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2010年07月11日

カプリコン・1 (再)

宇宙開発にかける情熱は何ものにも勝るのだ!
カプリコン・1 [DVD]
1977年(Capricorn One)製作国:アメリカ
監督:ピーター・ハイアムズ原作:ピーター・ハイアムズ
製作:ポール・N・ラザルス三世製作総指揮:
脚本:ピーター・ハイアムズ撮影:ビル・バトラー
音楽:ジェリー・ゴールドスミスamazon.co.jpで詳細を見る。

ストーリー

1月4日6時3分過ぎ…カプリコン・コントロールは、火星に向かう有人ロケット発射まであと32分21秒と迫っていました。乗り込むのはブルーベイカー船長(ジェームズ・ブローリン)、ウィルス(サム・ウォーターストン)、ウォーカー中佐(O・J・シンプソン)の三人。副大統領、そしてパイロット妻たち、そして大勢の人々が見守る中、カプリコンは打ち上げられ、一路火星へと向かうのでした。
しかし打ち上げ直前ハッチが開き、3名のパイロットたちが下ろされヘリで何処かへ搬送されてたことは誰も知りませんでした。

3人が連れて行かれた場所で待っていたのは、ブルーベイカー船長の16年来の友人でもあり、有人宇宙計画の責任者であるケロウェイ博士(H・ホルブルック)でした。
その彼から3人は恐るべき真相と協力を迫られるのでした。そして…。

第11回ブログ DE ロードショー


映画レビュー

オススメもう何度も鑑賞している作品ですが、今回第11回「ブログ DE ロードショー」の作品選定をする機会が得られましたので、恥ずかしながらチョイスさせていただきました。楽しんで観られると幸いです。
また、企画の1周年おめでとうございます。


さて今回の「カプリコン・1」は1977年の作品ですが、この作品で扱われている有人火星探査は未だ行われていません。この点においてSFジャンルに属してはいますが、当時の技術+空想的な部分がすくないためと、それよりもサスペンス要素の高い作品となっています。
現実でも火星探査には相当な費用がかかるようで、その点においても本作で騙られていることはリアルです。

人間誰しも失敗をしていまうと取り繕うとしてしまいます。
この作品でも、大統領から失敗しないように直々のお達しがあったにも関わらず、超ド級の失敗をしてしまいます。宇宙探検という「」を続けるためには「火星に行ったことにする」という、正直常軌を逸した計画を実行に移してしまいます。これはおそらく一都市や一国家だけではなく、世界中が注目している計画だったと思います。自分の夢のためには「世界中」であろうと騙す。こういう発想をしてしまうこと自体が非常に恐ろしいことですね。
この計画はもろくも次なるミス(正直、こんな予算削減で手抜きのロケットに乗り込まなかったことは、ある意味僥倖だったのかもしれません)で、予期せぬ展開へと向かいますが、このミスがなければ、この事件は明るみに出ることもなく、有人火星探査は大成功という結果になり、関係者たちはこの事件を背負って一生を生きることになったことでしょう。そう考えると、今の世の中でもどれだけのことが…と鳥肌が立ちそうです。

人間誰しも、自分の足跡を子供たちに自慢できるようになろう。

【ここがいい!】
・身近な(もちろん見る側として)事件としてありえそうなのに、実際にありえたら世界的問題に発展しそうなことを題材にしているところ。
・前半がサスペンス仕立てであり、後半は多少アクションも入っています。脱出後のヘリとの追撃戦がかなりの緊迫感をあおっています。水も食料もなくなり体力の限り逃げるさまはとても痛ましいですが、信号弾が上がるたびに残ったパイロットの心中には計り知れないものがあったでしょう。
そしてこの追っ手のヘリがまるで生き物のように、そう、人間ではなくヘリが追うという構図がかなり恐ろしく感じられます。
・ラスト近くに登場する農薬散布機を操縦するスキンヘッドの男がテリー・サバラス、ほかの作品でもかなり悪の強いキャラを演じる人ですが、この作品でも相当にいい性格でしたね。お気に入りです。(^^; 彼の機体とヘリとのドッグファイトは手に汗を握ります。注目はブルーベイカーが掴んでいるところ。ワイヤーで太さはわかりませんが、あの威力だと…と思っていたら握り締めている手から血が!ちょっとしたところで、アップにもなりませんが、こういうところのこだわりが好きです(本当は切断されそうですけどね)。
・緊迫感を盛り上げる音楽を担当していたのがジェリー・ゴールドスミス。彼は、「猿の惑星」「オーメン」「エイリアン」「ポルターガイスト」など印象的な音楽から「パピヨン」のような哀愁が漂いそうな静かな曲も手がけるベテランです。本作でも序盤のオープニングから盛り上げてくれます。ちなみに第5回「ブログ DE ロードショー」で取り上げられていた「チャイナタウン」でも活躍しています。これレンタル屋さんになくって未観なんですよ。(>_<)
ジェリー・ゴールドスミス氏は6年前、2004年に亡くなられております。かけがえのない方を亡くしました。合掌。

