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2011年04月02日

昆虫怪獣の襲来

宇宙放射線が飛び交う真空の世界から
昆虫怪獣の襲来 [DVD]
1958年(Monster From Green Hell)製作国:アメリカ
監督:ケネス・G・クレイン原作:
製作:アル・ジンバリスト製作総指揮:ジャック・J・グロス、フィリップ・N・クラスニ
脚本:エンドレ・ボーム、ルイス・ヴィッテス撮影:レイ・フリン
音楽: アルバート・グラッサー amazon.co.jpで詳細を見る。

ストーリー
モノクロブレイディ博士(ジム・デイヴィス)とモーガン博士(ロバート・グリフィン)は、宇宙開発の一環として空気のない世界でどう生きていけるのか、いろいろな動物モルモットをロケットで打ち上げることによって実験を行っていました。
ところがその内の第2ロケットが故障しアフリカ沿岸へと落下してしまいます。

半年後…休火山のある「緑の地獄」と呼ばれる地帯で巨大な怪物に人が襲われる事件が発生します。
ドクターローレンツ(ウラジミール・ソコロフ)は神経性の毒が死因であることを突き止め、村人たちの迷信を打ち破るべく調査に出るのでした。
Number661一方、ニュースでその事件を知ったブレイディ、モーガン博士は、ロケットに積んでいたスズメバチが、予想外の宇宙放射線を浴びたために突然変異を起こしたのではないかと考え現地へ向かうことに…しかし、ときすでに遅く、彼らが現地へたどり着いたときには、ドクターは巨大なスズメバチに襲われ絶命!残された娘ローナ(ロバート・グリフィン)や助手(?)のアロビ(ジョエル・フリューレン)と共にスズメバチの探索に向かうのでしたが…。

(C)MCMLVI BY GROSS-KRASNE, INC

映画レビュー
とほっ…宇宙放射線による突然変異を扱った作品です。
今回の動物はスズメバチという珍しい題材です。いったいどういう生態を調べたかったのかは謎です。(^^;
とにかく怪物との遭遇がメインだというのに、1ヵ月も陸路を歩き、その行程をだらだらと演出するなんてどこか間違っているような気がします。現地人との戦いのモブシーンはかなりのエキストラが登場して迫力もあるんですけど、あとの伏線にも何もなくって、ざくっとナレーションで説明をして、もっと怪物との接点に重点を置いて欲しかったように思えます。

Number660【ここがいい!】
・あまりスズメバチには見えない巨大昆虫でしたが、ストップモーションの特撮ではなく、実物大のモデルを使用しているらしく、あまり違和感がない部分も多かったです。同じようなシーンが多かったのは残念です。
・巨大蛇との戦いなどの見せ場があるのもいいです。

【ここは問題かな?】
・事件発覚まで半年、現地に到着するまでなんと徒歩で1ヵ月以上、さらにそこから「緑の地獄」へ向かうのに一週間以上って…時間がかかりすぎです。
・休火山の説明があった時点でラストの予想がつくのには困ったものです。最後はなんとかまとめようと各人が一言ずつ言いますが、あまり説得力はありません。
・作品解説がなぜか「人食いアメーバーの恐怖2」の解説みたいです(どうやら初回ロットの一部にミスがあったようです)。

【一言いいたいコーナー】
・まず事件発覚に半年かかっている点ですが、これはいったいどういうことなのでしょうか。落下地点まで「物凄くアバウトなコンピューター」で割り出したというのに、調査しなかったのでしょうか?
・ロケット発射もアバウトすぎ。「ロケット発射だ」「30秒前」「5、4、3…」…早すぎだって!!
Number661・洞窟で爆弾の上に爆弾を投げるってどういうこと!
・2人の博士、ちょっとは責任感じてください!

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posted by 白くじら at 23:06| Comment(0) | TrackBack(0) | モンスター | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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