製作国:アメリカ
監督:ロン・アンダーウッド
製作総指揮:ゲイル・アン・ハード
製作:ブレント・マドック
原作:S・S・ウィルソン
脚本:S・S・ウィルソン
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サコイド、スネークオイズ…いや、グラボイズだ!
砂漠地帯にあるパーフェクション市は人口わずか14人。
住人であるアール(フレッド・ウォード)とバル(ケヴィン・ベーコン)の仕事はゴミ掃除…その日暮らしの2人はいつも喧嘩ばかりしていましたが、実はいいコンビ。
いいかげんここの暮らしにも嫌気がさし、ビクスビーの街に引っ越すことに決めました。
たいしてない荷物をトラックに積み込み出発したのですが、途中鉄塔に登っているエドガーを発見します。
声をかけても返事もなく不安になった2人は、様子を見るために鉄塔に昇りますが、エドガーはすでにこときれていました。
あわてて町に引き返す2人…エドガーはなんと脱水症状で死んでいました。しかも3、4日は経っているということ…つまり彼は4日間も鉄塔から降りられなかったことに…なぜそんなことに。
そのころ近くのフレッドの農場でも異変が…。
2人は今度こそはとビクスビーの街へ…しかし今度はフレッドの農場でヤギたちらしい肉塊が散乱しているのを目撃、そしてフレッドも…やむなく2人は途中で工事をしていた人間にも知らせ町に戻ります。
しかし電話は不通、こうなってはまた車を使うしか方法がありません。ところがさっきまで通れていた工事現場で岩崩れが…しかも血にまみれたヘルメットが…慌てて戻ろうとしますが誤ってバックで山すそにどーん!
何かに引っかかったような感じでしたが無理やり発進、そのまま町に向かいました。
到着してびっくり、車に後ろのシャフトには、太い蛇のような生き物が巻きついているではありませんか…途中でちぎれているところをみるともっと長いのでしょうか。
電話も道路も不通、残る手は馬…馬に乗れるものがビクスビーへ知らせに行くことに…つまりまたしても二人が行くことになりましたが、その途中、馬が何かに襲われます。あの蛇です。
馬の足に噛みつき倒してしまったのです。バルがライフルで撃ち殺したとき、2人の地面が盛り上がり巨大な生物が姿を現しました。その口から無数の蛇が…蛇はまるでその生物の舌か触覚のようでした。
2人は一目散に走り出し、謎の生物は一声唸ると地面に潜りました。
恐ろしいことにその速度は死に物狂いで走る2人のそれに匹敵する速度でした!
あわや追いつかれる寸前、砂漠に走る側溝(?)が現れ、2人は大ジャンプ!っと失敗して向こうの壁にぶつかり滑り落ちますが、謎の生物は地面の中から溝のコンクリートに激突して絶命してしまいます。
やれやれと安堵のため息を漏らす2人の上から「どうしたの」と女性の声が…それはこの砂漠で地震の調査をしている大学生のロンダでした。
3人は謎の生物を掘り起こし、生物には目がない完全な地底生物であること、体表にあるとげを振動させることによって地中を移動することを突き止めます。
ロンダの言う不可思議な振動はどうやらこの生物が移動しているときに発生するもののようでした。ということは…とロンダは愕然としていいました。「この生物はあと3体いる」と…そしてまさにその1体が彼らをめがけて来ていました。
彼らは砂漠に点在する岩に逃げることによって難を逃れました。どうやら地表近くの柔らかい地面は潜れても硬い岩には潜れないようでした。彼らは岩を跳び移りながらなんとかロンダの車へ…一路町へと引き返すのでした。
3人の必死の説明でもとても信じられない住民たちでしたが…外での子供の叫び声がそんな考えを飛ばしてしまいます。
そう、彼らが町にやってきたのです!
