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2016年02月19日

魔法の剣

ああ、間違ってジョージの魔法を消してしまったよ…。
魔法の剣 [DVD] FRT-205
1961年(The Magic Sward)製作国:アメリカ
監督:バート・I・ゴードン原作:バート・I・ゴードン
製作:バート・I・ゴードン製作総指揮:
脚本:バーナード・ショーンフェルド撮影:ポール・C・ヴォーゲル
音楽:リチャード・マーコウィッツamazon.co.jpで詳細を見る。

ストーリー
中世、魔女のシビル(エステル・ウィンウッド)と一緒に暮らしていた人間のジョージ(ゲイリー・ロックウッド)は、魔法の湖を使って城に住む美しいヘレン王女(アン・ヘルム)を眺めるのが好きで、いつか結婚したいと思っていました。
ところがある日のこと、邪悪な魔法使いロダック(ベイジル・ラスボーン)がヘレンを自分の城にさらっていってしまうではありませんか!
城では騎士ブラントン(ライアム・サリヴァン)が救出に立ち上がりました。そこへ現れたロダックは「昔自分の娘が殺された時の復讐だ、王女はあと7日後に、わしの竜の餌にしてしまう」と言い消えてしまいます。

そのことをシビルと魔法の鏡で見たジョージは、自分も行くと言いますが、シビルは恐ろしいロダックと戦わせるなどとんでもないと突っぱねます。しかし愛は盲目、ジョージの決心は変りません。そんなジョージをシビルは、彼が成人になった時のお祝いの品で、姫のことを忘れさせようとします。
それは彼のために全国から集められた無敵の6人の騎士、どんな馬よりも速く走れる白馬、魔法の鎧、盾、そしてどんな扉も開けることのできる魔法の剣「アスケロン」…こんなものを見せられて行動を起こさないのは男ではありません。ジョージはシビルを地下室に閉じ込め、魔法の剣で蘇った6人の騎士たちと、ヘレン姫を助ける誓いを立て出発するのでした。

騎士ブラントンとジョージたちは、一緒に魔法使いの城へと進軍しますが…彼らを待っていたのは巨人、沼池、灼熱の太陽などの恐ろしい7つの呪いだったのです。
しかも仲間とばかり思っていたブラントンが、実は魔法使いと連携をとっていたこともあり、騎士たちは次々と命を落として行きます。
一方、ようやく地下室から出られたシビルは、ロダックに打ち勝つため、ジョージの力を上げようと呪文を唱えるのですが…果たしてジョージたちは、限られた期間内に城にたどりつくことができるのでしょうか!

ブログ DE ロードショー

映画レビュー
ちょっとオススメ映画鑑賞の記録のmiriさん発祥、現、忘却エンドロールの宵乃さん主催の「ブログ DE ロードショー」に参加です。この企画は映画を決めて、その期間中にみんなで観ようというもので、通常は1本決めてから観るのですが、今回は同じテーマということで特別企画です。
企画名は「第4回真冬のファンタジー企画」です。
SFもファンタジーに含まれていますが、広すぎるので個人的には純粋なサイエンス・フィクションは除外して、不思議要素の入っているSFのみ含もうと思っています。(^^)
企画4回目に観たのは「魔法の剣」。この機会に再観するとともに、レビューも追記することにしました。

映画レビュー

-- 2016-02-19 -- 鑑賞レビュー
6年近くぶりの鑑賞です。もうコレクション化していたのですが、やっぱりファンタジーだと剣と魔法かなってことで、今回の企画の為に引っ張り出して鑑賞しました。(^^)
前のレビューでも書いていましたが、おそらく初めてファンタジーというものを自覚した作品だと思います。もちろん、それ以前にも映画はいろいろと観ていたんですけどね。魔法や騎士などの話は今でも好きで、そういう世界に憧れています。
今は「ハリー・ポッター」シリーズや「ロード・オブ・ザ・リング」などスケールの大きいものが有名ですね。こちらも今後レビューしていきたいです。

当然、特撮技術は今のCG全盛期に比べると、着ぐるみや張りぼてのようなものもありますし、おそらくフィルムに直接描いたような効果もあったりしますが、それはそれで楽しいというか、味があって今でも私は好きだったりします。

7人の騎士の犠牲に…というのは、よく戦争映画など「ナバロンの要塞」や「ワイルド・ギース」などのように少数精鋭(後者は50人はいましたけど)が目的の為にばたばたと倒れていくのと同じなのですが、やっぱり目についてしまうのが、あっさりと死んでいくところでしょうか。この辺りがちょっと残念ですね。

でも、やっばり最後はハッピーエンドになってますし、好きな作品の一つですねー。(^^)/

-- 2010-07-14 -- 鑑賞レビュー
以前このDVDは「原子怪獣ドラゴドン」という西部に恐竜が出るという特撮ものとセット販売だったのですが、いつのまにか単独でDVD化されていたのを発見、さっそく観直してみました。

この作品はまさに剣と魔法のファンタジーの王道で、私をファンタジーの世界に引き込んだ作品でもあります。
子供のころ、初めて日曜洋画劇場で観た時には、興奮して寝られませんでした。
魔法の剣というと有名なところでは、アーサー王のエクスカリバー(FFではエクスカリパーも有名(^^;)や、ストームブリンガーに出てくる剣などが有名ではないでしょうか。

