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2011年04月11日

チアーズ!

今ある才能を信じ、本能の力を出すために努力しよう!
チアーズ! ― オリジナル・サウンドトラック
2000年(Bring It On)製作国:アメリカ
監督:ベイトン・リード原作:
製作:マーク・エイブラハム、トーマス・A・ブリス、ジョン・ケッチャム製作総指揮:アーミアン・バーンスタイン、パディ・カレン、ケイトリン・スキャンロン、マックス・ウォン
脚本:ジェシカ・ベンディンジャー撮影:ショーン・モーラー
音楽:クリストフ・ベックamazon.co.jpで詳細を見る。

ストーリー
2000年南カルフォルニア州サンディエゴ…ランチョ・カルネ高校のチアリーダー部トロスは、独創性のあるダンスで過去5回も全国チアリーディング選手権で優勝を果たしている強豪でした。
新3年になったトーランス(キルスティン・ダンスト)は、夢にまで見ていたキャプテンになり張り切っていましたが、最も難しいピラミッドである『ウルフ・ウォール』の練習中にカーヴァー(ビアンカ・カジリッチ)が全治3ヵ月の怪我をしてしまいます。全国大会は2ヵ月後、地方予選まで4週間しかありません。
そこでトーランスたちは欠員確保のためにオーディションを行いました。体操部がないために応募してきた転校生であるミッシー(エリザ・ドゥシュク)を迎え入れることになりましたが、彼女は練習風景を見て「パクリ」であると言います。トーランスがミッシーと共に見学したロサンゼルス、イースト・コンプトン高校のクローヴァーの演技は何から何まで自分たちの演技そっくりでした。独創性が売り物だった自分たちの演技は、貧しくて大会に出られなかった高校の演技の盗作だったのです。

すでに予選まで時間のないトーランスたちは、高額なプロの振り付け師にお願いして新しい演技を練習しようとしますが…結果は惨敗。前回優勝校というだけでかろうじて本戦へ進めることに。ミッシーの兄であるクリフ(ジェシー・ブラッドフォード)にも勇気付けられ、トーランスたちは自分たちでオリジナルの演技を身につけようとするのでしたが…。

第18回ブログ DE ロードショー


映画レビュー
まぁまぁ第18回『ブログ DE ロードショー』の推薦作品として鑑賞しました。
今回はいくつかの候補の中から、みんなで投票することによって決定された作品です。

ちなみに私はこの作品は「スパイダーマン」を観ていたときに気になって手に取ったことはあったのですが、まだ鑑賞していなかったのでいい機会になったと思います。ありがとうございました。

いわゆるチアリーダー部とスポーツ部との青春モノかと思っていたのですが、チアリーダー部をメインとして、全国チアリーディング選手権に出場のためのスポコンモノに近いのかなと思います。
定番だと落ちこぼれが必死の努力の末に決勝まで行く(優勝か準優勝の違いはあります)ストーリーですが、今回は全国優勝チームですからちょっと勝手が違います。ただ、盗作疑惑によりチーム自体の力量はかなり落ちているので、同じタイプと言ってもいいかも。

ちょっとエッチな会話や行動もありましたが、全編通してトーランス役をしているキルスティン・ダンストの笑顔がとてもいいですね。実際、かなりの難題が次々と降り注ぐわけですが、それを跳ね飛ばして前へ進むパワーは素晴らしいものがあると思います。そんな彼女を支えているクリフの存在もよかったと思います。
本当は、彼が作った曲が最後のオリジナル曲に使われたりするのかと思っていたのですが。(^^) ちょっともったいなかったかなって思ったり。
やっぱり明るい作品はいいですねぇ。

Number663【ここがいい!】
・上にも書きましたが、なによりキルスティン・ダンストの笑顔がとてもいいです。
・いろいろなチアリーディング中の曲がテンポもよくのれる曲で楽しいですし、なんといっても演技には目を見張るものがあります。初めて高く飛び上がるシーンはびっくりでした。
・エンドロール中はトロスとクローヴァーが混ざって演技していたり、NGシーンがあったりと観ていて余韻に浸れます。
・クローヴァーのリーダーがかなりの存在感。黒人という人種問題も織り交ぜながら、決して白人には頼らない生き方は、トーランスにはまねできないところでしょうか。それでも2人の和解シーンはいい演出だったと思います。未公開シーンでは、この2人のキャプテンが同じ大学に進み、キャプテンの座を争うシーンも入っていました。

【ここは問題かな?】
・トーランスの元彼であるアーロンや、盗作した元キャプテンへのお仕置きが欲しかったですねぇ。特に元キャプテンの行動はかなり問題だと思うんですけど…反省もまったくありませんし。
・振り付けの変更は基礎が元々あったのでできるのかもしれませんが(でもデキは悪かったようです)、さらに優勝までにオリジナルを自分たちで作り上げるには時間があまりにも短すぎたように感じました。それにそれほどの練習をしているシーンもなく…こういうスポコンモノでは技を覚えるまでの激しい修行、各メンバーの苦手としていることなどを克服する肉付けがあり、その結果の集大成を見せるのが決勝戦なのに、意外とそういうシーンがないので、ちょっと感動が薄いんですよね。非常に惜しいと思いました。

