宇宙貨物船ノストロモ号は、乗員7名がコールドスリープ中に惑星LV426からの謎の信号を受け、マザー(コンピュータ)が針路変更をおこないます。契約上仕方がなく、船長ダラスは探査艇で惑星への着陸を決行、調査を開始しました。
ダラス、ケイン、ランバートが発信地点に向かうとそこには謎の建造物(宇宙船?)があり、その中には巨大なエイリアンの死体がありました。不思議なことにエイリアンの胸には内側から破裂したかのような傷が…これはいったい。
さらに地下があることを突き止めたケインは中にもぐり込みます。
そこにあったのは青いもやがかかった中に無数に置かれていたタマゴ…とその1つの頭部が開きました…中を覗くケインは!
倒れたケインを探査艇まで運んだダラスとランバート、しかしリプリーは艇内に入れることを拒みます。
病原菌対策として決められていたからでしたが、これは科学担当のアッシュの手により破られケインは中に運び込まれてしまいます。
ケインの顔は甲羅のないカブトガニのような生物に覆われていました。手足と蛇状の尻尾でしっかりと取り付き、しかもケインの口から触手のようなものが入り酸素を送り込んでいるのでした。取り外すそうと切った瞬間飛び散った黄色い血は、強酸性で艦の二層まで熔かしてしまい、まったくのお手上げ状態。
ところが突然姿を消したかと思うと死骸が見つかる謎の生物…そしてケインも気付き何事もないように食事を始めましたが…突然苦しみだしたケイン、そう、謎の生物はケインの体内に幼虫を植えつけていたのです。
鮮血とともに姿を現す蛇型の生物!
一瞬の躊躇が捉えるチャンスを逃し、脱皮をし更なる姿へと変貌するエイリアンが彼らの前に!
そしてエイリアン捕獲に今ひとつ力を貸そうとしないアッシュの言動…「アッシュは夢を見ない」という原作の書き出しの意味…逃げ場のない船で繰り広げられる生死をかけた戦いは、観る者全てを恐怖のどん底に。
『宇宙では、あなたの悲鳴は誰にも聞こえない』
この有名なキャッチと共に上映された映画は、SF映画屈指の名作となり、以後の異星人や怪物にはエイリアンという代名詞が付くほど浸透することになりました。
今までにはないエイリアンのデザインを担当したH・R・ギーガも有名ですね。
今までは宇宙船というものは美しいフォルムをしていたものですが、ゴテゴテでとても空を飛ぶような代物でもなく、中の通路もパイプが縦横無尽に走り、蒸気ガスも噴出しているというかなり斬新な宇宙船。こういうデザイン面にも新しい試みがあったのでしょうか。
エイリアンの形もさまざまで、成長したエイリアンはこの独特な宇宙船の背景に見事にマッチ、すぐそこにいるにも関わらず判らないという…しぶとかったのもよかったですね。これでもまだなのかーって感じです。
★5級のオススメ作品でした。
【一言いいたいコーナー】
・いろいろな形態をとるエイリアンですが、それぞれに名前が付いています。顔に貼り付くタイプを「フェイスハガー」、蛇状のタイプを「チェストバスター」、そして成体を「ビッグチャップ」と呼ぶようです。
・お腹から出してしまったケインことジョン・ハートは、「スペース・ボール」でもお腹から。(^^;
・今回のラスト以外にも猫のジョーンズの体内に入って地球へという案もあったとかなんとか。
・未公開というかディレクターズカット版には、ブレッドが死んだ時に駆けつけるリプリーとパーカーに鮮血が降り注ぐシーンや、時限装置を起動後にリブリーが艦内で、エイリアンの巣に遭遇しその中でダラスとブレッドを発見、焼き払うシーンなどが含まれていました。
1979年「エイリアン」
1986年「エイリアン2」
1987年「プレデター」
1989年 オリジナルコミック、エイリアンVS.プレデター
1990年「プレデター2」 エイリアンの頭蓋骨登場
1992年「エイリアン3」
1997年「エイリアン4」
2004年「AVP エイリアンVS.プレデター」
2007年「AVP2 エイリアンズVS.プレデター」
móna(ARIAさん)の「エイリアン」
何を書くんだろー(たましょくさん)の「エイリアン」
◇ 侘び助式 ◇(侘び助(上等兵)さん)の「◆ 懐かし映画徒然 『 エイリアン (1979年) 』 ◆」
いやいやえん(makiさん)の「エイリアン」
忘却エンドロール(宵乃さん)の「映画「エイリアン」観ました」
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でも怖いなぁ・・
ビクッとね、そういうのが苦手で。
でもストーリー的にも面白そうだし、頑張って観ようと思います。
(ってかピッチブラックはいつ観るんだ私)
私はちょっとモンスター系というかSF系が多いかもしれません。
「エイリアン」はその後のSF映画に多大な影響を与えているので、頑張って観ましょう。
ビクッとするのが苦手だと…かなり飛び上がるシーンが多いかもしれませんが。(^^;;;
「ピッチブラック」はエイリアン4本とプレデター2本とエイリアンとプレデターが戦っているのを1本観てからでしょうか。(^^;
これ、観た事あったんだ〜って観てて気づきました(汗)前よりビクってしなかったんだけど、あのラストへ向かう脱出のシーンとか、ドキドキしっぱなしでした。
シャトルに乗っても気が抜けないのは分かってたんで、ずっと身構えてて、かなり疲れちゃったです。
でも面白かった!