【ここは問題かな?】
・NASAのウィンターが個人的(もしもし?)に通信記録をとっていたために、3人がいるところがバレそうになるくだりはちょっと吹き出しそうですが、しかし、そこからいろいろな手がかりを元に真相を探し出していくのがコールフィールド(エリオット・グールド)という記者です。あれだけの情報からラストのあの場所へたどり着くのは凄いですが、やはりちょっと演出が荒削りで、力押し的なところが感じられますね。
・また彼の行動を邪魔しているのが中途半端で、狙撃までしているのに後一歩が甘い。FBI(本物?)を使って逮捕するのも保釈金ですぐに出られたりしていますし…これ、ひょっとして少し時間は経っているのかな??

【一言いいたいコーナー】
・二人のパイロットたち…無事でいるといいですが…。
・コールフィールドに協力をしているジュディを演じているのが「エアポート'75」で操縦をしなければならなくなったCAで有名だったカレン・ブラックです。あまり登場しませんが、彼女の協力なしではコールフィールドは動けなかったことでしょう。影の立役者です。
・撮影当初はNASAが協力していましたが、試写でこのとんでもない内容を知ってからは協力を拒否したらしいです。大らかなアメリカ人気質でも問題になるほどのインパクトだったのでしょう。
Number349-2・いろいろなものを打ち上げるだけでなく「掃除」も必要ですね。

コメントありトラックバックです。
そのスピードで(ケンさん)の「かなしき「カプリコン・1」 ― ブルックス『まだ科学で解けない13の謎』
陽面着陸計画(なるはさん)の「『カプリコン・1』
Cinematheque 5+(|―|/‐\|\/|さん)の「第11回ブログDE ロードショー 『カプリコン1』
嗚呼,魅惑の映画道+Σ(hiroさん)の「No791 カプリコン・1  2010年145
web-tonbori堂ブログ(tonboriさん)の「「カプリコン1」雑感
映画鑑賞の記録(miriさん)の「7月の「ブログ DE ロードショー」の感想(ワールダーさんコメントあり)」
子育て 時々 映画(マミイさん)の「大いなる陰謀の中で
たまさんのHR/HM シネマカフェ(たまさん)の「映画『カプリコン・1』
ラジオ・ヒッチコック(ロッカリアさん)の「『カプリコン1』 物議を呼んだ超問題作!
RELAX TIME(ユウ太さん)の「カプリコン・1
シネマ・イラストレイテッド Cinema Illustrated(Mardigrasさん)の「「カプリコン・1」を観ました
夫婦でシネマ(wanco&nyancoさん)の「カプリコン1
晴れたらいいね〜(ちゃぴちゃぴさん)の「カプリコン1
シネマのある生活〜とウダウダな日々(ケビンさん)の「『カプリコン・1』

関連リンクです。
ピエロと魔女(たそがれピエロさん)の「これはきっと神様の悪戯

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posted by 白くじら at 18:21| Comment(34) | TrackBack(8) | SF | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こんばんは☆
レビューを有難うございました☆
私はいつものように月曜日にアップします。

>そう考えると、今の世の中でもどれだけのことが…と鳥肌が立ちそうです。

そうですね、知らないだけで、いろいろな事がありそうですね。
アメリカさんだけとは限らず、わが国も、きっと・・・ゾーッ。
白くじらさんのお陰で、忘れかけていた映画を思い出し、再見する事が出来ました。本当にありがとう〜!