【一言いいたいコーナー】
・チアリーダー部とアメフト部との接点が…アメフト部のために頑張っているとは思えない言い回しが多いのには驚きました。チアリーダーって、その部を勇気付けたりするんじゃないのかなと思いますが、演技することだけが前面に出ていたような。そりゃまぁ、勝てないアメフト部にも困ったものなんですけどね。
・続編として「チアーズ!2」大学の話のようですがキルスティン・ダンストは出てきません。「チアーズ!3」はもう一度高校の話ですが、2が1を超えられないというジンクスの例外にはならなかったようです。(^^;
Number663・キルスティン・ダンストは「ジュマンジ」にも子役として登場していますが、わずか5年後にはもう高校生役だったんですねぇ。

コメントありトラックバックです。
たまさんのHR/HM シネマカフェ(たまさん)の「映画『チアーズ! BRING IT ON』
映画鑑賞の記録(miriさん)の「4月の「ブログ DE ロードショー」の感想 / 次回のお知らせ等
子育て 時々 映画(マミイさん)の「これが青春だ!?

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posted by 白くじら at 22:12| Comment(8) | TrackBack(3) | ドラマ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こんにちは。
白くじらさん、復活されていてほっとしました。
先のような震災もありましたし・・

>定番だと落ちこぼれが必死の努力の末に決勝まで行く
これは僕もちょっと変わってるなと感じました

>優勝までにオリジナルを自分たちで作り上げるには時間があまりにも短すぎたように
これも同感です。もうひとつ、盛り上がりに欠けた気がしました。

明るい作品は好感がもてますよね。続編があるなんて知らなかったので観てみようかな〜という感じです。
Posted by たまさん at 2011年04月12日 01:56
おはようございます☆

>全編通してトーランス役をしているキルスティン・ダンストの笑顔がとてもいいですね。

同感です☆
彼女は大好きなんです♪

>さらに優勝までにオリジナルを自分たちで作り上げるには時間があまりにも短すぎたように感じました。それにそれほどの練習をしているシーンもなく…

ここは残念でした・・・。
監督の技量がモノをいうところだと思いますが、
ダラダラと描写されるよりはマシだったと思いました。

全体的には明るくて、
今の時期に見るのが良い作品だと思いました。

今回も告知記事、ご鑑賞、レビューと、有難うございました☆
記録にリンクさせていただきますね〜!
Posted by miri at 2011年04月12日 08:25
笑顔よかったですね〜!
明るい音楽と相まって、最後まで楽しく観られました。

>本当は、彼が作った曲が最後のオリジナル曲に使われたりするのかと思っていたのですが。

これはわたしも思いました!
ちょこちょこもったいないと感じる点がある作品でした。ああいう可愛くてオシャレな女の子たちが汗水たらして努力するシーンがあれば完璧スポ根ものだったんですけど(笑)
Posted by 宵乃 at 2011年04月12日 12:56
こんばんは、たまさん。

半年くらい入れない状態が続いていましたので、年末年始の挨拶も出来ていない状態でした。
またよろしくお願いいたします。

先ほど2を観賞してみましたが、こちらの方がド定番となっていました。
ただ、1の方がはるかに楽しそうですし、爽快感も上ですね。(^^)
やはり続編は1作目を越えられないというジンクスは生きていました。
3作目を観るのが恐いですねぇ。

トラックバックありがとうございました。
こちらからもさせていただきます。
Posted by 白くじら at 2011年04月12日 22:47
こんばんは、miriさん。

キルスティン・ダンストはちょうどTVで「スパイダーマン」が放送されていたところだったので、ますます若い頃を見たという印象が。(^^)

オリジナル開発までの経過描写はおっしゃるとおり、もう監督の力量によるものでしょうね。この部分がしっかりと描かれていると、ラストの演技も生きてきて感動を生むと思います。

今の時期、明るい映画はとてもいいですね。
活力はいただけたかと思います。\(^^)/

トラックバックありがとうございました。
こちらからもさせていただきました。
Posted by 白くじら at 2011年04月12日 23:16
こんばんは、宵乃さん。

テンポがよくあっという間に1時間越えていたことにびっくりでした。

彼が音楽系だと、必ず曲を作ると思っていたのですが…これは別のところで実現してくれてました。(^^)
この作品にはあまり伏線というものがないので、感動にあとちょっと足りないのかもしれません。
Posted by 白くじら at 2011年04月12日 23:27
白くじらさん、こんにちは。
コメントしようと思ってたらその後バタバタしてできてませんでした。
小鳥頭ですみません^^;


>この作品にはあまり伏線というものがないので、感動にあとちょっと足りないのかもしれません。
↑コメント中の言葉ですが、同感です。
爽やかでいい話なのですが、感動ではないんですよね。

でもキルスティン・ダンストの若さはじける笑顔が素敵な作品でした。
Posted by マミイ at 2011年04月18日 15:06
こんにちは、マミイさん。
私もほぼ土日しか動けないような感じですし、携帯でコメント読んでしまうと返信したつもりになって忘れてしまう小鳥頭なので大丈夫です。(^^;

そうなんです。
「やった、できたじゃん!」というのが伏線がないためにありませんから…「すごい!」というのは感じるんです。でもそれは涙を流す感動ではなく、また別の感動なんですよね。

そう、フレッシュな笑顔と行動はとてもよかったとおもいます。

トラックバックありがとうございました。
Posted by 白くじら at 2011年04月20日 20:03
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