
製作国:アメリカ
監督:スティーヴン・ソマーズ
製作総指揮:ボブ・ダクセイ
製作:ショーン・ダニエル
脚本:スティーヴン・ソマーズ
撮影:エイドリアン・ビドル
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俺は西から来た狩人、捜しモノはこの俺だ。
紀元前3067年エジプトのテーベ…世界征服を狙うスコーピオン・キング(ザ・ロック)は彼の軍勢を使って襲いかかってきました。
戦いは7年間続き、彼と彼の軍勢は聖なる砂漠へと追いはらわれました。
1人、また1人と倒れて行き、ついにスコーピオン・キングだけになりました。
死を覚悟した彼は自分の魂をアヌビス神に捧げる代わりに助けて欲しいと願い、アヌビスはそれを受け入れました。
たちまち砂漠に緑が多い茂り、これがアム・シェアーのオアシスとなりました。
アヌビスはスコーピオン・キングに彼の軍を与え、ついにスコーピオン・キングは戦いに勝ったのでした。
しかしそれ以後彼は…。
1933年、テーベの遺跡で発掘作業をしていたオコーネル(ブレンダン・フレイザー)とエヴリン(レイチェル・ワイズ)は、秘密の部屋の前で立ち往生をしていました。
そのときエヴリンにその扉を開けている幻影が映ります。
彼女がその通りに壁を操作するとなんと扉が開いたではありませんか。不思議がる2人…そこにあったのはスコーピオンを象ったアヌビスの腕輪でした。
それを取ったとき、お決まりの遺跡の崩壊が始まりました。決して盗賊を逃さない水の罠が彼らを襲います。
しかし別行動をしていた彼らの8歳の息子アレックス(フレディ・ボース)の、母親譲りの石柱ドミノ倒しのおかげで九死に一生を得た2人は、秘宝を手に入れロンドンへと戻るのでした。
時を同じくしてハムナプトラでも発掘作業が行われていました。
作業を行っていた謎の集団は恐るべきことにイムホテップ(アーノルド・ヴォスルー)を発掘していたのです。
その発掘リーダーの影から現れる謎の美女、彼女の顔はまるでアナクスナムン(パトリシア・ヴェラスケス)…。
ロンドンに戻ったオコーネルたちを待っていたのは謎の集団…彼らはアヌビスの腕輪を執拗に狙ってきますが、腕輪はアレックスが誤って身につけていました。
その腕輪にはまるでホログラムのようにアム・シェアーの黄金のピラミッドの位置を知らせる一種のコンパスになっていたのです。
そのピラミッドに眠る者こそ伝説のスコーピオン・キング…彼を倒した者こそがアヌビスの軍を使いキングを黄泉の世界へと送り、またアヌビスの軍勢を操ることができるのです。
そしてキングを倒せるものこそがイムホテップ、その人だったのです。
黒の書でロンドンに蘇ったイムホテップは配下のミイラたちを使い腕輪奪回を図ります。
2階建てバスでの激しい戦いの末、オコーネルたちはミイラたちを倒しましたがその隙にアレックスがさらわれてしまいました。
オコーネルは、エヴリン、ジョナサン(ジョン・ハナー)、アーデス・ベイ(オーディド・フェール)、そして気球船を持つイージー(ショーン・パークス)とともにピラミッドに向かったイムホテップを追うのでした。
そこにはスコーピオン・キングだけでなく、エヴリンの前世の謎もまた眠っているのでした。

1999年「ハムナプトラ 失われた砂漠の都」
2001年「ハムナプトラ2 黄金のピラミッド」

衝撃の1作目「ハムナプトラ 失われた砂漠の都」の事件から7年後…なぜか8歳のアレックスがオコーネルとエヴリンの間にいます。どういうこと?
1923年が発端の年でこの事件が1933年…これだと8歳の子供がいても全然問題ないのですが、オコーネルとエヴリンが出会ったのは3年後の1926年なんですよね…うーん、ひょっとしてオコーネルの子じゃない!!?というのは置いておきましょう。(^^;
今回の作品は1作目を踏襲したアクション(謎系はないに等しいです)とイムホテップに加えてこの謎の息子の活躍、前世の記憶を持っているエヴリンとアナクスナムンとの戦い(急にこんな設定を追加してもらってもねぇ)など多すぎて、全体的に主人公の影も薄くなってしまっていて、それが結局全体的に中途半端な感じを受けてしまいます。
子供の活躍や女性2人の古代の刀剣、ラストのスコーピオン・キングの造型など、それぞれターゲットとしている者が違うのではないでしょうか。
それにしてもスコーピオン・キング…これはやりすぎでは、かなり興ざめしてしまいました。
1に輪をかけてアナクスナムンなイムホテップの弱さもあまりみたくなかったです。やっぱりあの人は邪悪になっていて欲しかったです。
全編通して迫力があるのにかみ合っていなかったのは残念至極、この中でのお気に入りはバスの骸骨戦、アヌビス戦くらいでしょうか。うーん、まるでインディの2作目を観た時のような感じでした。(^^;
これはいわゆる何も考えてはいけない娯楽作品として観ましょう!
【一言いいたいコーナー】
・気球船…ロケット使ったときには上に逃げてくださいよ。(^^;
・その後スコーピオン・キングを主人公とした作品が1本作られています。

子育て 時々 映画(マミイさん)の「スケールアップ!」
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>これはいわゆる何も考えてはいけない娯楽作品として観ましょう!
ホント、インディ・ジョーンズとどことなくかぶる作品でしたね。
私は「魔宮の伝説」も好きなので、この作品もツボでした。
あの出番の少なさでスコーピオン・キングの映画を
新たに撮ってしまうのがビックリでした。
(とはいえ、ザ・ロックファンとしては嬉しい限りなのですが。)
生身のザ・ロックがよかったので
ラストのあの姿には驚き&ガッカリでした(>_<)
ここまで冒険モノにするとインディシリーズと被ってますが、冒険モノは大好きですからねぇ。(^^;
魔宮も好きではあるんですけど、子供が出ていたこともあって少し対象年齢を下げたのではないかと思いました。
製作者がスコーピオン・キングには思い入れがあったんでしょうかねぇ。
スピンオフは世界観が広がるので好きですが、ちょっと別物っぽかったですね。(^^)
私も生身のザ・ロックの方がいいと思いました。あのCGには絶句でした。
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