今回の主宰、色々とお忙しい中、お疲れ様でした。
これに懲りず、またいつかお選びになっていただけると嬉しいです。

来月以降も、お誘いに参りま〜す♪ どうぞ宜しく〜☆
Posted by miri at 2010年07月11日 19:30
こんばんは、miriさん。

了解です。月曜日を楽しみにしております。

そうですねぇ、わが国も最近のいろいろな政治事件を見ていると何かありそうで勘ぐってしまいます。(^^;

どうも最近より昔の作品に気に入っているものが多いので、ノスタルジーに浸ることが出来るかもしれませんね。
今回の企画では、まだまだ記事が出揃っていないようなので、これからも楽しくなりそうですね。フォローしまくりにお邪魔しないと!(^^)

では、またよろしくお願いいたします。
Posted by 白くじら at 2010年07月11日 19:54
こんばんは〜!
カプリコン・1、ご紹介ありがとうございました!
白くじらさんのSFよりもサスペンス寄りには
ナルホドでした! 面白かったです。
NASAからすれば嘘も方便なんでしょうけど
パイロット側からすれば強烈な陰謀に強制参加で
冗談じゃないです!
子供には墓場まで持って行く嘘を抱えたくないですから
もし、あのミスがなくても悩むことになったようにも。
パイロット2人の安否が気がかりですね。。。(;´▽`A゛
Posted by hiro at 2010年07月11日 21:39
こんばんは、hiroさん。

楽しまれたようでよかったです。
確かにNASAにとっては作業自体は大変でしょうけど、矢面に立っていない分、パイロットたちの心情など計り知れないことなのかも知れませんね。
嘘はつきはじめると止め処もなく大きくなっていきますし、自分を尊敬している妻や子供にまで…となると。
ミスがなく生きて帰ったとしても、苦悩は続くでしょうね。(>_<)

パイロットに関しては、生きていてもらっても困るので…というのはあるのですが、3人そろってということで、生きていて欲しいものです。

トラックバックありがとうございました。
Posted by 白くじら at 2010年07月11日 22:13
こんばんわー。
いや久しぶりに見ると再発見があってなかなかに感慨深いものがありました。
役者さんとか、画面の作りこみとか。
でもヘリ2機での乗員がパイロットだけっていうのは、
ケロウェイが増員してとかいってた割にはそれってどうなの?みたいな気が(笑)
エントリ上げました。TB打ちましたのよろしくです。
Posted by tonbori at 2010年07月11日 23:37
白くじらさん、お誘いありがとうございました。
とってもいい映画でした!!!

パイロット達の気持ちを考えるととっても悲しかったです。
自分の夢、みんなの夢を背負って旅立つはずだったのに・・・・・。
子供の作文を母が読むシーンにはグッときました。

他にも語りたい事が色々ありますが、自分のブログに書くことにします。
後ほどトラックバック送りますね。
Posted by マミイ at 2010年07月11日 23:41
こんばんは、tonboriさん。

私もやっぱり昔の記憶だけではうる覚えのところがあって、再観していろいろと思い直す点も多かったです。
確かに増員するって言っていましたね。これは増員したけど2機1組として捜索していて、その内の1組が発見したとか…って苦しい。(^^;

トラックバックありがとうございました。
こちらからもさせていただきます。
Posted by 白くじら at 2010年07月12日 00:19
こんばんは、マミイさん。

気に入られて何よりです。(^^)
本来なら誇られても良かったはずでしたが…あの作文のシーンは悲しいものがありましたね。
嘘を付いて、それを誇らしげに語られるほど辛いものはないでしょう。

また記事が上がりましたら、伺いますね。
ご連絡ありがとうございました。
Posted by 白くじら at 2010年07月12日 00:22
白くじらさん、こんにちは。

たった今観終えましたよ!

