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2076年マジカルTVでは、新米チーフプロデューサー寺田ジュン(菊地美香)が新企画としてプロデュースした企画『超忍者隊イナズマ!』にダメ出しを喰らっていました。
≪ハイパー勇者隊シリーズ100周年記念作品≫としては「初」がないというのです。
そのため寺田と部下である倉田宮敬直(載寧龍二)は、企画を練り直すために1720年にタイムテレポートし、企画にぴったりなダメダメくんを探すことにするのでした。
社の中に姿を現した2人は、ビビリの細松(橋本淳)、大工の寒吉(松本寛也)、だんご屋娘のかぐや(甲斐麻美)の3人のあまりのダメっぷりに大喜び。さっそく神様に化け、3人を「超忍者隊イナズマ!」として訓練するのでした。
倉田宮の仕掛けのせいで自分たちがスーパーパワーを持ったと信じる3人…しかし江戸の町には本物の魔物が徘徊しており、3人はイナズマ!として魔物たちに立ち向かうのでしたが…。

2006年「超忍者隊イナズマ!」
2007年「超忍者隊イナズマ!!SPARK」


現在の特戦隊モノに比べて…というか歴代の…に比べてもチャチな作りですが、意外と楽しめました。
最初予告編を観たときの超忍者隊の3人のあまりの動きに、これは観る価値があるのか?とさえ思ったのですが、それもそのはず、彼らは一般市民、それもかなりドジな人たちだったのです。
しかし、実際には未来人の2人が、ヤラセをすることによって彼らを超忍者隊として信じ込ませ、正義の味方として「撮影」していたのです。このまま本物の魔物と戦えば、当然返り討ちにあってしまいます。しかし、彼ら3人は、それが嘘だと判っても正義のために戦うことをやめなかった真のヒーローだったのです。
これに感動せずして、何に感動するのか!!
ということで、あくまでもお子様用ですがオススメ。
でも、今の「ゴセイジャー」より全然いいですねぇ。イケメンばかりを集めて訳のわからないその場限りの努力で終わるのではなく、こういう心から正義を信じて頑張るのっていいですねぇ。
【ここがいい!】
・正義に憧れながらも自分の性格やドジでイマイチうだつの上がらない3人が、未来人によって超忍者隊となる。業も特撮でごまかされながらもそれを信じる純粋ぶり。しかしそれが嘘だと判っても魔物に立ち向かう態度は実に立派ですね。
・タイムテレポートの設定(少々歴史をいじっても大丈夫らしい)がもう今までのタイムスリップモノを完全否定していますが、返ってその潔さには脱帽です。(^^)
【ここは問題かな?】
・まぁ、なんというか3人は許せるとして、未来の2人の演技が下手なのには参ってしまいますが…中盤くらいからそれにも慣れてしまうのには驚いてしまいます。
・本当は巨大ロボットが出したかったのでしょうけど、巨大忍者までもはいらなかったかも。
【一言いいたいコーナー】

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