
製作国:アメリカ
監督:ジョン・マクティアナン
製作総指揮:チャールズ・ゴードン
製作:ローレンス・ゴードン
原作:ロデリック・ソープ
脚本:ジェブ・スチュアート
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ちくしょう、なんだってこんなことに!
クリスマスイブ…ニューヨークから空港に降り立った警察官のジョン・マクレーン(ブルース・ウィリス)は、空港まで迎えに来ていたアーガイルのリムジンでナカトミビルへと向かいました。
ナカトミビルではハイテク超高層ビルの完成の祝いと、クリスマスパーティが行われていました。
ジョンの妻のホリーはここでミスと偽って(社長とかは知っていたようですが)働いていました。ジョンとホリーは両者が相手を立てないために、今ひとつうまくいっていません。
ジョンはパーティに出たあと、ホーリーの部屋で旅の疲れを落とし、機中で隣の男性に教えてもらった飛行機嫌いを治す方法、裸足で絨毯を歩く方法を試して毒づいていました。
そんなとき、用意周到に準備をしていた13人の武装テロリストたちがビルを占拠、ナカトミの独占に鉄槌を下す!と30階にいた人たちは全員人質に…いや、1人だけ、そうジョンだけが部屋から非常階段に逃げ出していました。
持っていた武器は自分の拳銃のみ…。
テロリストのリーダーハンス(アラン・リックマン)はタカギ社長から金庫のキーワードを聞きだそうとしますが、どうしても白状しない社長は殺され、パスワード解除のためにつれてきていたテオに全てを任せました。
そう…彼らはテロではなく金庫の6億4千万ドル相当の債権が目的の、ただの強盗集団だったのです。
一方ジョンは別の階で火災報知機を鳴らし外部の援護を期待しますが、それはすぐに誤報だと伝えられます。
しかし調べにきた犯人を逆に倒し、彼らの無線を奪取、無線を通じて助けを求めます。イタズラだと思われつつも連絡を受けた近くの巡査長パウエルは、パトカーでナカトミ・ビルに向かいます。
パウエルが入り口の受付員(もちろん犯人の1人)と話をしていたとき、ジョンは再び犯人たちと戦っていました。
そして…何事もなく立ち去ろうとして、パトカーに乗ろうとしたパウエルの目の前に犯人の1人が落下!叫びを上げる彼をビルからの銃弾が襲います。
命からがら逃げ出すパトカーを見ながらジョンは言います。
「援軍をまっているぜ」

1988年「ダイ・ハード」
1990年「ダイ・ハード2」
1995年「ダイ・ハード3」


追い回されるわ、落下するわ、引きずられるわ、ガラスの床を裸足で逃げないとだめだわともう大変、しかも自ら望んだことでもなく…ともう血だらけになりながら、ぼやきながらも体当たりで犯人たちと戦う姿は手に汗を握ります。
あの白いランニングもう凄まじく色が…彼の身に降りかかった災難が色となって現されていました。
これらの影には緻密な計算による状況設定がありました。この作品ではちょっとしたアイテムやセリフが大きな意味を持ち、あとあとになって「ああ、そういえば!」と思わせてくれる場所が多いのです。やっぱりよくできていましたね。
さて、彼の足を引っ張るのはこの閉鎖されたビルという状況だけでなく、人質の身勝手な行動、警察たち、FBI、TV局とホントにもう動くなーって感じかも…特にTV局のレポーター、むむむー、ホリーの一発は当然です!!
こんな四面楚歌の中、無線相手の巡査長パウエルだけが彼の行動に理解を示してくれていて、一番ホッとする人でした。彼も過去のしがらみを拭い去ることができてよかったですね。
【一言いいたいコーナー】
・「ダイ・ハード」シリーズはこの後、やっぱりクリスマスに飛行場で災難に見舞われる2、そして…うーんの3があります。一番楽しめたのはコレかな。
・ガラスの破片を抜くところは痛い痛い!!このどうして裸足で行動するは目になったのか、その理由が序盤にあるのですが、まさかここまで引きずってしまう伏線になってしまうとは驚きです。

