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2006年05月21日

リトルショップ・オブ・ホラーズ

1986年(LITTLE SHOP OF HORRORS)
監督: フランク・オズ
製作: デヴィッド・ゲフィン
脚本: ハワード・アシュマン
ストーリー
根っからのグリーンのワル…わぁわぁ〜わぁ〜♪

貧民街(スキッド・ロウ)で生活するシーモア(リック・モラニス)は、なんとかここから抜け出したと思うムシュニク花屋の店員。
花屋は店長とシーモアそしてオードリー(エレン・グリーン)の3人で営まれていましたがお客はまったくなし、シダの葉1枚と売れません。
このまま閉店かと思われたのですが、ある年の9月23日の皆既日食のとき、宇宙からやってきた鉢植え植物をシーモアが発見してウィンドゥに飾ると、次々と不思議な植物を聞きにお客が来店、店は久しぶりの大繁盛になりました。

しかしオードリーIIと名づけられた植物はしだいに元気を失い枯れそうになります。あらゆることを試しても判らない、とシーモアがバラのとげに指先を怪我して口で吸ったときです。ちゅちゅっと音が聞こえてきました…なんとオードリーIIが欲しそうにこちらに向かってちゅちゅっとしているではありませんか!そう、この植物は人の生き血で育つ植物だったのです。

この変わった植物は新聞にラジオにと有名になり、店も儲かり始めました。
しかしその影にはシーモアの涙ぐましい苦労があったのです。彼の指はバンソコウでいっぱい…やがて大きく育ってきたオードリーIIはますます貪欲になってきます。
そしてある晩のこと、ついにオードリーIIはシーモアに言ったのです。「もっと食わせろ」と…人間を?と断るシーモアでしたが、おりしも向かいの家ではオードリーが付き合っている歯医者のオリン(スティーヴ・マーティン)に暴力をふるわれているのを目撃し、彼女を救うためにオリンをエサにしようと考えたのですか…。

映画レビュー
オススメホラーをコメディ&ミュージカル仕立てにした傑作、1960年にロジャー・コーマンが作った「リトル・ショップ・オブ・ホラーズ」をミュージカル化して大当たりとなった舞台劇の映画化です。
当然のことながら随所に音楽がちりばめられていますが、全てがいいテンポで物語は進みます。オードリーIIたちが歌うシーンはコメディなのかホラーなのか…もう…うーん、やっぱり怖いか!!

コメディ的にはオードリーIIとシーモアのかけあいが面白くって笑ってしまいます。
スペースボール」でも思ったのですが、リック・モラニスはやっぱりコメディが似合っていますね。
そのほかにも「あなたは人に痛みを与える天才よ」と言われて歯医者になったオリン…このシーンを観ていると歯医者さんにはもういけません。
今歯医者さんへいっている人は必見。(^^;

【一言いいたいコーナー】
・舞台ではラストで2人が食べられてしまうというアン・ハッピーエンドなのですが、映画では結末が違います。最初は舞台どおりの結末にしようとしたようなのですが、舞台は終わった時にアンコールで俳優が登場するためにあまり深刻にならないのですが、映画では死はそのまま心に残るために辞めたのだそうです。
・未公開はどちらかというとNG集のような感じでしたが、シーモアの夢や…なんとオードリーIIが繁殖して何体もがビルを襲うシーンなどがありました!!これは観たかったかも!!
・オリンの歯医者さんに来るお客の中にスペシャルゲストとしてマゾ患者にビル・マーレーが!コーマン版ではジャック・ニコルソンがこの役。
・オードリーIIは小さいときの仕草が可愛い、ぜひ1家に1鉢。

コメントとトラックバックをさせていただきました。
忘却エンドロール(宵乃さん)の「映画「リトルショップ・オブ・ホラーズ」観ました
posted by 白くじら at 09:45| Comment(4) | TrackBack(1) | ホラー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
白くじらさん、コメントありがとうございました。

舞台版はアンハッピー・エンドだったんですか。
ロジャー・コーマン版も未見なんですけど、このミュージカル版は確かに終盤失速する感じは否めませんね。
でもそれにもましてキャラクターが強烈だから好きなんですけど。
リック・モラニスは「ストリート・オブ・ファイヤー」のマネージャー役なんかも好きですね。
Posted by 5011 at 2006年05月23日 23:12
いらっしゃいませ、5011さん。

舞台を実際には観ておりませんが(^^;アンハッピーだったそうです。ハッピーエンドになった理由は上に書いてあるとおりですが、そういうラストもちょっと観たかったりして。

キャラクターが強烈なのはおっしゃるとおりですね。
スティーヴ・マーティン演じるオリンの行動には吃驚仰天でした。でもそこがこの作品の面白いところ。って。

「ストリート・オブ・ファイヤー」は未観です。リック・モラニスはなんだかコメディばかり観ているような気がします。(- -;
Posted by 白くじら at 2006年05月23日 23:23
久し振りに再見できました!
やっぱりこの作品を観るとウキウキしますね〜。ノリノリな音楽もサイコーです。
舞台版ではバッドエンドだったんですか〜。映画はハッピーエンドにしてくれてよかった!
オリジナルも一度観たはずなのに、ジャック・ニコルソンの役をサド歯医者と記憶違いしてました。まあどちらも強烈な役ですよね。
小さい頃のオードリーIIは本当に可愛いです。初めて野太い声で喋りだすシーンはギョっとしました(笑)
Posted by 宵乃 at 2012年06月18日 15:14
こんにちは、宵乃さん。

ノリがよくて好きな音楽がいっぱいです。
ホラーが苦手な人向けにもいいと思います。

モンスターであるオードリーIIが憎めない存在で、ラストのニヤリもいいですし、まだちっちゃくって血を強請るところなんてとても好きです。

オリジナルは昔一度観ただけなので、ちょっとレビューするには記憶が足りなくって、もう一度観ないといけないなぁと思ってます。

トラックバックありがとうございました。
こちらからもさせていただきました。
Posted by 白くじら at 2012年06月24日 17:10
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映画「リトルショップ・オブ・ホラーズ」観ました
Excerpt: 製作:アメリカ’86 原題:LITTLE SHOP OF HORRORS 監督:フランク・オズ ジャンル:★コメディ/ミュージカルNYスキッド・ロウ。花屋の主人に拾われ、こき使われていたシー..
Weblog: 忘却エンドロール
Tracked: 2012-06-18 15:06
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