正直この手の映画をあまり見たことがないので
期待半分で鑑賞したのですが…

いやー面白かったです。
序盤のストーリー展開もさながら
シールドの事故からの決死の逃亡劇。
そして裏の組織を探る記者の活躍。
1977年という昔の映画でありながら
いま見ても見劣りしない素晴らしい作品でした。
時間を忘れて見入ってしまいましたよ:)

自分のブログと趣向が異なるので
レビューはどうしようか迷っているところですが
今回この素晴らしい企画に参加させてもらったことを
光栄に思います♪
Posted by ヨタ at 2010年07月12日 13:43
こんにちは。久しぶりに再見できてよかったですよ〜!
二度目でもぜんぜん面白かったです。

火星着陸の様子からだんだんカメラが引いていって撮影の様子が見えるシーンは、虚しさがこみ上げてきましたし、息子の作文を聞かされるシーンでは、彼らがこれまで努力してきたのはこんな事のためではなかったはずなのに・・・と切なくなってしまいました。
あと、逃亡してやっと電話をかけたけど、ちょうど出かけた直後で連絡がつかなかったシーンでは時代を感じました。(携帯電話があれば・・・)
でも、簡単に保釈できたのは甘いですよね〜。即行で麻薬漬けにして病院送りにしそうなものなのに・・・。

初見では気付かなかったんですが、誰も死んだかどうかは明らかになってないんですね。なので、今回は「もしかしたら・・・」と少し希望を持てました。

>いろいろなものを打ち上げるだけでなく「掃除」も必要ですね。

そうそう、夢を持つのはいいことだけど、マナーは守らないとだめですよね。”宇宙開発が進んだら有害廃棄物を捨てられる”とまで考えているひともいるようで腹立たしいです。
Posted by 宵乃 at 2010年07月12日 13:57
火星ってなに?
Posted by BlogPetのナイトメア at 2010年07月12日 16:06
こんにちは!
昨日、拝見致しました。
大変面白い映画でしたよ。
さすがに選ばれた映画だけのことはあります。
保釈金ですぐに出られたり、その後すぐにあの土地へ行ったり、確かに演出に荒さが感じられますが、ヘリ・チェイスなど後半面白く出来ていたと思いました。
そのテーマの深さにも考えさせられました。
面白い企画に参加させていただき、ありがとうございます。
また、次回があれば、ぜひご一緒したいと思います。
Posted by たまさん at 2010年07月12日 18:03
こんばんは、ヨタさん。

参加頂きありがとうございました。(^^)/
そして気に入られたようで、なによりでした。

少々荒削りな部分もありますが、緊迫感はなかなかのものでしたね。
こういう世界規模で騙すのは「まさかニセモノ」ということを自然と頭がありえないこととして認識しているのかもしれません。火星の映像をすんなり信じられるのもそういうところなのでしょう。

確かにヨタさんのブログとの趣旨にはかけ離れていますね。(^^;
地雷度0にするとか。番外編にするとか。レビューを書くのは必須ではなく、こうやってコメントしあうことが大事ですから、十分参加されていることになりますよ。(^^)
Posted by 白くじら at 2010年07月12日 19:48
こんばんは、宵乃さん。

ご参加ありがとうございました。
ナレーションと共に真実が判る演出は結構多用されていましたが、そのことがこの陰謀の恐怖感を与えることに成功していたと思います。

あの暗殺チームは、やっぱり甘いですね。
ということで、2人のパイロットもまだ生きているのではないかと思います。(^^) 子供のころ観たときには死んだと思っていましたけど…希望は十分に持てます。今の私は死体を見ない限り信じないタチですし。

ゴミを捨てるために宇宙開発をしているわけではないんですけどね。
あれは…「夢」です。
Posted by 白くじら at 2010年07月12日 20:00
こんにちは、たまさん。

ご参加ありがとうございました。
荒削りな部分もあり、特に記者に対する件はかなりの甘さでしたね。あれでは「これ以上深入りすると死ぬぞ」という脅しレベルで、そういうレベルではなく抹殺しなければならないのでは!?と思ってしまいますね。(^^;

あのヘリの部分はお気に入りです。
敵の姿が見えないところも不気味ですが、なにげにあの丸っこいヘリがカワイク見えるのもまた事実です。

また何かありましたら、よろしくお願いいたします。
トラックバックもありがとうございました。
こちらからもさせていただきました。
Posted by 白くじら at 2010年07月12日 20:42
こんばんは。

この度はすばらしい作品を教えていただき、ありがとうございました。
タイトルすら知らなかったんです。
何といっても、NASAもビックリの着想が面白いですし、
最後までドキドキしながら見れました。

