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仏減紀元1974年、西暦1431年…ボーロマラーチャ、ティラート2世の御代、アユタヤ王国はスコータイ王国の領土を掌握し、東の国らまで及びました。
そして、1年3ヵ月後…。
家臣に両親を殺され、自分も人さらいにさらわれ、あわやワニの餌食になろうとしたティン(トニー・ジャー)は、『ガルーダの翼峰』と呼ばれる山賊の頭領チューナンに救い出されます。ティンは、山賊の住処で腕を磨き、いつしかチューナンの息子として『ガルーダの翼峰』を任せられるほどの腕前に成長しました。しかし、ティンは両親が殺されたことを忘れることはできず、首領を継ぐ前に自分の復讐に決着をつけるべく山を後にするのでしたが…。


物語が続いているのではなく、トニー・ジャーの作品ということなので、この作品から鑑賞しても特に問題はありません。
ただトニー・ジャーは特撮を使っていないようですが、敵側は使っているように思えましたが…もっとも、使う使わないに限らず、ようは作品を楽しめればOKだと思いますけど。(^^;
ストーリー的には、昔のカンフー作品ではよくあった復讐モノで、子供のころに両親が殺され、命からがら少林寺に逃げ込み、何年も修行をして仇を倒すというタイプです。ただしこれは少林寺ではなく山賊の各武術を極めた頭目たちに教わるということになっています。
この手の作品って昔からそうなのですが、よく何年も経つのに敵が現役の強さでいるなぁって思います。
この作品では、時代の移り変わりと共に老人になっていく頭目、首領がなんだか新鮮でした。
【ここがいい!】
・壮絶な戦いのシーンは手に汗握る場面が多いです。ただ、残念ながら取り立ててここが凄い!というシーンはないのですが、とにかく死に物狂い。ラストの戦いなんてもう…って本当に「もう!」ってなってしまいましたが。
・象を使った象渡りや、象の体中で戦うのは新鮮。
【ここは問題かな?】
・もともと子供のころには踊っていたことと、知り合いの女の子が踊り子ということもあって、中盤、踊りのシーンがあるのですが、ここが無駄に長すぎです。
・ラストのオチはちょっと…こんな悲惨な結末(しかもナレーションだけで)でいいのか!と思っていたら、なんでもトニー・ジャーの問題で、当初の撮影ができなくなり、こんな結末を用意することになったとか…ちょっとそれはないんじゃないの?
【一言いいたいコーナー】


晴れたらいいね〜(ちゃぴちゃぴさん)の「マッハ!弐」
嗚呼,魅惑の映画道+Σ(hiroさん)の「No820 マッハ!弐 2010年174」
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トニー・ジャー以外は、ワイヤーありだそうですよ。
すごいのは、トニー・ジャーだけですって(笑)メイキングかなんかで(たぶん特典映像だったと思う)、しっかり映ってました。
象の背わたりは、意味なく面白かったですね。
ドラマいらない!の予告コピーどおり、ん?なドラマでした。
あのオチは、トニー・ジャーの問題で撮影ができなくなったんですかぁ…。え〜〜、これでいいのか?なんですよねぇ。日本の戦国時代の話みたいやなぁと思って観てたのになぁ。
ひたすら、トニー・ジャーのアクションのみ楽しませていただきました。
やっぱりそうだったんですね。
明らかに尋常ではない飛び方をしている敵がいましたからねぇ。(^^;
象の背渡りは確かに意味がよく…でも、おかげで象にも一目置かれるような存在になったようですね。
ちよっと今回のオチは…とってつけたようなオチになってしまっていて、あんなナレーションは「はい、そうですか」…とはとても言えないですね。
でも、アクションはいろいろな武術が登場していて見ごたえはありました。
トラックバックありがとうございました。
こちらからもさせていただきます。
恒例の百人組手は凄いんですけど
これから、さらに肉体を駆使して中ボス撃破
余勢でボスも撃破ってとこでの、あのオチは残念。
トニー・ジャーならタイに留まる必要もなさそう
だけど、英語が出来ないのでしょうか。
もうムエタイじゃないですよね。
ですねぇ、後半の戦いはかなり手に汗握りました。
中ボス級もいっぱいいて、なかなか倒せないどころか痛手を負ってしまいますから、いったいどうやって残りを倒すの?っていったところでしたから…欲求不満も爆発しようってモノですね。
今回はいろいろな武術を織り交ぜていましたね。
他のカンフーものではなんとも思わないのですが、トニー・ジャーがすると何か違和感が。やっぱりムエタイが浸透しているのかな。(^^)
トラックバックありがとうございました。
こちらすらもさせていただきます。