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メイン州デリー…へンリー、ジョーンズ、ピート、ビーヴァの4人の少年は、虐めにあっていたダディッツを救うことによって、ある特別な能力を授かります。
20年後の2003年…大人になった彼らは、年に一度の楽しみになっている休暇を過ごすため、雪の降る狩猟小屋で再会を果たします。
しかし、買出しに出かけた2人の内、1人は謎の怪物に殺され、小屋にいた2人も妙に臭い遭難者を受け入れたために惨劇が起こってしまいます。森では不吉な予兆を感じたのか動物たちが移動をはじめていました。
怪物(エイリアン)に乗り移られてしまったジョーンズ(ダミアン・ルイス)は、エイリアン増殖のために貯水池を目指していました。なんとかジョーンズを救いたいヘンリー(トーマス・ジェーン)は途中瀕死の状態であったダディッツ(ドニー・ウォールバーグ)と合流し追います。
一方、すでにこの異変を知っていた軍、そしてそれを指揮するカーティス大佐(モーガン・フリーマン)はエイリアンたちを攻撃し、次いでジョーンズ抹殺に動き始めていました。
スティーヴン・キング原作のホラーというかエイリアン系のSFなのかもしれませんが…とにかくこのエイリアンの登場で精神的にやられた(^^;人が多い作品です。かくいう私も登場シーンには仰け反ってしまった口ですが、2度目の鑑賞ではそれほどのショックもなく、割と普通に観ることができました。ようは慣れでしょうか。(^^)
ドリームキャッチャーとはアメリカインディアンのオジブワ族に伝わる装飾品で、お守りにも使われています。本作ではこのお守りの網目から「悪夢」が入り込んでしまったというような触れ込みでしたが、悪夢が最終的にエイリアンだったことにはちょっと釈然としませんが、物語の前半部分は緊張感も結構あり、まさしく悪夢のような出来事が起こっています。
エイリアンの登場シーンからは、なんだか別の作品のようになっているのが残念です。
しかし、この作品をサスペンスホラーとSFの2本立てだったと考えれば、そう怒ることもないかも知れません…ってダメですか。(^^;
【ここがいい!】
・男の体内から出てきた怪物との戦いは秀逸で、わずかなカットですがなんともいえない恐怖を与えてくれます。
・まるで別の作品かのような光景でしたが、エイリアンたちと軍の攻撃は、広大さもあって壮大なスケールの戦いでした。
・路上で凍り付いている男…これだけのシーンでも結構怖い。
【ここは問題かな?】
・ダディッツから授けられた超能力があまり活かされることがなく、さらに4人の内2人までがあっさりと死んでしまうという…何のための4人だったのかも意味がありませんでしたね。ついでに言うと、誰が誰であっても別に良かったかのような役どころでした。(- -;
・モーガン・フリーマン演じる軍人さん…ちょっと狂気すぎですよ。(^^;
【一言いいたいコーナー】
・実にスティーヴン・キングの映画らしい作品だとも言えますが、こういう風に感じてしまうこと自体ダメなのかも知れません。
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観たのが昔なので細かいことは覚えてませんが、「何じゃそりゃ!」という衝撃は覚えてます。慣れる前に、再見する気が起きるかどうかですね(笑)
確かに前半は悪夢っぽくてよかったかな〜。
やられちゃいましたか!(>_<)
あそこを乗り越えるハードルはかなり高いですね。(^^;
そこまでが結構いいので、余計衝撃を受けてしまうのかもしれませんね。
さぁ、ここで再観ですよ。(^^;
そうそうエイリアン登場でガクッとなった。笑
だいぶ忘れてしまってるけど、途中まではよかったように思う。
キングものは荒唐無稽な作品が多いので、映像化するとなんじゃこりゃ?になるんだよね。
いいのもあるから演出次第かしらね。
あはは、アイマックさんもやられてしまった口でしたか。(T T)
確かにその登場シーンまでは、謎の生物との血みどろの戦いでいい感じなのですが(まぁ、変といえば変ですけど)ねぇ。
本当に映像化は難しいですよね。
小説はどうしても、記述以外の部分を自分のイメージで補完してしまうので話しにあっちゃうのですが…演出頑張ってください!
劇場で見た時はあっけに捕らわれましたよ。
その後何度かDVDで見て、少し落ち着きましたが…。
え?何がだって?
それはあまりにも原作とかけ離れていたからです。
大体、文庫で1〜4巻の長編を2時間ぐらいに…と言う時点で無理が生じるわけですが。
キングの映画化は、ホラー部分のみをクローズアップして作っちゃうから、いつも同じような内容になってしまうんですよね。
でも、『ミスト』、『クリスティーン』『ミザリー』『ダーク・ハーフ』辺りは上手くテイストを表現していて映画的にも好きですが。
この『ドリーム・キャッチャー』の記憶の倉庫のアイデアは、視覚化した事によって、とても良かったんですが…。
ちなみに、ドリーム・キャッチャー、車に付けてます、意味無いけど…。
キング繋がりで『シャイニング』の記事をアップしました。お暇な時に遊びに来て下さい。
なるほど…エイリアンそのものではなく、原作と映画のギャップに立ち直れないほどの…。(>_<)
文庫で4巻もあるんですか。しかもキングの小説は1巻が半端ではありませんからね。
確かにホラー部分がクローズアップされている風潮がありますね。
キングモノはホラーの部分が他の作品に比べると、本当に形を伴って出てくるために、自分のイメージとかけ離れていると拒否反応を起こすのかもしれませんね。「ランゴリアーズ」のパックマンなんていい例ですね。私は好きですけど。(^^;
車にドリームキッチャーが!
今無事故なのは、そのおかげですね。
「ゴッドファーザー」に行かないうちに次の「シャイニング」が!!
これは、記憶倉庫に代表されるように
特殊能力が本当に欲しいと思える能力でした!
テレパシーだけでも相当便利ではないでしょうか?
エイリアンは、やっちゃった系ですが
まだまだダメなキング原作が山ほどあるんで
それらから観ていくと上質に思えたかも知れないです。
個人的に、ダークタワーとセルをB級に留めずに
大切に映画化して欲しいです。(勿体無いんで)
監督は相性バツグンのフランク・ダラボンかロブ・ライナー
がいいです。
特殊能力は、何であっても1つは欲しいですね。(^^;
どんなに簡単なものでも、いろいろと応用が利くと思うんですよね。
たとえエイリアンが出ようと、キング作品だと私はなんだか許してしまいそうで。(^^)
セルってあの釣り針のようなもので吊るし上げるやつでしょうか。あれは映像的にトラウマ系で観るのを辞めてしまいました。(>_<)
「ダークタワー」は知らないです。また調べてみますね。
私も「なんじゃこりゃあ!」となりましたが「なんじゃこりゃあ! ギャハハハ最高!」と(^^;
いや〜一粒で二度美味しい作品ですよね〜
とはいえ、S・キングの小説は好きなものが多いので、
「キング作品である」という先入観がそう思わせたのかもしれません。
全然無名監督だったら「あえ!?」と口が開いたまま、やはり受け入れられなかったかも・・・
夏休みからお帰りなさい。
私もキングモノは結構好きなのですが、最初はやっぱり仰け反ってしまいましたねぇ。ギャハハと笑うのは、耐性が出来てからでした。(^^;
確かに無名監督だったら…ちょっと先入観があるかもしれませんね。
小説は読んだことがないので、何か短めのものから一度読んでみたいです。