NASA側がちょっとマヌケにも思えますが、
この時代の国家権力と民衆は、
いまほど互いに不信感を抱いてなかったからかもしれません。
「役人もそこまで悪どくはないだろう」みたいな。
あれが牧歌的に見えてしまう現代は、不幸なのかな…?
Posted by ケン at 2010年07月13日 01:41
こんばんは、ケンさん。

楽しまれたようでホッとしました。
NASAも試写を観て、本当にびっくりしたらしいですから…よく上映に踏み切ったものですね。(^^;

なるほど、最近では結構問答無用に抹殺してしまう作品が多かったですが、確かに今観ると牧歌的ともいえますね。それだけ現代が恐いものになってきているのかも。
宵乃さんが別のところで、ごまかしのための裏工作にお金を使いすぎて記者に対する行動に余裕がなくなってしまったのでは?というコメントがあって、何事もお金かもしれない…と思ったり。

トラックバックありがとうございました。
Posted by 白くじら at 2010年07月13日 22:15
ようやくお邪魔させて頂きます!
白くじらさんのレビューはまとまっていて、
本当に読みやすいですね!!参考にさせて頂きます…!!

>撮影当初はNASAが協力していましたが、
>試写でこのとんでもない内容を知ってからは
>協力を拒否したらしい
そうなんですかー!
実際アポロ11号も嘘だったという話がありますよね。
個人的にはそれが事実だろうと、
夢を壊してほしくないので、月面着陸したんだと思いたいです。

本当に面白い作品でした!
コレだよ!こういう作品を
毎日観てたいんだ!と思える作品でした。
なかなか巡り合うのは難しいんですよね。
こうした機会に観れて本当に幸せです!
ありがとうございました!!
Posted by なるは at 2010年07月16日 23:30
こんにちは、なるはさん。
いらっしゃいませ。ありがとうございます。
気に入られたようで、この作品を選んでよかったと思います。
どうも最近は、感想が箇条書きになっているので…なるはさんの普通に喋っている感じの方が、そのままの気持ちが書き表されていていいと思いますよ。(^^)


月面に関しても実際には、そういうことはないハズですが、この作品を観てしまうと勘ぐってしまいそうになりますね。でも、それは夢を壊さないで欲しいですね。
延期などが予算の都合上難しいのかもしれませんが、正直にしてほしい。

こういうサスペンス作品がお好きでしたら1971年「アンドロメダ…」(原作アンドロメダ病原体)という細菌を扱った秀作もありますよ。まだ観ていないようでしたらオススメです。
ちなみに「アンドロメダ・ストレイン」はリメイクですが、ダメダメでした。(- -;
Posted by 白くじら at 2010年07月17日 09:14
この映画、TVでみたことありますよ。
火星じゃなくて月だと思ってました。笑
恐い話でもありますよね。
アメリカは陰謀、情報操作がうまいですから実際あってもおかしくないし・・・
音楽が結構よかった記憶があるんですが、ジェリー・ゴールドスミスだったのね。
「オーメン」や「パピヨン」もそうなんだ。
お亡くなりになられたとは知らなかったです。映画業界に貢献された方でしたね。
Posted by アイマック at 2010年07月17日 23:56
こんにちは、
やっぱりテリー・サバラスがいいですよねぇ〜。ここまで危険を冒しながら、あれほどしつこく念を押していた報酬が実はどこにもなかったことを知ったときの顔とリアクションを想像すると、くすっとしてしまいます。値段交渉でやり込められた記者の方が、実は一枚上手ですね!

