
製作国:オーストラリア
監督:ジョージ・ミラー
製作:バイロン・ケネディ
脚本:テリー・ヘイズ
音楽:ブライアン・メイ
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彼はどこで生き、どこに向かうのだろう。
何か判らない理由で2大国が戦い、世界中を火の海にしてしまいました。燃料はなくなり、人々はガソリンを求めて争い、そして死んで行きました。
黒のインターセプターを操るマックス(メル・ギブソン)もまた、ガソリンを狙う暴走族に襲われ撃退したところでした。しかし彼のインターセプターのガソリンも底をつきかけていました。
旅の途中、ハンドメイドのヘリのようなものをエサに、興味を持つ人間を毒蛇の罠で殺していたジャイロ・キャプテン(ブルース・スペンス)から、32キロ先に数千ガロンのガソリンがあることを教えられたマックスはその現場にやってきました。
そこはパッパガーロ(マイク・プレストン)を筆頭に、30人ほどの人間が立てこもる採掘場でした。
彼らはタンクローリーにガソリンを蓄えているようでした。周囲にはそのガソリンを狙って暴走族たちが…おりしも採掘場から4台の車が出て行きましたが、たちまち暴走族たちの餌食となってしまいました。
その中の1台が襲われた後マックスはまだ息のある男を助け、採掘場まで送りその代わりにガソリンをもらうことにするのでした。ところが採掘場でその男はマックスのことを言うこともなく死に、マックスの約束は反故されてしまったうえに囚われの身となってしまうのでした。
やがて残りの3台に乗っていた人間を人質に、ヒューマンガス率いる暴走族が姿を現し、採掘場を明け渡すように要求してきました。
ちょうどタンクローリーを引っ張るトレーラーを捜しにいこうとしていた面々、それがあれば彼らは3200キロ彼方の平和な世界へと行けると信じていたのです。
マックスは、来る途中発見したトレーラーのことを話し、自分を開放しインターセプターにガソリンをくれるのなら、単身取りに行ってくると持ちかけます。
そして彼はジャイロとともに、トレーラーを確保しに行くのでしたが…。

メル・ギブソンを一躍ヒーローの座に押し上げた「マッドマックス」第2弾です。あれから数年経っているようですが、残念ながらジェシーは亡くなっていました。ほとんど生きる気力を無くしかけているためかマックスは自分のことで精一杯のようです。
最初の場所でオルゴールを拾い、それを採掘場にいる野性力爆発の少年に渡すところなどは何か芽生えそうだったのですが、それすらも振りきり1人採掘場を後にしてしまうマックス、彼にはもう優しさはなくなってしまったのでしょうか。
インターセプターの最期、そして彼らに救われたマックスはトレーラーの運転手をかってでます。それはただ自分を守りたいだけ、それとも恩返し、それとも…。
やはりこの映画は壮絶なカーアクションに付きます。
さらに今回はジャイロ操るヘリからの攻撃もなかなかよかったです。特に最後のトレーラーと暴走族との戦い。トレーラーにまるで蟻のように群がる暴走族たちに、トレーラーを守る仲間は次々と倒れて行きます。とにかくアクションはマッドマックス、ここに健在という感じでした。
ただ今回は生き延びるためにというスタンスで、前作のような家族愛のようなものがほとんどありません。
こういうところで感動するといったシーンは薄れてしまったようです。
【一言いいたいコーナー】
・そういえば書くのを忘れていましたが犬はいい味を出していました。最初に笑ったのはマックスがドックフードを食べて与えたところでしょうか。もっと笑うのはキャプテンですけどね。

1979年「マッドマックス」
1981年「マッドマックス2 ロードウォーリァー」
1985年「マッドマックス3 サンダードーム」

嗚呼,魅惑の映画道+Σ(hiroさん)の「No764 マッドマックス2 2010年118」
サラウンドに嵌った男は他の事にも嵌ってます(笑)(take51さん)の「最近、見た映画「マッドマックス2」「デンジャラス・バディ」」
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【関連する記事】
すっかり荒廃世界にマッチしてる元警察官のマックス
が良かったです。決して正義漢でもないですしね。
カーアクションは健在でした!
この映画から多数の映画が影響受けてるのがわかります。
前作のジェシーと子供が襲われるシーンなんかから
来る家族愛そして復讐はパニッシャーとおんなじで
驚きました!
本当ですね。確かに元警官なのですが正義漢でもなかったですね。どっちかというと揉め事には突っ込まないタイプ。(^^; でも、一度いると決めたら命を懸けてもやり遂げるところが素晴らしいです。
この作品が、その後の映画や漫画などに与えた影響は大きかったと私も思います。
前回で描かれていた家族愛はなくなりましたが、その分アククション性は高まっていましたね。子供も出てきていましたけど、実にタフでしたし。(^^;
前作のような家族愛的な要素はなくて、
とにかく生き延びるのに必死!という感じでした。
そして遥かかなたにある楽園を目指、身を犠牲にして
頑張る皆の姿に感動したのでしょうか??
自分の記事を書きながら「???」だった要素が
白くじらさんの記事を見て、はっきりしてきた気がします。
ありがとうございます!!(^.^)
ある目的のために一致団結する姿は素晴らしいと思います。
自分たちのその先には「死」しかなくとも…最近はそういう作品が少なくなってきましたが、このようなアクションだけに見えても根底にある魂はなくしてはならないものだと思います。
「???」が解けてよかったと思います。(^^;
私も書き連ねているだけですから、今観たらまた変わるかも。(^o^)おっ