一躍有名となったアーノルド・シュワルツェネッガーが愛する娘を救うために孤軍奮闘する半ばヒーロー的大活劇です。この作品では彼の肉体的魅力をこれ以上ないくらいに発揮させており、巨大な大木を担いだり、動かなくなった車を押して山を降りたり、片手で相手を吊り上げたりとパワー的魅力と、各種兵器を装備したり使ったりする魅力が満載です(ラストの1人vs何人!?の戦いでは、回転ノコの刃や刃物なども使っていて少々グロいシーンもあり)。

本来ならかなりシリアスになりそうなところを、持ち前のさわやかさフェイスと、戦闘に関しては素人で巻き込まれてしまったシンディの掛け合い漫才みたいなところが、いい潤滑油となり明るく仕上がっているのには驚きと共に、素晴らしい演出だと思います。

当時はシルベスター・スタローンと人気を二分した感がありましたが、同じ戦闘モノを演じていても、アーノルド・シュワルツェネッガーの場合はさわやか感があり、シルベスター・スタローンは男くさい演出が多かったようです。まぁ、どちらも好きですが、そのためか、その後もアーノルド・シュワルツェネッガーはコメディが何本かあって強さと笑いとが絶妙にミックスされて面白かったですね。

【一言いいたいコーナー】
・ベネットさん、電気には強いんですね。(^^;;
・飛行場に着いたとき、ジョンがベネットに向かって「I'll be back」と言うシーンがあります。もちろんあの「ターミネーター」で有名になったセリフですが、やっぱりここはオマージュということでしょうか。
・敵兵宿舎を爆破するシーンでは建物の外に仕掛けていたにも関わらず、内部から大爆発。(^^; ちなみに私には判りませんでしたが、仕掛けたのは対人地雷M18クレイモアという兵器で建物を吹き飛ばすほどの威力はないんだそうです。
Number610・シンディ役のレイ・ドーン・チョンは、この後1986年「ミスター・ソウルマン」で魅力的な女性を演じていました。こちらの映画はコメディでしたが、人種間の問題も扱ったドラマでオススメ品です。どうやらDVDが出ておらず残念至極です。

コメントありトラックバックです。
RETRAの奇妙な映画館(りとらさん)の「コマンドー Commando (1985年)

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posted by 白くじら at 23:55| Comment(6) | TrackBack(1) | アクション | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
「コマンドー」はB級アクション好きのみならず、
映画館バイト時代にも思い出深い映画で、
この映画結構ヒットしたっていう思い出があります。
その頃は全然興行収入ランキンとか分からなかったけれど、
体感的にそうとうお客さん入ってました。
また時間も短くて回転も良かったですねえ、
おっさんとか兄ちゃんばっかりでしたけど(笑)
「I'll be back」は多分おっしゃるとおりなんでしょうね。
これと「プレデター」でシュワちゃんのパブリックイメージは固まったと思います。(コナンもあるけど)
Posted by tonbori at 2010年06月21日 00:28
こんにちは、tonboriさん。

おお、映画館でバイトされていたこともあったんですね。
この作品は大阪の劇場で観ていましたが、結構入場者もおられたと思います。確かに時間も手ごろな長さですし、テンポもよくっていい感じでした。

コナンはこれらの映画でアーノルドさんが有名になってから、また持ち上げられてきたような感じでしたね。(^^)
コナンも筋肉がすごかったですねぇ。
Posted by 白くじら at 2010年06月21日 08:16
なつかしいです〜!
シュワちゃんといい、スターローンといい、このころのアクション映画は面白かったですよね〜!!!
今では、こういう筋肉ムキムキマンの大活躍映画は臭いというイメージがありますが・・・。

シュワちゃん、映画界に戻ってきてくれないですかねぇ。

Posted by とら at 2010年06月23日 22:25
こんばんは、とらさん。

当時はアーノルドさんとスタローンは同じアクションスターとして競いあっていたかもしれませんね。でもそれがいい具合に良質の三品をぽんぽんと出てくることになったのかも。

そういえば、筋肉ムキムキな人で、活劇映画って最近観ていないような気がします。逆に妙にイケメンは多いですけど。(^^;

映画界に「I'll be back」ですね!
Posted by 白くじら at 2010年06月24日 20:35
こんばんわ壁]ω・)
これは大好きな作品。
ストーリーはむちゃくちゃなんですが、
爽やかな汗臭さと、胸がスカッとするアクションと、
B級ネタ満載で最高ですw
これが80年代の良い所なんですよねぇ。
ベネットがツボですw
Posted by りとら at 2011年09月19日 23:09
こんばんは、りとらさん。

まさしくアーノルドさんの作品でしたねぇ。
肉弾戦も多い中、爽やかな汗臭さというのも特有かも。降り注ぐ弾丸もちっとも当らず、とらかく大暴れ。滅入ったときには最高の作品ですね。(^^)

ベネットさん、いい味出していましたねぇ。
ラストなんて凄すぎ。(^^;

トラックバックありがとうございました。
こちらからもさせていただきます。
Posted by 白くじら at 2011年09月19日 23:57
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