ブルーベイカーの手から血が出てるというのは気がつきませんでした。。。これはもう、次観るときは必ずチェックしますよ〜。
Posted by Mardigras at 2010年07月18日 00:08
こんばんは、アイマックさん。

私も最初はTVでした。(^^)/
ミスというものはどうしても隠したいものですが、時代を超えて扱える題材ですね。巨大に組織ほど恐ろしいです。

ジェリー・ゴールドスミスの音楽が緊迫感を煽っていましたが、彼は数多くの作品に貢献していますので、他にもアイマックさんが知っている作品は多いと思います。
惜しい人を亡くしました。合掌。
Posted by 白くじら at 2010年07月18日 01:28
こんばんは、Mardigrasさん。
いらっしゃいませ。

テリー・サバラス、ラストにしか出てこないのに、インパクトのある社長を演じていましたね。いい性格で、楽しくなります。(^^)
確かに乗るときにもらったお金以外は、実は何もありませんから、知ったときのリアクションは面白そうですね。怒っても何もないし、ヘビの頭と尻尾くらいかなー。

手の血は…何度も観ていたためか純粋にドッグファイトを楽しむより、注意がいろんなところに跳んでいたりするんですよね。(^^;
Posted by 白くじら at 2010年07月18日 01:33
白くじらさん、こんにちは!
「カプリコン1」やっと観ました!本当は皆と同時期に観るべきだったのですが、DVDの入手に手間取ってしまって、ブログDEロードショーの主旨に添えない結果になって、ごめんなさい。

早速、映画の感想ですが、面白かったですねー。70年代アクション映画の雰囲気に浸れて、懐かしさと興奮でいっぱいになりました。

この映画の面白さは、火星探査が実はいかさまだったというアイデアにつきると思いますが、脚本がしっかり練られているのが面白さの要因かと。
会話のシーンが多いのですが、セリフが活き活きしているのでそれ程気になりませんでした。

クライマックスのジェットヘリVS複葉機のチェイスシーンが最大の観どころでしたね。今観ても大興奮のシーンです。やはりCGにたよらない実写の迫力ですね。
>追っ手のヘリがまるで生き物のように、
まさにその通りで、なんか「激突」のトラックを彷彿とさせるものがありました。
いちいち、顔を見合わせて相談するところなんかが、可愛いと言うか、不気味でした(笑)。

>試写でこのとんでもない内容を知ってからは協力を拒否、
NASAにとっては、まったくトンデモの内容です。しかし、試写室のNASA職員の顔を想像すると悪いけど笑えてきますね(爆)。

というわけで、面白い映画を再見する機会をあたえてもらって、ありがとうございました!


Posted by wanco at 2010年07月19日 12:39
白くじらさん(^^)こんにちは!
いつもありがとうございます。

お返事が遅くなってしまい大変、申し訳ありませんでした。

そして今回の「ブログ DE ロ−ドショ−」での作品選定のお役もご苦労様でした。

この作品、自分は以前からタイトルとパッケ−ジの写真等は存じていたのですが詳しい内容はよく知らなかったので鑑賞してすぐに驚きでした。(^^)
思いっきり勘違いをして子供たちと一緒に火星探検を楽しもうと意気込んでおりましたが、なんとなんと、社会派サスペンスのような内容で結果、大人のリラックスタイムを過ごす事が出来ました。(^^)

観ようと思いつつ、観れていなかった作品でしたし、やはりこうした素晴らしいイベントで皆様と一緒に映画を楽しむ事、本当に嬉しいですね!今回も楽しく参加させて頂きました。(^^)

白くじらさんの記事も、本当に分かりやすく観てない方にとっても大変、興味をそそられる記事になっていらっしゃると思います。

自分もすごく気になるのが2人のパイロットの事ですね!無事、生存していてこの陰謀を暴く事よりもその後、ご家族と末永く幸せに生活している事を強く願うラストでした。

自分の所にもご訪問とコメントを頂きまして本当にありがとうございます。(^^)

また次回もご一緒出来る事を楽しみにしていますね!(^^)
Posted by ユウ太 at 2010年07月19日 12:42
白くじらさん(^^)連投で大変、失礼します。

TBもして頂きまして本当にありがとうございます。
とても嬉しく思います。

自分もTBさせて頂きたいのですが、自分の記事の中に「みんなのシネマレビュ−」のタグを入れているのが原因の様で、その記事はうまくTBが飛ばないみたいなのです。

折角、TBをして頂いて申し訳ないのですが、その旨ご了承頂きます様、お願いしたいと思います。

大変すみません。
連投も重ねてお許し下さいませ。
Posted by ユウ太 at 2010年07月19日 12:48
こんにちは、wancoさん。
いえいえ、少しずれましたが、観ていただきありがとうございます。
嬉しいです。
それに気に入られたようで良かったです。

