製作国:アメリカ
監督:デヴィッド・コープ
製作総指揮:エズラ・スワードロウ
製作:ギャヴィン・ポローン
原作:スティーヴン・キング
脚本:デヴィッド・コープ
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始まりは、ひとつの盗作疑惑だった。
ある夜、作家モート・レイニー(ジョニー・デップ)は、モーテルで妻エイミーとテッドとの浮気現場に踏み込みました。彼は現実を知り打ちのめされ、エイミーと別れて家を出るでした。
6ヵ月後、湖畔で執筆作業をしていたモートの前にミシシッピからやってきたジョン・シューター(ジョン・タートゥーロ)という黒帽子を被った男が姿を現します。
「おれの小説を盗んだ」
取り合おうとしないモートにシューターは彼が書いた原稿を置いて立ち去ります。
一度はゴミ箱に捨てたモートでしたが、手伝いの女性がテーブルに置いたために中身を読んでしまいます。そこに書かれていたのは「種まきの季節[ジョン・シューター作]」…驚いたことに内容は彼が1994年に書いた「秘密の窓」とあまりにも酷似していました。
しかし再び現れたシューターから、彼の執筆よりも前にモートが書いたことが判ります。これでは逆では?とたずねるモートにシューターはそんなはずはないと言い張ります。そして証拠があるなら発刊されたという、1995年6月号を3日以内に持ってこいと言うのでした。
そしてその夜から謎の事件が…愛犬チコが彼のドライバーで殺され、本が置いてあるエイミーの家は全焼…モートは浮気相手テッドの仕業ではと疑いはじめますが、その間にも、証拠を握るものたちは殺され…。
久しぶりのキング作品です。彼が小説家を主人公にしたものには「シャイニング」「ミザリー」「ダーク・ハーフ」があります。
この作品の骨格にあるのはその内の1つ「ダーク・ハーフ」と酷似しており、そのためかまさかと思いながらも違う筋を想像してしまいました。結果的には肉体と精神的な違いはあるものの人間の奥底に棲んでいるどす黒いものが現れる同じようなストーリーになっていてまさかリメイク?と思ってしまいました。(^^;
主人公モート役のジョニー・デップの作品はこれまでにも結構観ているのですが、なぜかどれ一つとっても同じ人とは思っていなかったという…私にとっては珍しい役者さんです。いつも新鮮な演技を見せてくれるのが楽しみで、過去の役とかぶらないんですよね…ってホントにいいのかそれでー。
この作品でもかなりだらしのない作家を演じているのですが、しだいに真相が判るに連れての様子がよく演じられていてよかったと思います。ラストシーンなんて逆に怖かったですねぇ。
結局モートの心の奥には以前の盗作事件がずーと残っており、表向きには決着がついたもののその罪の意識からは逃げることができなかったのでしょうね。
さてこの問題の小説で効果的に使われているのが、キングものでは何かと問題なトウモロコシですね。
これによってエイミーたちがどうなったのかということと、あのラストシーンで締めるのは憎い演出でしょう。ちなみに未公開シーンではこれでは判りにくいのかと根っこの方の映像があったりします。視覚的にも断定されるので怖いですが、私はこの無い方がより怖いと思いました。でもキングの映画なら根っこかなー、って思ったりして。
【一言いいたいコーナー】
・この結末は原作とはかなり違うようです。なんでもモートとシューターがつかみあっているのを目撃していたり…となるとますます。(^^;
未公開1:これは上にも書いた根っこのとこ、もう1つのラストですね。
未公開2:エイミーの家に火をつける犯人の素顔がはっきりと…。
未公開3:雑貨屋に入る前に犬(?)の糞を踏むモート。店内でも臭かったようです。
ジョニーからの伝言(hiroさん)の「シークレットウインドウ SECRET WINDOW」
★YUKAの気ままな有閑日記★(由香さん)の「シークレット・ウインドウ」
子育て 時々 映画(マミイさん)の「売れっ子作家の悲劇」
こわいものみたさ(とらさん)の「シークレット ウインドウ」
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監督が真面目に作り過ぎてるのかな。
個人的にはティモシー・ハットンもジェームス・カーンもジョニー・デップもみんな作家に見えないってところがキング作品らしいかなと思ったりしやす。
そうですねぇ、この作品のオチは結構ストレートでしたね。
もう少しひねってもよかったかもしれません。
ただ最後のトウモロコシのシーンはなんとも言えず、よかったです。(^^;
あはは、作家に見えませんでしたか。
皆さん変わった人でしたからねぇ。ひょっとして作家って意外とそういう人が多い?
