監督:スティーヴン・スピルバーグ
製作:キャスリーン・ケネディ、ジェラルド・R・モーレン
原案:マイケル・クライトン
脚本:マイケル・クライトン、デイヴィッド・コープ
音楽:ジョン・ウィリアムス

もし現代に恐竜がよみがえったなら…。
南米にある孤島、今ここにホンモノの恐竜と触れ合うことができるテーマパークがオープンしようとしていました。
古生物学者であるグラント(サム・ニール)とサトラー(ローラ・ダーン)は発掘していたところをパークの設立者ハモンド(リチャード・アッテンボロー)に無理やり呼ばれ、数学者マルコム(ジェフ・ゴールドブラム)、保険屋と共に島に訪れました。
ハモンドは学者たちの立場から、ここが安全であることを証言してもらいたかったのです。
いつも骨から推測するしかなかった彼らにとって、生きている恐竜を生で見られる機会などあるはずもなく狂喜しますが、それと同時にグラントは恐竜たちの危険さにも気づくのでした。
一方、パークのプログラマーダドリーは外部の人間に恐竜のDNAを売る約束をし、自分が逃げるためにシステムをダウンさせてしまいます。それは単にコンピューターが落ちるというだけでなく、システムがほとんど機能しなくなり、恐るべきことに恐竜たちも柵から逃げ始め、ツアーに出ていたグラントとハモンドの孫たちを襲い始めたのです。
中でももっとも恐怖の対象であるTレックスは彼らを追い回し、ついには…。


今回の作品では脅威のCGにより数多くの恐竜が、縦横無尽に駆け巡り、まさに「生きている!」ということを実感させてくれ、画期的な作品となりました。これ以後、恐竜関係の作品が続いたことにも起因していますね。
有名なコップの水が振動するシーンからTレックスの登場、襲撃、そして孫たちを襲うラプトルのシーンは圧巻。
現在3作が作成され、どれも興行収入上位ですが、私はこの1作目が一番好きです。
パークという存在感、成功させたいというハモンドの思い、恐竜との出会いに喜ぶ学者と孫たち、それらを一転して恐怖のどん底に突き落としてしまうようなストーリーには、感動ありアクションありで手に汗握りました。
2作目「ロスト・ワールド」は戦闘シーンが主に、3作目にいたっては…うーん、残念です。(- -;;
【一言いいたいコーナー】
・恐竜たちは琥珀に封じ込められた古代の蚊の血からクローンとして作りあげられました。DNAの足りない部分はカエルのDNAを補うことによって解決…その結果、両生類となった恐竜たちは雌雄同性となりタマゴを生む結果に…絶対の自信をもってDNA改造をしてコントロールしていると豪語していたスタッフにも困ったものです。
・Tレックスが吠えるところで、ジュラシックパークの帯がひらひらと落ちてくるシーンはいい演出ですね。
・音楽を担当したジョン・ウィリアムスはもういろいろな映画音楽を担当していますが、実は本日UPしたレビュー「ポセイドン・アドベンチャー」もそうなのです。

1993年「ジュラシック・パーク」
1997年「ロスト・ワールド:ジュラシック・パーク」
2001年「ジュラシック・パーク3」
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