確かにセリフが多いですが、重要なセリフが多いですから聞き逃せませんね。今回は結構巻き戻して確認したシーンもありました。(^^;

複葉機とヘリのドックファイトはCGではなく本当の実機を使ってこその迫力でしたね。そしてそのシーンにおんぶに抱っこしている作品でもないところがいいです。
あのヘリたちはもう生き物ですね。最後まで人間が出てこなければもう完璧でした。

NASAの件は、今でと侮辱罪とか侵害権とかいろいろと問題が起こりそうな気もしています。

トラックバックありがとうございました。
こちらからもさせていただきます。
Posted by 白くじら at 2010年07月19日 14:54
こんにちは、ユウ太さん。
とにかく気に入っていただけてよかったです。

本当は火星探査の話だったのですが…というのがカプリコンのはずだったのですが、知らない人はパイロットと共に「ええっ、そんな馬鹿な!」でしたね。

私もこの企画がなければ、観直したり、観る機会もない作品が多いので、みんなでわいわいというのも楽しいですが、そのほかにも有意義な企画だと思っています。

この作品では家族のことも描かれていますから、主人公だけでなく、残った2人も助かっていて欲しいですね。

トラックバックのことは気にされなくても大丈夫です。
私は、自分がコメントした先のブログは記事内にリンクを貼っていますから、それがトラックバックの代わりとなります。(^^)
トラックバックに関してはいろいろと問題があるようですね。私のところからもLivedoorには全然ダメなんですよ。
Posted by 白くじら at 2010年07月19日 17:11
こんばんは〜♪
お誘いいただいてありがとうございます。
地方ロードショーのごとく、遅れてですが、見る事が出来てよかったです。

火星探査でなんかあるのか?と思っていたら、まさかまさかのフェイクになるとは!その設定自体が興味を惹きました。
そうそう、粗めの展開はわかります!
その前は殺そうとしたのに、銃で撃たれたかと思いきや、脅しだけ?職員は消されてるのに。砂漠で飛行士たちは精神力弱すぎ。訓練してるだろうになんて思ったり。
所々都合がいいです。
でも、それをとばすくらいのおもしろさはありましたねー。
観られてよかったです!ありがとうございました。
Posted by ちゃぴちゃぴ at 2010年07月21日 00:44
こんにちは、ちゃぴちゃぴさん。

地方ロードショーでご覧頂きありがとうございました。しかも気に入られたようで、よかったです。(^^)

これは騙し、誤魔化しという規模では世界中の人が相手だったのでもう最大級でしたね。しかもその後のDVDを観ている人まで騙して…。(^^;

まぁ、どうしても今観ると粗いつくりな部分もありますね。
私はどうしても記者の扱いがねぇ、ホントは抹殺レベルですから。

なにはともあれ、お疲れさまでした。
トラックバックもありがとうございました。
Posted by 白くじら at 2010年07月22日 08:14
こんばんは、白くじらさん。
当方のブログにご訪問頂きありがとうございました。

白くじらさんの記事を読ませていただくとこの作品に対しての思い入れがすごく伝わってきます。
細かいところまで観てチェックしているのがよくわかり、思わず「あ〜なるほど…」と頷いてしまいました。

>そしてこの追っ手のヘリがまるで生き物のように、そう、人間ではなくヘリが追うという構図がかなり恐ろしく感じられます。

そうそうこのヘリが追いかけてくるシーンなどは、スピルバーグの『激突』を思い出しますね!パイロットの姿はあえて不要としているのが緊迫感を増しているのだと思います。

テリー・サバラスは存在感ありですね〜あのドッグファイトは後半の一番の見どころだったと思います。


今回、「ブログ DE ロードショー」に初参加となりまして、記念すべき一周年に参加できたことをうれしく思っています。
こうして白くじらさんをはじめいろんな方と交流をできるのは楽しいですね。ブログの更新頻度はとっても低いですが、今後ともよろしくお願いします。
Posted by ケビン at 2010年08月02日 23:47
こんばんは、ケビンさん。

もう結構何度も鑑賞している作品なので、細かいところも目に入るようになってきたようです(別名重箱の隅突きとも言う)。(^^)