このほかにも剣と魔法の世界にはよく出てくる老婆や死霊、小人、巨人、洞窟、ドラゴンなど登場人物、さらに魔法系のアイテムだけでも剣、盾、馬、鏡、指輪などかなり多く、退屈をすることもなく登場。ストーリーにはいろいろと無理(^^;がありますが、こういうファンタジー要素の扱いや特撮は当時としてはかなり頑張っていたのではないかと思います。
7つの呪いと7人の騎士という…こういう仲間が力つきながらもそれを乗り越え先に進んでいくパターンはどうしても…うーん、やっぱり好きなんです。(^^)/

チェックポイント
【ここがいい!】
・この作品に出てくる魔法の剣「アスケロン」は扉の開閉ができるという話でしたが、そのほかにもジョージに力を与えたり、ドラゴンを倒す力も持っていたようです。
なんといっても凄いのがシビルが魔法力を強化しようとして失敗、普通の剣に戻ってしまうところでしょうか。なんということでしょう、ホントに魔法の剣だ!と思ってしまいました。
・とにかくファンタジー要素がてんこ盛りなのが楽しいです。

【ここは問題かな?】
・あまりにも簡単に倒れていく6人の騎士たち…無敵の騎士という説明でしたが…それだけロダックの呪いが強かったということでしょうか。強いところも見たかったな、というのが実際のところです。でも騎士道にあふれるとこはありましたし、なんといってもラストの大団円がファンタジー!ですね。
・指輪はちゃんと指に合うサイズに直しておきましょう。落とすは抜かれるは、もうぶかぶかだったのでは?
・昔の御伽噺みたいなものなので仕方がありませんが、「姫を救ったら姫と結婚させる」というのは騎士たちにとっては名誉+美しい姫を…ということでいいのかもしれませんが、姫はどうなんだろうっていつも思ってしまいます。こういう王様にも困ったものです。

【一言いいたいコーナー】
バート・I・ゴードン監督は「戦慄!プルトニウム人間」「巨人獣 プルトニウム人間の逆襲」「巨大生物の島」など巨大化モノで知られており、イニシャルから「ミスターB.I.G.」と呼ばれることも。本作にも猿に似た巨人が登場していますし、小人から見ると人間も巨人です。
Number176・ちなみにこの「魔法の剣」、キャメロットやファンタジークエストなどとタイトルについているものは、この作品ではありません。

コメントとトラックバックをさせていただきました。
忘却エンドロール(宵乃さん)の「第4回真冬のファンタジー企画

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posted by 白くじら at 23:10| Comment(5) | TrackBack(1) | ファンタジー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
おはようございます、白くじらさん

子供のころ、日曜洋画劇場は欠かさず見ていたはずなのに“知らなかった…”
白くじらさんにはずいぶんと思い入れのある作品のようですね〜

ジョージとシビルの関係がよくわかっていませんが、ジョージを止めようとしてシビルが送ったお祝いの品ってのが読んでいておかしくて)^o^(
逆に『お行きなさい! 行って行って行きまくりなさい!』と言わんばかり!
コメディーじゃないんですよね?(笑

「巨大生物の島」を覚えてますが、あんなテイストなら好きだなぁ…

今日はお休み
これから『インセプション』(8:55からの予約なし)を観に行こうかと…
Posted by |―|/-\|\/| at 2010年07月17日 07:35
こんにちは、|―|/-\|\/|さん。

あはは、この作品はファンタジーと呼ばれる作品ではおそらく初めて観たのではないかと思いますので、それだけ思い入れが強いです。いろいろと荒いところやストーリー的に問題も多いのですが、始めてみたときの衝撃は忘れられません。(^^;

私もシビルのプレゼントには驚きました。
「これだけのものがあるんだ。そぁ、いけー!」レベルですね。
シビルはまじめなのにギャグ担当って感じでしたし…ジョージの魔法を消してしまうのにも困ってしまいます。

注意:「巨大生物の島」はネズミの方です。レイ・ハリーハウゼンが手がけた気球の「SF巨大生物の島」方ではないので注意です。(^^;; あっているといいんですけど。

「インセプション」は奇抜で面白そうですね。私も観たいです。
気をつけて楽しんできてくださいね。(^^)/
Posted by 白くじら at 2010年07月17日 09:26
-- 2016-02-19 -- 鑑賞レビュー 以降のコメントはここから↓
Posted by 白くじら at 2016年02月19日 23:15
チケット画像から、この時代のファンタジー作品に共通する雰囲気が伝わってきました。「シンドバッド」シリーズ?などもこれくらいの時代の作品ですよね。
ファンタジー要素てんこ盛りで見応えありそうです。

>「姫を救ったら姫と結婚させる」というのは〜姫はどうなんだろうっていつも思ってしまいます。

ですね(汗)
イケメン騎士なら姫も喜ぶかもしれないけど、強いからといって信用できる人間とは限らないですし…。
誘拐犯より凶悪な魔術師とかだったらどうするんだ!

4作品目もご参加ありがとうございました♪
Posted by 宵乃 at 2016年02月20日 11:12
こんにちは、宵乃さん。

そういえば「シンバッド7回目の冒険」から始まるのもこの辺りでしたね。
シンバッドはハリーハウゼンが手掛けているだけあって、特撮のぎくしゃくぶりがとてもよかったですね。(^^)

この話の中では、お姫様と話す機会もありましたし、そういう過程があっての恋はいいんですけど、まったく知らない人に嫁ぐのはやっぱり心の中では抵抗があったことでしょうね。

トラックバックもありがとうございました。
Posted by 白くじら at 2016年02月20日 12:16
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Tracked: 2016-02-20 10:35
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