製作国:オーストラリア
監督:ジョージ・ミラー
製作:バイロン・ケネディ
脚本:テリー・ヘイズ
音楽:ブライアン・メイ
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戦いは片方が倒れるまでフェアに行われる。
近未来、あれから何年が経ったのでしょうか、らくだで旅をしていたマックス(メル・ギブソン)は空から襲いかかった略奪者の親子にらくだと荷物を奪われてしまいます。
やっとの思いでたどり着いたのはバーター(交換)タウン、彼はこの町で犯人を捜す替わりに24時間ここで働くことに…町の地下にはエネルギー工場があったのですが、なんとそのエネルギーは豚。豚のフンから作り出されるメタンガスでした。
町の支配者アウンティ(ティナ・ターナー)はマックスの腕にほれ込み、地下の支配者マスター・ブラスターの乗り物であるブラスターを倒すように命じます。ブラスターは筋肉、マスターは頭脳、小男のマスター(アンジェロ・ロシット)はブラスターの肩に乗り力と知恵で地下を支配し、アウンティに反抗を始めていたのです。
1対1で戦うことになるサンダードームで、マックスはブラスター(ポール・ラーソン)と戦うことになりました。しかし死闘の末倒したブラスターはまだ子供だったのです。殺すことを辞めたマックスにアウンティは怒り、運命のルーレットを回します。
その結果に従いマックスはバータータウンから、砂漠へと追放されてしまうのでした。
気を失ったマックスを助けたのは砂漠に住む子供たち、彼らは気づいたマックスをウォーカー機長と呼び、明日への大地へ連れて行ってと頼むのでしたが…。
メル・ギブソンの「マッドマックス」シリーズ第3弾です。これが最終作品となりましたが、この作品では前2作からがらりと雰囲気を変えています。
一番大きい変化はマックスが最後に少しくらいはありましたが…車に乗らないことでしょうか。2で黒のインターセプターも破壊されましたし…今回はなんとらくだがいいようです、はぅ。
さらに前半部分と後半の子供の世界との接点はほとんどなく、緊迫感も途中で途絶えてしまいそうです。
しかもマックスは今回状況に流れすぎ、かなりやむなく行動していたような気がします。あまり「マッド」という感じはありませんでした。
最後の列車での脱出は、状況的には2のタンクローリーでの脱出に似ていましたが、緊迫感もアクションも2の方が上でしょう。今回は同じ追ってくるにしてもギャグみたいになったりするシーンが多く、あまり怖くもないアクションに仕上がっていました。特に背中に変な面を背負っている、結構不死身な人、こういう人のギャグは観たくなかったですねぇ。(^^;
これは子供が多く出ている点からでもそうだと思うのですが今までの客層を広げようとしたのでしょうか。作品自体かなり子供向けになってしまったような気がします。娯楽作品には違いありませんが、マッドマックスの世界観が好きな人には残念ながら…といった作品でした。むむむ×5。
【一言いいたいコーナー】
・2では弾丸がなくて苦労していたのですが、今回はまたそういう制限はなくなったようです。(- -;
1979年「マッドマックス」
1981年「マッドマックス2 ロードウォーリァー」
1985年「マッドマックス3 サンダードーム」
サラウンドに嵌った男は他の事にも嵌ってます(笑)(take51さん)の「最近、見た映画「マッドマックス/サンダードーム」「レジェンド・オブ・ゾロ」」
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この作品の劇場公開時の事を想像すると、
ブーイングの嵐だったのでは??と思います(笑)
>これは子供が多く出ている点からでもそうだと思うのですが今までの客層を広げようとしたのでしょうか
インディージョーンズみたいでしたね(笑)
2とのギャップがあり過ぎてビックリしました、、(^▽^;)
監督もこの作品の事を後悔していて、最新作が
出来上がったでは?そう解釈してます(笑)
うーん、どうだったのでしょうね。
少なくとも観に行った人たちは、別の意味で度肝を抜かれたかも知れませんね。(^^;
そういえば、インディージョーンズも2作目は子供が出てきて…ちょっとわざとらしい演出が続いて…こちらも1作目がよかったですねぇ。
最新作!レビューしないといけませんねぇ。(@o@)