何気にってかミーハーなのでジョニー・デップって事とサスペンスって事で見ましたよ〜
ジョニーは本当、器用な役者さんですよね。
確かに最後まで観ないうちオチ分かっちゃったけれど、それまでは結構ドキドキして観てました(^^ゞあれ観てしばらくトウモロコシは食べたくなくなったな〜
高評価な作品ではなかったけれど、私は結構面白いと思いました♪
私もDVDを持ってます。(^^)/
ジョニー・デップはホント器用、どんな役でもソツなくこなしているのではないでしょうか。しかもほかの主演映画の雰囲気を開示させずに。
ただ私はジョニーだから…ではなくキングだったから…で観てしまいました。(^^;
いい栄養のトウロモコシのようでした。
未公開フィルムにはその栄養がキッチリと描かれていたりして、こっちの方がキングっぽいように気はするのですが、サスペンスとしては公開されたほうかな。
最初に「ダーク・ハーフ」を観ていなかったらもっと評価を上げていたと思います。(_ _)ちょっと残念
「ダークハーフ」は,観てないのでなんとも言えないのですが、「シークレット・ウインドウ」に限って言えば
原作の3D化に失敗しているという感じがしますね。
2Dだから成り立ったトリック。
日本のミステリー作家にも,たくさんいますね 誌面だから読者を騙せたんでしょうって言いたくなる人が
今は,そう思ってます。
原作ではモートとシューターがいがみ合っているシーンを第三者が目撃するシーンもあるようなので、これは騙されて仕方が無いのかもしれませんね。
今回の映画化ではそういうシーンは残念ながらなかったので、割と容易にネタバレになったのかな。
ミステリーなどの推理モノで、ネタに気付いてしまうほど面白くないものはありませんからねぇ。(^^;
トラックバックありがとうございました。
これもDVDレンタルで借りてきて見ました。
何かのDVDを見ていた時、オマケ(?)の映画情報で入っていて、ジョニー・デップが出ているみたいだし、面白そう・・・と思って借りてきました。キング監督というのも、皆さんのようによく知らなくて・・・すみません(^^;A
ジョニー・デップのことは、『パイレーツオブカリビアン2』が公開する時に来日したこと(『学校へ行こう!』の番組)で知りました。
素顔のジョニー・デップは、なかなか好感が持てたので好きになりましたが、『パイレーツオブカリビアン』の時と今回の『シークレットウィンドウ』と雰囲気が全然違うような・・・
『チャーリーとチョコレート工場』では、ジョニー・デップが、何処に出ているのか最後まで分からなかったというお馬鹿な私です・・・(^^;;
そう思うと、「役になりきっていて凄いなぁ」と思います。
私は、皆さんのように途中でオチが分かっちゃった・・・ということはなく、最後まで全然分かりませんでした。(^^;A
結末を知った時、「ぐわぁ〜〜〜!そうだったのかぁ〜〜〜!!」と、してやられた!と思いました。
『モートとシューターがいがみ合っているシーンを第三者が目撃するシーン』は、DVDレンタルで見た時はあったのですが、映画の時はなかったのですね?
最後のシーンが何かゾクッとさせられました。
いい栄養のトウロモコシ、どんな味がしたのでしょうか・・・
日本でも「桜の樹の下には・・・」という話(?)がありますよね。
あ〜、コワイ、コワイ!(>_<)
キングはホラー作家の第一人者ですが、映画になったときにはB級が非常に多いのです。
有名なものとしては「グリーンマイル」「ショーシャンクの空に」「スタンド・バイ・ミー」などが一般(?)の方にも有名です。ホラーとしては「キャリー」「シャイニング」「ペット・セメタリー」とかかな。
ジョニー・デップは私も驚いているのですが、その作品にあった人物を演じており、それぞれの作品間の面影が(少なくとも私には)まったく感じられないという特異な俳優ですね。
それがいいことなのか悪いことなのかはわかりませんが、少なくとも私にとっては前者、どれもハマリ役と言ってもいいと思います。
私にオチというか謎が推測できたのはキングには「ダーク・ハーフ」という、やはり同じ小説家の作品があって、筋がよく似ていたからなのです。(^^;
あの最後のオチのトウモロコシは、怖い演出の一つでしたね。
日本での「桜の木の下に…」というのは私も聞いたことがあるのですが、これまた美しいにも関わらず、恐ろしいことです。漫画では「エイリアン通り」で扱われていたりもしていましたよ。
先日密かにジョニー祭を開いていた時に感想を書きました。(海賊映画を心待ちにして浮かれていた時です・号泣)
ストーリーは退屈なのですが、ジョニーの演技が素晴らしかったと思います。
つまらない・・・と感じたストーリーも、何回も鑑賞すると面白いように感じてきたので、先日原作を読みました。
原作と映画では最後が違うんですね〜今原作の感想も書いているのですが、原作通りに演じたジョニーも観たかったなぁ〜と思っています。
ジョニー・デップの変わり様は観ていて驚いて、あとで場面場面を観てしまいました。
ぼーと観ていると経緯が判りにくいのですが、ちゃんと変わっていてびっくり。
いい演技でしたね。
原作は読んだことがなくって、その部分は知り合いに教えていただきました。で原作も読んでみたいのですが、なかなか本を読む機会がなくって。(- -;;
トラックバックありがとうございました。
こちらからもさせていただきます。
反映されていないようなのでもう一度書きます。
トウモロコシ畑は私もはっきりと映さない本編の方が好きです。
こっちの方が想像力をかきたてられてゾクゾクします。
TBありがとうございました。
こちらからもお願いいたします。
朝には入っておりませんでしたので、何かエラーか何か発生したのかもしれませんね。
コメントは承認作業をしていないので、そのまま入らなければ何か起こったのかも。(?_?)
トウモロコシはホントですね。
現実的にはそうであっても、やはりはっきりと写らない方が想像力がかきられてよかったですね。
それにしても、あの栄養を吸って育ったトウモロコシにかぶりつくのは、ぞくぞくっとしますねぇ。
トラックバックありがとうございました。