なるほど、確かに「激突!」のタンクローリーを思い出しますね!
これも人間と言うよりもタンクローリーそのものが非常に恐かった作品でした。なので、途中で足が見えたときが残念至極でした。
こういう撮り方って、おっしゃるとおり緊張感を増すと思います。

テリー・サバラスはいいですねぇ。
こういうドコからでも喰ってくる役者さんは大好きです。

「ブログ DE ロードショー」では今一緒に観た作品のことをブログを通じて語り合えるので、現在のいろいろな感じ方が判って面白いと思います。miriさんたちに感謝です。(_ _)
なので、できるだけ多くの人のところにお邪魔したいですね。
こちらこそ、これからもよろしくお願いいたします。

トラックバック、ありがとうございました。
Posted by 白くじら at 2010年08月03日 22:08
今さらですが・・・観ました(^^;
いや〜これは面白かったです! 
これが30年以上前の作品とは!
主役のブルーベイカー船長がジョシュ・ブローロンの父親とは! いろいろオドロキ(@@)

帰ってくるときの事故はあらかじめ決められてたんじゃないんかなぁ。
私はそう思いました><
だって無事帰ってきたらやっぱ質問攻めにあうし、いつ真相を喋っちゃうか判らないんで
できれば口を封じたいはず・・・
それなら期間直前に事故にあって〜ってのが一番自然だし好都合ですよね・・・

それと〜、実際打ち上げられたロケットは、いったいどうなったんでしょう?
そのへん地上では、誰がどの時点まで実際のロケット(の信号とか位置とか)を追ってたのでしょう?
乗組員との交信はフェイクだとしても、ロケットはじっさい飛び立ったわけだし。。。???
見えてる間は実際の位置情報で、見えなくなったらフェイクで進んでたのかなぁ?
飛び立ったロケットは宇宙のどっかで藻屑に???
Posted by わさぴょん at 2010年10月23日 18:23
こんにちは、わさぴょんさん。
フォローが大変遅くなり、誠に申し訳ございません。

帰って来るときの事故が予め仕組まれていたというのは思ってもいませんでしたが、確かに口封じには考えられることですね。
これが本当だとするとかなり恐ろしいことです。しかも確率高そうです。

実際に飛んだロケットはちゃんと飛んだのではないかと。(^^)
で、それを下からコントロールして戻ってきたのではないかと思います。
実際には事故っているわけですけど。(^^;
Posted by 白くじら at 2011年03月30日 15:07
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Tracked: 2010-07-11 21:48

「カプリコン1」雑感
Excerpt: MOVIEーDICの白くじらさんのお誘いがあったので、超久しぶりに「カプリコン1」を観た。 MOVIE-DIC: 第11回ブログ DE ロードショーのお誘い 多分TVで観た以来じゃないかな? な..
Weblog: web-tonbori堂ブログ
Tracked: 2010-07-11 23:34

大いなる陰謀の中で
Excerpt: カプリコン・1 原題:CAPRICORN ONE 製作1977年 アメリカ 監督:ピーター・ハイアムズ 脚本:ピーター・ハイアムズ 出演:エリオット・グールド、ジェームズ・ブローリン、 ハル・ホルブ..
Weblog: 子育て 時々 映画
Tracked: 2010-07-12 00:09

映画『カプリコン・1』
Excerpt: MOVIE−DICの白くじらさんにお誘いいただいた第11回『ブログ DE ロード
Weblog: たまさんのHR/HM シネマカフェ
Tracked: 2010-07-12 17:54

カプリコン1
Excerpt: 往年のSFアクションの名作です。
Weblog: 夫婦でシネマ
Tracked: 2010-07-19 12:41

カプリコン1
Excerpt: この映画は、題名は知っていましたが未見でした。MOVIE-DICの白くじらさんから第 11回ブログ DE ロードショーのお誘いを受けていて、すっかり日付を思い違いしてしまってまして&hellip;。用..
Weblog: 晴れたらいいね〜
Tracked: 2010-07-21 00:35

『カプリコン・1』
Excerpt:  人類初の有人火星宇宙船カプリコン計画をめぐるNASAの国家的陰謀と、それに対する男達の姿を描く。
Weblog: シネマのある生活〜とウダウダな日々
Tracked: 2010-08-02 23:50
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