ストーリーはスペース・ボール星のダーク・ヘルメットに追われていたベスパ姫を主人公ローンスターが助ける…といったものですが、最初のあのオープニング(読めた人は目が悪くありません)にデストロイド級の戦艦、ワープ(笑っちゃう速度〜バカみたいな速度)、砂漠の星に不時着、ピザ・ザ・ハットの金返せ、ヨーダならぬヨーグルトにフォースならぬシュワルツを習ったりと…全編「スター・ウォーズ」のパロディです。
ほかにも「猿の惑星」(これのパロディっていったらもうアレしかありません)、「エイリアン」「ランボー」「白雪姫」などいろいろと入っています。
とにかく敵側の主人公ダーク・ヘルメットがあらゆる場所で笑わせてくれます。大笑いの映画の一つですね…はっ、これってストーリー説明というよりレビューでは…見なかったことにしてください。
「エイリアン」で有名な腹からのエイリアン出し…しかもジョン・ハート本人が特別出演してまた出してます。本人もこれにはまいって「またか」と…いうシーンがあるので、今回のエイリアンレビューに合わせてご紹介です。
全編パロディの恐るべき爆笑映画です!
メル・ブルックス製作・監督・脚本・出演(しかも2人)の全編「スター・ウォーズ」を軸としてのパロディの作品です。
もちろん観ていなくても十分に笑える作品ですが、観ていると笑いが100倍増されるので観ておきましょう!パロディ映画観るのに主軸となる映画を観ていないのは駄目です。
主人公ローンスターはビル・プルマン。どこかで見たことがあるなと思っていたら「めぐり逢えたら」のふられる方の男性の方でした。
ダーク・ヘルメットはリック・モラニス。「ゴースト・バスターズ」でその存在を知り、以後、「ミクロキッズ」シリーズや「リトル・ショップ・オブ・ホラーズ(新)」などでも笑いを振りまいている方ですが、ここではリミッターが解除されているみたいです(笑)。しかも彼はほとんどこれをアドリブで乗り切ったとか…恐るべし。
【一言いいたいコーナー】
・メル・ブルックス作品はほかにもいろいろとありますが「スペース・ボール」内でもビデオが紹介されています(笑)。「新サイコ」が自ら主人公で全編ヒッチコック監督のパロディとなっていてこちらもお薦めです。
・「ポリスアカデミー」で一躍有名になった人間効果音マイケル・ウィンスローもスペース・ボール1号に乗り込んでいてダーク・ヘルメットの怒りを買っていました(笑)。
・エイリアンの蛇のような幼体(チェストバスター)には手足があって歩きながら踊るときがありますが…おやおやと思っていたら、なんとエイリアンの幼体には最初手足があったそうです。監督が裸の七面鳥みたいと嫌がって蛇になったとか。ここで実現されてしまいましたねぇ。