1989年「トレマーズ」
1995年「トレマーズ2」
2001年「トレマーズ3」
2004年「トレマーズ4」
2015年「トレマーズ5 ブラッドライン」
2018年「トレマーズ6 コールドヘル」
まさに地上のジョーズといった感じの作品でした。
この地底からの恐怖、振動をキャッチし地面を盛り上げながら迫り来る生物の登場は、すばらしいの一言につきるでしょう。
巨大な体で、その口からは蛇のような無数の触手を出し、獲物を求めて地上に現れます。
決して無敵ではなく、視覚が悪く、音を探知して敵を探るといった欠点もあるため、地上にいる人間の方もただ逃げるだけでなく、それ相応の対策を練ることができます。しかしそれをさらに上回るグラボイズの知恵。
一風変わってはいますが、私は決してB級でもC級でもなく、十分楽しめる作品に仕上がっていると思います。
アールとバルのコンビも笑わせてくれますが、それに輪をかけているのがミリタリーマニアのバーグ(マイケル・グロス)夫妻でした。地下室の攻防は圧巻です。
ちなみにグラボイズと名前は雑貨屋の主人ウォルター(ヴィクター・ウォン)が付けた名前ですが、いわれなどはさっぱり判りません。本人が死んでしまったので。(T T)
「名前なんかどうでもいい!」主人公談
【一言いいたいコーナー】
・このシリーズはさらにグラボイズが進化する2、3へと続き、さらに昔話である4が作られています。ひょっとしてこの調子でどんどん作られるのでしょうか。(^^;
Somebody Help Me(キントさん)の「TREMORS #101」
こわいものみたさ(とら次郎さん)の「トレマーズ」
RETRAの奇妙な映画館(りとらさん)の「トレマーズ Tremors (1989年)」
あのイモムシから逃げて屋根に上る住民が、まだ怪物を知らない住民に危険を知らせようと悪戦苦闘したり^^
撮影的には、単に役者を屋根に上げて揺すってるだけの筈なんですが、この臨場感は一体何なんでしょう?
バーグさんが象撃ちの銃を取り出した時は大爆笑でした。
この夫婦は未知の怪物相手にも負けてません!
よくB級って言われるのですが、この1作目はよくできていたと思っています。
同じように名作って思っている人がいることは嬉しいです。
確かに撮影的には建物を揺すっているのでしょうね。(^^;
地面や板などが盛り上がりつつ迫ってきたりするところもよかったです。
バーグ夫妻はとんでもないガンマニアでした。
あの地下室に飛び込んだグラボイズは不運としかいいようがありませんね。(- -)なむなむ
『トレマーズ3』 の続きとなるTVシリーズ 『TREMORS』 の紹介を始めたのでTBさせて頂きました。
もし興味がお有りでしたら、覗きに来てみて下さいませ。
おお、トレマーズがTVシリーズになったんですね。
これはなんだかうれしいです。やっぱり人気があるんですねぇ。
さっそくお邪魔させていただきます。
トラックバックもありがとうございました。
なんといっても、二人のコンビが面白く、やり取りが観ていて笑えますよね。
ホラー映画とは言えない作品でした。
店主がつけた名前って、『グラボイズ』でしたっけ?
忘れちゃっていました。
ちなみに、私は1作目しか観ていないのですが、続編は面白いのですか?
はい、私も名作だと思います。
この後の話では「グラボイズ」という名称が頻繁に出ていたと思います。
シリーズとしてはあと3話あります。2、3がその後の話として作られていて、4は過去の話になっています。
面白さ的には、1、4、2、3って感じでしょうか。(^^)
4は1の町の昔の話なので、1を覚えているうちに観るとより面白いと思います。
(^O^)
ケビンベーコンも好きなので、これは何度も見ました〜。
(・-・)(。_。)(・-・)(。_。)ウンウン名作だと思います。
また、見たいです。
「死霊のはらわた」のレビューは、冒頭部分が怖かったです・・・(;^_^A アセアセ…
うんうん、これは名作ですよねぇ。
私はこれでケビンベーコンが好きになってしまいました。
その後、13日の金曜日にも出ているという事で、さらにびっくりでした。(^^;
「死霊のはらわた」…ジャケ写かな。
時々これをトップに挙げていてもいいのだろうかって思うことがあります。が…思うだけです。(^^; おい