
ロード・マーシャルを統治者とする邪悪な軍隊ネクロモンガーは、銀河を支配し彼らの約束の地アンダー・ヴァースを目指していました。
マーシャルはただ1人アンダー・ヴァースの門へ行き、新たな生命体として戻り、より強靭でより異質、1つの体に生と死をあわせもつ恐怖の存在でした。
UV星系第6惑星で賞金稼ぎたちに追われていた脱獄犯リディック(ヴィン・ディーゼル)は、彼らの口から彼に賞金をかけているものがヘリオン第1惑星にいることを知ります。そこには彼が5年前に助けた男イマムとジャックがいたのです。
彼はこうして光に満ちたもっとも憎むべき世界へと戻ります。
しかしそこで出会ったイマムは彼を売った本人ではなく、代わりに姿を現したエレメンタル族の使者エアリオンは、銀河支配をもくろみ、ついにはコールサック星雲をも消滅させたネクロモンガーを倒して欲しいと、それが出来るのはフューリア星の戦士だけだと語ります。
一時は断ろうとしたリデックでしたが、ちょうどヘリオンを攻撃して来たネクロモンガーとの戦争に巻き込まれてしまいます。
さらに脱出の際に彼を追っていた賞金稼ぎたちに再び捕まったリディックは、彼らを犯罪収容惑星クリアトリスへと誘導します。そこには彼が唯一安否を心配するジャックがいたのです。
クリアトリスは昼間の温度が700度、夜は-300度にもなる脱獄不可能の惑星です。
そこでようやくジャックことキーラに再会したリデックでしたが、宇宙の彼方からは彼を追ってネクロモンガーの追撃隊が迫っているのでした。

2000年「ピッチ・ブラック」 前のお話です。

「ピッチ・ブラック」の続編ですが、あのエイリアンの惑星は関係なく新たな敵ネクロモンガーとの戦いを描いた作品となっています。
前回との繋がりは生き残りたちとの接点が序盤の大事な骨格となっているために、基本的に冷たい彼がどうしてジャックのところに行こうとしているのかが判らないと、いったい彼はどういう感情を持っているの?となりそうですね。
それでなくとも史上最悪の犯罪者である絶対悪のリディックという設定なのに、それほど悪い印象のない彼はますます普通のヒーローになってしまいそうです。(^^;
前作は観ておいた方がいいでしょうね。
ストーリー的には、結局フューリアの戦士でなければ駄目な理由が謎でした。いったいどうなっていたのでしょうか。
謎といえばクリアトリスの温度もそうなのですが、直射されなければ700度であっても大丈夫という、また夜も寒いだけみたいでなんだか変な感じに思えたのは私だけでしょうか。
戦闘シーンは残像の残る動きを多用していて、迫力のあるものに仕上がっていて観ていても面白いです。
あ、そうそう前作ではあまり特徴付けられていなかった彼の特殊能力、暗闇でも見える能力ですが、今回はいろいろなシーンで使われていてよかったです。やっぱりこうじゃなくっちゃね。
ラストのオチには驚きましたが…悪と言ってもそんなに悲観的な感じではありませんでしたが、あの掟ではさっさと司令官たちをなんとかしておいたほうが安泰ですね。(^^;

ORGANIC STONE(pointdpoさん)の「You keep what you kill:リディック(2004)」
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ボーン・スプレマシーに続き、この映画も私のお気に入りカール・アーバン悪役なんです。(スプレマシーの方が怖いですが。)モヒカンでプロレスの技なんか使ってますけど、大目に見てやって下さい。。
この映画も3部作ですよね。1作目はなかなか拾い物、と私は思っています。この2作目は白くじら様御指摘のように、1作目とは全然違いますが、こちらも私はお気に入りです・・・リディックがもっと極悪でもよいかな、とは思っていますが。落ちが面白いですよね!
早く3作目が見たいです。
なるほどー、ここでも悪役をしている人でしたか!
そしてモヒカンでプロレスラー(ラーじゃないって!)、なんですね。
1作目はそんなに期待していなかったのですが、意外と面白くって、なかなか…確かに拾い物でした。
2作目も面白かったのですが、リディックには悪役でいてほしいかなっとか思っていて(そういう触れ込みだし)。(^^; 3作目ではもって悪い人になってください。
オチはよかったですねぇ、後々反乱の種は残っているので、さっさと倒してほしいです。(^^;
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