2も是非観たいです。
因みに『エイリアンVSプレデター』な何故か観てた私。(息子が観たいって言ってレンタルしてたのでした・・)
レビュー書かれましたらトラックバックしにいきますよ。(^^)
この映画では大凡考えられる恐怖が詰め込まれているので、ほとんど最初から最後までドキドキ感が…特に脱出のシーンなんてよくできていると思います。
エイリアン、あまりにも執念深いです。
2はもう戦争でした。
1であれだけ強かったエイリアンが簡単に倒されるところは残念ですが、それでもアクション面は凄かったです。オススメですよ。
おや「エイリアンVS.プレデター」は観ていたのですね。「プレデター」は観ていたのでしょうか?
実はですね、『プレデター』も観てないんですよ〜・・
(何故かエイリアンVS.プレデターを観てる私って感じ?)
映画歴浅いですから、少しずつ昔作品を観てる最中なんです♪
いつか『プレデター』も観る機会があると思いますので、白くじらさんのレビュー参考にさせて頂きますね(*^_^*)
「プレデター」もよくできていますよ。
アーノルドさんも出演していますし、アクションものとしてもオススメの一品です。
ぜひ一度どうぞ。(^^)/
これらを観た後「エイリアンVS.プレデター」を観るとまた新たな発見があるかと思います。
たましょくは、シリーズで最初に
見たのが「2」をビデオで見て、そ
のあとにビデオ「1」、劇場で「3」
と順番がめちゃくちゃなのですが、
航海士リプリーの受難がこれほど長
く続くとは当時思ってみませんでし
たw(特に「4」の200年後とゆ
ー設定は…)
エイリアンの登場シーンは、全て
がインパクトありますよね。中でも
「1」なら、チェストバスターが船
員たちを見回すところは、SF映画
の歴史残ること間違いなし!と。
「2」も記事もUPを予定してい
ますので、その時は是非、ヨロシク
お願いしますm(_ _)m
私は劇場が1、2、あとはビデオとなっています。
一応順番どおりに観ています。
ホントにリプリーとエイリアンとの関わり合いはものすごく続いて…というか死んでも続いているという凄さですね。
ここまで続くとは。
チェストバスター登場のシーンは凄かったですね。
まさかあんなことになるとは。
その後の作品でも似たようなシーンを持つB級は多かったですが、見まわして「ぎぃー」と叫び声を上げるところは、作品中屈指の名シーンだと私も思います。
間の取り方も非常にうまいです。
2の記事がUPされましたら、またトラックバックしに参ります。
今後ともよろしくお願いいたします。(_ _)
エイリアンに名前があったなんて、ビックリです。
さすが白くじらさんですね!
何と言っても、レビューが濃いです。
勉強して帰ります。
私もそれぞれに名称があったことはずいぶん後になってから知りました。
ひょっとしたら繭(?)の中で動いているのフェイスハガーの初期状態にも名前があったりするのかな。
型の中では一番好きですが、なんだかカブトガニの甲羅をはがしたような感じですね。(^^;
コメントありがとうございました
昔TV放送で見たのはどうだったかはもう覚えてませんが、
今回私が見たのは、どうやらディレクターズ・カット版だったようですね
ダラスとブレッドを発見して焼き払うシーンがありましたから。
昔の印象だともっとラストの攻防が長かった印象があったのですが、今見直すとさほどでもなかったのですね
長く感じたのは緊張感のせいでしょうか。
それにしても、それぞれに名前が付いているとは知りませんでした〜
腰をすえてまともにみたことはないんじゃないかしら?
これはプレデターシリーズも見直す必要がありますね!
…とかいってたら、
ジョーズも!
バック・トゥ・ザ・フィーチャーも!
ゴーストバスターズも!
…と懐かしどころが見たくなってきました(笑)
ゲオ50円のときなんかにみたりするんですけど、結構借りられてたりするんですよねぇ
それはディレクターズ・カット版のようですね。
劇場ではダラス船長は通路でエイリアンと遭遇後出てこなくって…。(T T)
エイリアンの名称は結構後になって知りました。(^^;
ラストは結構緊迫感の中で、しかもゆっくりと動いていましたから時間も長く感じられていたんでしょうね。演出の勝利ですね。
トラックバックありがとうございました。
プレデターシリーズも観ておいたほうがVSを観るときにもいいと思います。
またプレデター2作目のラストのトロフィー(骸骨)にも注目です。エイリアンと同じ世界を生きていることがわかります。
ジョーズやゴーストバスターズは私もレビューしていないので観直そうと思っています。
確かに昔の作品なんですけど、結構借りられていたりしますね。今でも面白い作品ということなのでしょうね。(^^)
それぞれの形態に名前がついているとは知りませんでした。わたしが好きなのはビッグチャップか〜。1では暗くて成体の姿はほとんど見えなかったなぁ…。
それにしても、エイリアンの成長が早くて驚きました。とくに、チェストバスターからビッグチャップになるまでは異常ですよね。ケインは腹を食い破られただけだし、次の犠牲者が出るまでに何を食べて成長したんでしょう?
この成長の早さの方がエイリアン自体より怖いかも!
あと、猫好きとしては、ジョーンズの体内に入って…という案が没になってよかったです♪
お返事が非常に遅くなり、申し訳ありませんでした。
私も名前が付いているのを知ったのは、もっと後になってのことでした。
成体はラストまで瞬間的に出たり一部分だったりでよくわかりませんでしたね。(^^;
確かにチェストバスターからビッグチャップ(巨大)への成長が速いですね。脱皮をすると飛躍的に大きくはなりますけど…それにしても大きくなりすぎでしょ。
ジョーンズの件はやっぱり悲劇的になりすぎるからだったかも。
生き残ったのはリプリーだけですけど、それでもハッピーエンドのままが映画の余韻としてはいいと思います。
でも2で身もふたもないことに…。(^^;
トラックバックありがとうございました。
こちらからもさせて頂きました。