móna(ARIAさん)の「ダイ・ハード」
sailor's tale(starlessさん)の「ダイ・ハード」
5011しねま・のーと(5011さん)の「これぞ小物だ!ポール・グリースン」
晴れたらいいね〜(ちゃぴちゃぴさん)の「ダイ・ハード」
ゆず豆的シネマ鑑賞記(ゆず豆さん)の「No.958 『ダイ・ハード』」
忘却エンドロール(宵乃さん)の「映画「ダイ・ハード」観ました」
【関連する記事】
リポーターのウィリアム・アザートンの他にも、能無しの現場仕切る刑事(?)のポール・グリースンとかFBIのロバート・ダヴィも変なやつだった。
関係ないけどレジナルド・ベルジョンソンだって名前が変だ。
『ナカトミ・ビル』ってのもいそうでなかなかいない日本人の名前だし…。
なんだかPART4があるような話もあるらしいですけど、もうお腹いっぱいですね。
そうですね。なんだかあくの強い連中ばかりでした。それでいて、競合しつつちゃんとまとめ上げられているのは凄いことですね。
パート4.0は、どうなんでしょうねぇ。
この体当たりの役柄を演じることができるのでしょうか。これは「インディー・ジョーンズ」の4にも言えることですが、役者さんのことを心配してしまいます。(- -)
周辺のキャラクターもわかりやすくて良かったですね。
個人的にはFBIの二人組がお気に入りです。
撃墜されて笑われるFBIなんて彼らくらいのものですよ。
そうですね。
周囲の人間では私はやっぱりパウエル巡査長でしょうか。
無能な上司に困りつつもなかなか頑張っていました。(^^;
後で出てきたFBIもテキパキとしていましたが、マクレーンとはかみ合わず、返って外の敵といった感があって面白かったです。
もう動くなーって感じなんですけどね。(^^;;
ちょっと忙しくTB返しもしていなかったみたいですね(T_T)
何気にまた観たくなってしまいました(^^)
私的にはあのリムジンの運転手さんも密かなツボでしたの。
笑えるところもあり、アクションもあり、ホロッと感動するところもあり、大満足な作品でしたね♪
そうそう・・
狼さんからの伝言で(忙しいみたいで)TBが反映されなかったのは承認制にしているからだそうで(^^ゞ
心配おかけしました〜(~o~)
(因みに私のところもそうなので、これからTBする事があって反映されなくても心配しないでくださいね♪)
お二人ともかなりお忙しいようですね。(_ _)
ダイハードは私も何度も観ています。やっぱりそれだけよくできているということでしょうか。何度観ても飽きないと言うのは凄いことですね。
リムジンの運転手もいいところを持っていっていましたね。
直接は関係ありませんでしたが、これまたいい脇役でした。
狼さんのところが承認制だというのは以前「猿の惑星」をトラックバックしたときに教えてもらっていたのですが、同時にトラックバックしたARIAさんも駄目だったので…ということでしたか。
次回から気を付けます。(^^)/ わざわざありがとうございました。
そうそう、本来味方のはずの人たちまで、実に見事に足を引っ張ってくれてましたよね〜。
リムジンの運転手も、面白かったですけど。
TV局の使い方も、足を引っ張る方にもってくるとは、思いませんでした。
よくできてる映画です!
ブルース・ウィリスの銃を持つ姿は、いいなぁ〜。
そうですね、これを観ているとどんどんFBIが嫌いになっていきます。(^^) まぁ、あの状況では仕方がないのかもしれませんけど。
TV局のレポーターに一撃は、すっとしました。(^^;
ホント、銃を構えるシーンは各作品共通ですが、やっぱりいいですね!
トラックバックありがとうございました。
おぉーー、2006年の記事なんですね。
ずいぶんとブログを続けられているんですね。
尊敬・・・。
今さらながらダイ・ハードシリーズを観ている私。
4作品目まで観て、やっぱりこの1作目の凄さには勝てませんね。
またいずれ手に取るであろう1作です!!
なぁ、なんといいましょうか、長いことは長いのですが公私に忙しいことが多くって、よく止まってますから…でもちょこっとづつ映画は観ているのですが…ブログ書く暇がなくなると小鳥頭のせいで書けずに…ということが多いです。
あまり有名な作品になると、周囲からの評判を聞いているだけで観たつもりになるものも多いですよね。(^^;
私も4作目までは鑑賞しているのですが、お気に入りは1作目です。
この作品は、このシチュエーションのお手本になったような作品でしたね。
トラックバックありがとうございました。
あ〜、そういうことだったんですね!
冒頭で聞き逃して、その事を忘れたまま録画を消しちゃって(汗)
それがあのガラスの伏線になっていたとは。ホント細かいところまでよく出来ている作品です。
犯人との駆け引きもよかったし、敵ボスとホリーの間にある緊張感もなかなかでした。
>無線相手の巡査長パウエルだけが彼の行動に理解を示してくれていて、一番ホッとする人でした。彼も過去のしがらみを拭い去ることができてよかったですね。
ですよね〜。正直、ホリー救出のシーンより、彼と出会うシーンの方が感動的でした。
初めてなのにすぐに通じ合うってのが痺れます!
ここで裸足になったこと(ちょっとしたこと)が、いろいろと負担になってしまいましたね。ガラスを抜くところは痛かったです。
犯人の駆け引きでも同じようにちょっとした事、行動や言動から自体が大きく変わることが多くて面白かったです。
>ですよね〜。正直、ホリー救出のシーンより、彼と出会うシーンの方が感動的でした。
>初めてなのにすぐに通じ合うってのが痺れます!
確かに!
私もこういう何も言わなくても通じ合うところってしびれます。(^^)
トラックバックありがとうございました。
こちらからもさせて頂きます。
トラックバックも、この作品沢山ありますね。
本当にこの作品はブルースウィリスを代表する作品となってますよね。
かえるままも、こちらが一番好きです。
想いだし感動に浸ってます・・・・言葉があまり出てきませんが、ブルースウィリスって本当に素晴らしい!って思える作品です。
トラックバックは「フィラデルフィア・エクスペリメント(2012年版)」は入ってましたよ。「ダイ・ハード」にもされたのでしょうか。(^^;
ブルース・ウィリスはこの作品で一躍有名になりましたね。
また髪もふさふさです。(^^)
これは返す返す劇場で鑑賞するべき作品でしたね。うんうん。